vol.212 モザンビークからレポートvol.6


Nampulaに行ってきました!お仕事編

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさま、年末年始はどのように過ごされましたか?私は日本とは一味も二味も違う、夏真っ盛りの冬休みを楽しみました。

モザンビークのカレンダーでは、12月25日のクリスマスと、1月1日の元旦が祝日(今回は両日ともに日曜日だったため、26日も2日も振替休日となり連休!)なだけで、そのほかの日は労働日です。暑いし、何だか年越し感のない毎日でした。ただ、クリスマスと年始だけは、首都の人の多くが田舎の家族の家で過ごすから、首都はゴーストタウン化!シーンと静まり返ると聞いていました。私は両日ともモザンビーク人の友人の家で過ごさせてもらったので、街の様子はわからないのですが、6日の今でも少し閑散としている感じはあります。カレンダー通りと言っても、閉まっている個人店も多いです。

さて、事前に、クリスマスは、24日の夜にお祈りに出かけて、夜通しダンスを踊って過ごし、25日はどちそうを沢山用意して多くの家族や友人を招いて食べる。年越しは、31日の21時くらいに多くの人がビーチに迎い、花火を打ち上げて新年をお祝いし、1日もごちそう!と言われていました。ビーチで年越し?ご馳走って何?と期待を胸に、25日はUtília(ウッティリア)ちゃん宅を、31日、1日はCrionícia(クリオニシア)ちゃん宅を訪問しました。まず何よりも大切なのが、音楽とダンス!イベントの時は料理よりも何よりも音楽が大切と言われていて、DJの質が問われます。どの家庭からも常に大音量の音楽が流され、ふとした間にそれぞれ踊るし、食後も銘々に気持ち良さそうに踊っていました。子どもはお腹にいる時からダンスを覚えると言われていますが、お母さんの踏むステップに身体が揺れ、知らず知らずの間にアフリカン音楽の独特のリズムを身体で覚えているんだなぁと、妙に納得しました。そして、特徴的なのは、「時間」の違いでしょうか。料理の準備を朝から始めて、お客さんが来たらみんなでAlmoço( 昼食)だよ!と言われていたのに、食べ始めたのは25日は16時ごろ、31日は18時を過ぎていました。そして、その準備量の多いこと!5リットルほどの鍋いっぱいの牛肉の煮込みだったり、サラダだったり、フライドポテトも5kgくらいの芋で作った気がします。その他にもフェジャオン(トマトとニンニクで味付けた煮豆)、味付けご飯が両日、両家庭で共通していたものです。そして、Utíliaの家では鶏肉と豚肉の炭火焼き、Crioniciaの家では、ヤギがお嫁さんの実家から一頭送られてきて、屠殺、解体後、炭火焼きやら内臓の煮込みやらを作りました。これは大ご馳走中の大ご馳走。こちらの人は毎日お肉や魚を食べる習慣はありません(経済的な理由にもよります)が、お祝いとなると、お肉料理が並びました。残念ながら、謎の理由で年越しのビーチには行きませんでしたが、家々の庭から上がる打ち上げ花火を見て、豪華に新年を迎えました。