157号(2014.1&2)」カテゴリーアーカイブ

暮らし上手・住 持続可能な暮らし方

01

有機農法からみた循環の捉え方

01【食糧自給】

有機的な生産方法により、自分たちの食料はできる限り自分たちで生産する。または、地産地消のネットワークを持つ。

【住まいや技術】

化石燃料にできるだけ頼らない持続可能なエネルギーを利用する。また、エネルギー消費の少ない生活形態を実践する。雨水や排水の利用、 排泄物や生ゴミ等を資源として活用する仕組みを持つ。

【経済】

グローバリズムよりもローカリズム。地域内の物質循環や地域生活、地域の文化を豊かにし相互連帯を維持するための経済を求める。地域通貨や市民銀行などの新しい経済の仕組みを生かす。

【コミュニティ】

住民間の交流や合意形成、自治力を重視する。また、社会や組織に働きかける力(エンパワーメント)を持つ。

なんか字面が固いですが、たとえば、【食糧自給】の項目にある、有機的な生産方法は、右に記しましたが、すべてが循環しています。循環は自然がもたらすシステムです。

大地があって、太陽があって、水があって、雨がふり、風が吹き…。そういう自然物と自然現象の中で植物が育ち、私たち動物が生きられます。そういうあたりまえなことが意識の中から抜けてしまいがちです。しかし、自然の中で、自然の声を聞きながら、自然と共生していく農のある生活は、自分の生き方を整えてくれる力を持っていると思います。

自然界の物質は、循環を繰り返す

01土壌中の微生物や菌類たちが多ければ多いほど、その土壌は健康である…この点を理解して頂いて、左のイラストをご覧ください。
これは『生物圏における物質の循環』について、わかりやすいようにイラストにしたものです。人間は生きるために様々な家畜(牛・豚・鶏など)を飼い、その生産物(卵や食肉、牛乳など)を家畜たちから得ています。

そしてその家畜たちが排泄した糞を、落ち葉や籾殻などの植物残渣と合わせて、肥料として扱いやすくします。 これが【堆肥とよばれる有機物】です。

この【堆肥】を圃場に散布して耕耘すると、土壌中の微生物たちがそれをムシャムシャと食べることで微生物たちの体内で消化され、再度糞として排泄されます。
また、土壌中の菌類たちがその糞や堆肥を分解して、自然界由来の無機物に変化させてくれます。

窒素】【リン酸】【カリウム】【カルシウム】など、植物が生育するために必要な栄養素はこうして土壌中で作られて、野菜や果樹、 そして健康で生命力に溢れた野菜や果実を人間が食することで、その生命力を身体に取り込み、人の営みに必要な活力を得ることができます。

そして人の営みも、循環を繰り返す

01花卉などの植物がスクスクと健康に育つ元気の源となるのです。
そして健康で生命力に溢れた野菜や果実を人間が食することで、その生命力を身体に取り込み、人の営みに必要な活力を得ることができます。

物質の循環について上記では説明しましたが、下のイラストでは『伝統的な農業の循環』について描かれています。人が生きていくために家畜を飼いながら田畑を耕す際に、家畜の糞と落ち葉や藁などを発酵させた堆肥を圃場に入れ、米や野菜などの作物を栽培する。

人間が農耕を始めてから、何千年も繰り返されてきた【営農の循環】です。いえ【人類の営みの循環】と言い換えても良いのかもしれません。

『The circle of life』
「The circle of life」は生活の循環とも言えますし、人生の循環とも言える。そして生命の循環とも言えます。
この輪の中で生活し、営農し、学び、喜び、悲しみ、愛し合い、そして生きていく。
家族で楽しくゆっくりと美味しい食事を楽しみながら、この輪をちょっぴり意識して生きていく。

有機農業とは、地域の資源である有機物を使用し、田畑の生き物を生態系に沿ってバランス良く管理する。そのことで土壌が健康になり、健康な土が作物を健康にし、健康に育った作物が人々の健康を支える…。
このように、自然界(圃場内)を健康な状態に保つことで、様々な問題を解決する持続可能な生産システムのことです。

『BIO Farm 風の丘農園』農園主・kobaさんより

 


「つくる・みらい」の会 発足!

「つくる・みらい」の会 発足!!

私たちが住む各務原市で、私たちが心地よく暮らすために、暮らしに関わるいろんな問題に意識を向け、自分たちの手に負えない事柄などを行政、有識者、専門家などの力を借りながら解決の糸口を見つけ、みらいをつくっていきたい。そんな思いをこめ「つくる・みらい」。感心ある方、いっしょに「みらい」を創りませんか?

01「つくる・みらい」の会の活動
・定期的に各務原市長と懇談会を持ちます。
ただし市長は超多忙なため日程調整が必要。
♪農業について(無農薬・生ごみを堆肥にし生活の循環を考える)♪子育て支援について♪教育、
福祉について♪環境・エネルギー問題について
♪まち作りについて、などなど。
「つくる・みらい」の会は、さまざまテーマで市長と懇話会をもち、提案や要望を一つでも実現していくために市民の有志が集う会です。
市長との懇談会は、テーマごとに関心のある
参加者で構成します。
・各務原市の市民なら誰でも参加できます。
・特定の宗教、政治団体とは一切関係ありません。

 

「つくる・みらい」の活動報告

01初回は10月2日、子育て真っ最中のお母さん達が浅野市長と初懇談会を持ちました。テーマは「農業」。かねてから、耕作放棄農地が気になっていた Kさん。「市内の放棄農地を市が借り上げ市民に開放し、[生ごみを堆肥にする循環型の自然農]の取り組みをしていただけませんか?」と提言。農政課の方々にもご出席いただいており、コンポストの助成金支給をはじめとし、市民農園の現状などの説明を受けました。最後に、このような会を定期的に持ちたいと要望し、2ヶ月に1回(要調整)開くことになりました。

第2回目は12月3日。今回のテーマは「福祉」。福祉といっても幅が広いので、・医療費のこと・ふれあいバス・障がい者アート展で気づいたことなど、項目別に質問や要望を織り交ぜ懇談会を持つことができました。

医療について:現在、各務原市は中学生までが医療費無料となっています。が、そのせいか、小児科や耳鼻科などはいつも超満員。(季節柄もありますが)無料のメリット・デメリットをあげながら、人が持つ本来の治癒能力を高め、予病、未病への取り組みについて意見交換をしました。ふれあいバス:各エリアで意見交換会が展開されており、便数が多くなることを期待したい。障がい者アート展について:障がいのある人の特性をよく理解するため、障がい者アート展はとてもよかった。ただ、作品が少なかった気がしたので、来年はさらに見応えのある展覧会にしてほしい。などなど。市長と意見交換するのは初めて、という若いお母さんは「とてもいい経験になりました」と話していました。次回は2014年2月の予定です。

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興味のある人は、「つくる・みらい」の会   まとめ役   各務(090-3568-0174)まで。
次回の市長との懇話会の日程が決まり次第連絡をさせていただきます。


話題にしよう「けんぽう」のこと

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おすすめBOOK

01『今だから、日本国憲法』
地湧社 盛 泰寛 編・松尾弌之 解説

人類普遍の理想が主張されている日本国憲法。その精神にもとづいて、重要テーマごとにストーリー性をもたせるよう条文を組み替えたら、散文のような読みやすさが生まれた。改憲論をはじめ、憲法論議が続く一方で、私たちの生活実感からますます遠ざかっていく憲法。いま改めて普通の人たちが自らの判断と行動の基準を憲法に求めようとするとき、身近に学ぶためのテキストとして最適。

 

 

 

 

日本国憲法第2章 戦争放棄の条文。バッグに、携帯ストラップに、さりげなく人目につくよう身につけて!

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ぎむきょーるーむ「小中学生の叱り方あああ」

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● 余裕があるとき、ないとき(息子16歳)
自分に余裕があるときはまず子どもの気持ちを受け止めてから叱るようにしていますが、余裕がないとキーッとなって、感情のままに叱ってしまいます。●つい、ねちねちと(娘12歳・6歳・歳)
最初に大声でいって、あとはネチネチ理由を聞く(反省)。●過激かも(娘13歳・12歳)
どなる、避難する、げんこつ。パンチ。外に出す…。怒らないで、叱ることができたらいいです。

●冷静に叱るとイヤミ?(息子16歳)
思春期には、冷静に叱るとイヤミに聞こえるらしい。「電車に遅れそう」などと、前もって叱ってしまい、タイミングをはずしてしまうことが多い。

● 同時に叱らない(息子6歳)
父親と母親、同時に叱らないように気をつけています。● 感情的になりたくないけど(息子10歳、娘8歳)
感情的にならないよう、しつこくならないようにしたいが、結局、感情的にしつこく怒っている。● 子どもの人格は傷つけない(息子11歳・8歳)
これ以上いってはいけないという一線は守るようにしています。子どもの人格を傷つけるかもしれない言葉とかはいわない。
●過去を蒸し返さない(娘12歳、息子11歳・8歳)エスカレートして、過去のことを掘り返して叱らないようにしています。

●くらべないで叱る(息子6歳、娘4歳)

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● どんなとき、叱られる? (娘12歳双子)
こどもに「どんなとき、叱られてると思う?」と聞いたら「お母さんがしんどいとき」といわれました。

01● 知人にすべて筒抜け?(息子8歳・1歳)
約束の時間までに帰ってこなかったので、玄関の鍵を閉めておいた(ふだんは鍵をかけていない)。インターホンで「開けて?」といったが謝らなかったので、インターホン越しに思いっきりクドクドと叱った。そうしたらたまたま知り合いの人が通りかかっていて、全部聞かれていた(恥)。

● これは大変!(息子7歳、娘2歳)
息子が娘(2歳)に自分のおちんちんを触られているのに、そのままにしていた。娘はただの興味で触っているのに、息子がニヤけていたので、「これは大変!」とその場で叱ってしまいました。もっと穏やかに注意するべきだと反省しました。のちの性教育に影響しないかと心配になりました。

なにを守ろうとしていますか?  大学教員 桜井知恵子

叱る理由って
日本の場合、小学校高学年の親は次のようなことで子どもを叱っている。
① 家のお金を持ち出して買い食い ② 塾やけいこ事をさぼった ③ 12時頃まで起きていてテレビを見ていた ④ 机や部屋を何日もちらかしたまま⑤ レストランで大声を出してふざけた ⑥ 明日テストなのに勉強しない 日本では、子どもが言うことを聞かなかったり、行儀の悪いことをしたり、いつまでも機嫌を直さなかったりする行動に対して頻繁に叱るようだ。しかし、生活自立が不十分だったり、調べ物などで本が使いこなせなくても叱ることは少ないという。
日本では「いうことをきく子がよい子」、米国ではたとえば「他者に対して自己を主張し対等に渡りあってゆける子がよい子」とされていて、文化による違いも大きいのだ。

親はなににこだわっているか

01 毎日いっしょにくらす親子。親がリーダーシップをとっているので、子どもはせかされたり、押しつけられたりする。そうしなくちゃ生活が回らないから、子どもには気の毒だけれどしょうがない。常識に生きる大人と、自由が基本の子ども。だから、ぶつかりあいはあたりまえで、その場面に「叱る」が登場する。
問題は叱り方より、なにを守るために叱っているのかということだ。キレイ好きな人は「かたづけなさい!」を連発するだろうし、ちらかっていても気にならない人は、そこでは叱らない。でも、テストの成績に関しては厳しいかもしれない。つまり、子どもを叱るとは、親がなににこだわっているかということ。
親は自分を観察し、それを知ってほしい。「私は子どもをどうしたいのか、自分はどう生きたいのか。それが、相手にとってはどうなのか」が、そのつど問われる。
あなたは、子どもとのくらしでなにを守ろうとしていますか?そこに目を向けて、叱るということを、親それぞれが自分の生き方を考える絶好のチャンスとしてほしい。


中高生・平和を語る

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11月15日(金)に大垣で『激動、シリアの今』という大垣出身のフォトジャーナリスト久保田弘信さんのお話を聞きました。お話を聞いた中で印象に残ったことを少しずつピックアップしてお話したいと思います。
まずは自由シリア軍の勢力下にある地域の病院でのことです。毎日毎日たくさんの怪我人がはこばれてきて、ドクターは休む暇もありません。また、傷口を洗うきれいな水が足りてません。輸血のために必要な血も足りてません。ドクターは自分の血を取り、輸血に使います。骨を固定するメタルもありません。その辺に落ちている鉄を削って使っている、そんな状況なのです。

01国外に逃れた人たちは難民キャンプの中に住んでいるのですが、その中にも貧富の差があります。さらに、難民キャンプにも入れず、苦しい中生活している人がたくさんいます。
毎日毎日、お墓がたくさん増えていく、そんな状況。みなさんはそんな状況が想像つきますか?私はつきません。また、皆さんはこんなことが世界で起こっていることを知っていましたか?私は知りませんでした。

久保田さんがある一枚の写真をみせてくださいました。私はその写真をみて、家族で避難するのかな?と思いました。そしたら、ちがいました。その家族は「トルコに避難したけれど、トルコでは食べていけない」と言って、危険なシリアに帰るところだというのです。「この写真をみた人たちは99%避難すると思うでしょう。」と久保田さんがいいました。私もその1人です。シリアからトルコに避難するところだと言う説明でこの写真を使いたいという雑誌の編集者の提案に、みんなに嘘はつきたくない、この写真にはもっと深刻な事情があることを伝えなくてはという思いでその写真を使うことを断ったそうです。

01私が話を聞いている中ですごく心に残った言葉がありました。それは、シリアのドクターがいった言葉です。「頼むから、薬ではなく武器(身を守るため)をくれ。」私はこの言葉をきいてとても悲しくなりました。皆さんはどう思いますか?私が率直に思ったのはただ1つでした。「こんな世界でいいのかな?私たちは何をやっているのだろう」私ひとりでは何もできません。これは、日本中、いや世界中で考えなければならないことだと思いました。シリアだけではなく、困っている人たちはたくさんいるはずです。その人たちのためにも、考えなければならないことがたくさんあると、私は思いました。

最後に久保田さんがこのようなことをいいました。「他人事ではない。内戦を止めるために僕たちは向かっていかなきゃいけない。内戦を止められるのが日本人だ。僕たちは一人ひとりがシリアに対する思いをしっかり持たなければならない。」一人ひとりがちゃんと考えれば、いつか平和な世界になるはず!
そう私は信じます。


新米Nurseものがたり-(Vol.19)

01

メキシコ人のおばちゃん

この人はハンティントン病っていう病気で、症状が進んだ今はほとんど自分で何もできない。自分ではコントロールできない筋肉の動きのせいで、ときどきベッドの上で飛び跳ねたりもする。
手も足もクビも口もすべての筋肉がそうで、見ていてもいたたまれない。表情もひきつってるようにみえるけど、笑うとちゃんとわかるし、怒ってるのもわかる。まだかろうじてしゃべれるし、スペイン語しかしゃべれんけど、簡単な単語ならまだ聞き取れる。

このおばさんには、娘さんが5人いて、2人はアメリカにいる。ふつうに生活してて子どもも育て、それなのに病気のせいでだんだんといろんなことができなくなって、ひきつる筋肉のせいで思うように体が動かない。すごいストレスやろうなと思う。

ある日うちがうけもったとき14時間一回もおしっこしなくって困った。ふつう8時間おしっこしないとなると、ドクターに連絡して膀胱がダメージうけないよう、いろいろ手当てをするんやけど、この人の場合とにかく意志疎通も難しいし、水分飲むにも思うように飲めないし、とにかくどうしようかとドクターも困った。
彼女は前の日までおむつで用を足してたから、うちもみんなも、膀胱を自分でコントロールできないんやとばっかり思ってた。だからどうして尿がでてこないんやと、脱水症状なのか、何らかの原因で尿が膀胱にたまったままでてこないのか、膀胱炎おこしちゃったのか。。。となんやらかんやらと考えた。
そのうちドクターが、じゃあFoley catheter(膀胱に挿入するチューブ)を試してみますって、そのFoley catheter のキットをもって患者さんの前にいったら、もうあばれて暴れて叫びまくって、彼女のできる限りの抵抗をした。涙も流してた。足ももう少しで他のナースの顔蹴るくらいやった。それで、これは違う。きっと彼女は拒否してるから、やめましょうっていって、あきらめた。

ふと、患者さんにうちのつたないスペイン語できいてみたら、トイレって何回もいうから、じゃあベッドパン(ベッドの上で尿をたせるような容器)を試してみようと思って、容器をもってった。そしたら、容器をおしりの下に入れた途端に、すっごい勢いでおしっこした。 あ! この人めっちゃ我慢しとったんや・・・ 膀胱のコントロールちゃんとできるんや・・・って気づいた。なんでそのこと考えなかったんやろう、思い込みでみんながみんなIncontinentやと思いこんどった。この人、本当はいろんなことまだできるんや・・・そんときは本当にごめんなさいって反省したし、なんで最初から患者さんにふつうの人のようにベッドパンをオファーしてあげられんかったんやろうって自分が恥ずかしくなった。

それから数日たって、今度はがんとして食べなくなった。
何をもっていっても拒否して、食べなかったし飲まなかった。
それでうちは心配になって、何が好きか何が食べたいかこれまた赤ちゃん言葉のようなスペイン語できいてみたら、メロンっていった。それからフルーツっていった。。。気がした。それで次に働く日にメロンを細かく切って持って行ったんや。そしたらそれまで3日も4日もほとんど飲まず食わずやったのに、いっきに全部たべて、そのあとは病院食も全部たべるようになった。あぁ、新鮮なフルーツや野菜が食べたかったんやなぁ。。。

そのあとまたメロンをいっぱい持って行って、バナナも持って行った。この人すごい勢いでおいしそうに食べたよ。

コミュニケーションもろくにとれずに、自分の体をコントロールできずに、自分の意志とはまったく違った動きをしてしまう筋肉と、一日中ベッドの上で過ごす毎日は、どんなものやろう。そして時がたつにつれて、症状は悪化する。
彼女はそのうち自分で食べられなくなる。そうやって死んでいくんやなぁ。そう思うといたたまれない。

でも、うちはこの患者さんが大好き。

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知的に楽しく学ぶ・遊ぶ・集う Activa

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01私の名前は「村長」です。今年3歳になりました。相棒に「助役」って子がいたんだけど、脱走して行方不明…。きっと今頃誰かにかわいがってもらっていると信じてる。番犬(?)という名目でわたしは引き取られたの。ここは山あり川ありで本当に居心地がいいんだけど、夏はマムシやダニがいるから、用心深く行動してます。でも私、マムシやヘビを発見する得意技で、大好きな飼い主(これから会長と呼びます)さんに褒められます。会長は自然をこよなく愛する人です。53歳で会社を引退し、事業を息子さんにまかせ、自分のやりたいことを実行にうつした人です。これからは社会に恩返しするんだって。人の為になることをしたい!って。それが、小瀬げんき村の開村だった。荒れた山や河川敷を整備し、見晴らしを良くして、掘っ建て小屋を建てた。それだけに留まらず、炭焼き窯、くど、ピザを焼く窯まで造っちゃった。

会長は高山生まれで山育ちです。だから「自然から学ぶことが生きる力になる」ってことが身にしみている。人工物に囲まれた生活はもう嫌なんだって。だから、ここを「田舎の在所」みたいな居場所にしたかったみたい。遊びにきてくれる子ども達のために、最初は遊具を作ったりしたみたいだけど、これだけ自然がいっぱいあるんだから、自発的に遊べる方がいいと思って全部取り払ってしまったの。ここに来る子ども達は果敢に山に入っていくし、夏なんかは川にどぼーん!って泳いだり、魚を捕まえたりする。会長は目を細めて見守っています。

01くどってわかる?薪でご飯を炊くの。「はじめちょろちょろなかぱっぱ」火加減、水加減、手加減…昔は炊飯器なんてなかったから、かまど炊きだったんだよね。今IHなんかがはやってるけど、災害時にライフラインが途絶えたらお手上げだしね。裏山の堅木を切って(間伐)干して薪にして、炭にして、それらを使って煮炊きして、灰になったら土に帰して…。自然物を循環させながら生活することをとっても大事にしているの。そうすると、生きとし生けるものすべてに感謝の気持が自然に胸の内にわいてくるって。

げんき村は、会長がいつも話している三つの幸せのうち「あげる幸せ」をカタチにしたものかなぁ?三つの幸せって言うのは、「もらう幸せ」(生まれて命をもらい、育ててもらう、食べさせてもらうなど)「できる幸せ」(社会人として家族ができる、仕事ができる、自分を活かす事ができるなど)
「あげる幸せ」(人として、社会の恩恵を受けて年を重ねてこられた。その恩返し)( )内は私が会長から常に聞いている話を言葉にしてみました。そんな会長とともに過ごす日々。とてもしあわせな村長です!

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楽観バイアスとは?
楽観バイアスとは「都合の悪い事態は見ない、考えない」こと。災害や事故は他人に起こっても自分の身に降りかかる確率は少ない、と考える傾向のこと。「自分だけは大丈夫」と思い込む楽観的な歪んだ考え方のことです。人は自分の死を想像できないようになっているそうです。そうでないと何をするにも警戒心を抱き、常に緊張状態になりまともに生活できなくなるので、そのような精神衛生を保つ機能が付いてるらしい
▼誤った安心感なのだが、人の精神的健康を保つ上ではプラス。一方、災害への備えを抑制してしまうことにもなり、防災にはマイナスの心理。

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この世に生まれたからには、避けては通れない「死」。なのに話題にしにくいのはなぜか?今生きているのに死を考えるなんて悲観的…そう思っている方は圧倒的に多い。そこで「死」が心理的ストレスにならない考え方や、楽観バイアスを知り、参加者とコミュニケーションをとりながら、最終的に全員の考えをシェアします。

アクティバオリジナル生前準備ノート
『ゼロの昇天』の書き込みレクチャーもありますよ。

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Report平和のつどい「日本国憲法は真昼に輝く星」

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鼓笛隊、子どもたちのユニフォームかわいかったね。でも、軍服じゃん。(笑)

ここ二日ほど私はとても憂鬱だった。それはなぜか、山本太郎さんが園遊会の時に天皇陛下に手紙を渡して大騒ぎになりました。これは大変な罪です。太郎さんは「どうしても伝えたかった。純粋な思いだから、やっていいんだ」と、ということをにおわせています。それでは、テロを許すことにつながります。純粋な思いだったら何をやってもいいのか。心さえ良ければいいのか。ダメでしょう!
山本さんは67万人分の主権者の権力を持って働かなきゃならない。なのに、権力を持たない天皇にお願いすることは憲法を解っていない証拠。山本太郎議員に不敬罪を問うと騒いでいる自民党、維新の会も憲法を解っていない。

今日は憲法のお話しということですが、あえて天皇のことを話そうと思います。怒られるのを覚悟のうえ01で、「天皇制がなくならなければ」という声に対して正直言って私はわからないです。かといって尊崇する?それもわからない…。
平和憲法は根付いてきた。山本さんは天皇に力を貸してと手紙を渡したというが、天皇にそのような力はありません。精神的レベルで、国民を激励したり、ねぎらったりしている。東日本大震災以降、東北3県で寒い中、本当によく訪問されています。
平成17年の歌会始に
戦なき世を歩みきて思ひ出づかの難き日を生きし人々
と天皇は詠んだ。皇族達が詠む歌はロマンチックな歌が多いのですが、天皇はとても抽象的。
「天皇は戦争がお嫌いなんだよね」とおばあさんの感想でした。おばあさんおじいさん達は天皇ダイスキ、戦争ダイキライなんですよ。それが今めちゃくちゃ危うい。
今年、皇后の誕生日に、皇后さまにとってのこの1年、印象に残った出来事やご感想をお聞かせ下さい。という質問に対して、

「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。かつて、あきる野市の五日市を訪れた時、郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員、地主や農民が、寄り合い、討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務、法の下の平等、更に言論の自由、信教の自由など、204条が書かれており、地方自治権等についても記されています。近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」(一部省略)

…五日市憲法を世界文化遺産だと仰っているんです。もし皇后の誕生日以前に、山本さんが天皇に手紙を渡していたら、皇后のこのようなスピーチはなかっただろう。この社会を本気で直したいと思っているんなら、主権者である山本さん、自分でやるべきでしょう。天皇に直訴はNGです。

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ここに「日本国憲法改正草案」(現行憲法対照) 2012年4月27日(決定)という小冊子があります。孫子の代まで自民党をバカにするために一家に一冊用意していただきたい。(笑い)
憲法を変えた国は確かにあるが、どう変えたかが問題。どの国も、憲法を変えにくく変えている。日本の場合96条を変えようとしています。各議院の総議員の2/3以上の賛成…これを1/2に?!論外です。憲法の変え方は、悪い方向(国の都合のいいように)にしてはいけないのです。たとえば、人権を拡げる改憲はOKだけど狭める方向はNG。
憲法の第3章「人権」これはとても大事!!自民党草案は、以下に示すように主権在民ではなくなっています!
現行憲法:公共の福祉に反しない限り…公共の福祉=あなたの自由はどこで生まれる??あなたの自由は私の自由が始まるところで終わります。つまり個人の人権を制限する根拠は、別の個人の人権保障にあるのです。
改正草案:公の秩序、公益に反しない限り…これはヨコの関係じゃない。まったく上から目線ですね。(編集部より:憲法の話しと現行憲法対照はP-19にも掲載してあります)
ダグラス・ラミスさんの『憲法は政府に対する命令である』この英語文を読むと面白いですよ。
We Japanese People …と始まるんです。私たち日本国民は、って誰が主語かはっきりしている。自民党の改正草案は、つねに日本国は…ではじまる。これは憲法ではない。国が国民を守ってやる?家庭を大切にしろ?よけいなお世話だって、そう思いませんか?今やるべき事は憲法改正よりも、まずは原発事故の収拾に全力を注ぐべきでしょう。
政治家に憲法を変えられる前になんとしても守らないと!!
人権を制限するような改憲はあり得ません、これは廃憲です。

「ふるさと」という歌、いいですね。でも3番の歌詞
♪志(こころざし)を果たして?♪の「て」を「に」に変えましょうよ。

01♪いつの日にか帰らん♪
♪山はあおきふるさと♪
♪水は清きふるさと♪

「君が代」も「民が代」がいいですね。
「きみがよ」の「き」を「た」に変えましょう。
主権在民ですから。私、一字替えダイスキなんですよ。
(文責・にらめっこ)

 

 

 


カタコトの部屋   自然派ママたちの座談会「おやつをつくろう!」

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おやつの工夫あれこれ

Rさん うちは幼稚園から帰って来た時に、今日は何を作ってくれたの!?って楽しみ に帰ってくるので、作ることも多いです。でも、子どもがラムネ菓子が大好きなので、 作り方を調べてみたら、も?う!私には無理!って思って(笑)。私は基本的に混ぜて 焼くだけとか、簡単なものは作りますけど、それ以外は市販です。買うのも本人の楽 しみの一つになっているし、いいかなって思ってます。
Sさん  上の子が生まれた時から卵アレルギーだったので、それがきっかけで動物性の ものをあまり入れないおやつを作るようになりました。でも、それがなかったら多分 普通の物を買っていたと思います。
Tさん うちは朝「これを作っておくからね」というとすんなり保育園に行くから(笑) 作っています。マクロビを始めてみたら、お菓子作りでも泡立てとかがないのですご く簡単なんですよ。材料を混ぜて、オーブンに入れて焼くだけとか。最近この子に手 がかからなくなって来たというのもあって、おやつは時間がある時やごはんのついで に作ったり、何もないときは芋をふかしておいたりしています。子どもも、そういう おやつを食べていたら、最近はイベントなんかでお菓子の詰め合わせをもらっても、  そのときはわーい!って喜ぶんだけど、一口食べて「もういい」みたいな感じで。あ あやっ ぱりそういうふうに舌ができてるのかな、ってちょっと嬉しく思ってます。

01Aさん うちの子はイベントのお菓子を心待ちにしている(笑)。でも、 スナック菓子と かたくさん食べた後は、唇がまっかっかになって、 腸の調子が悪くなったり、体が痒くなったりとか下痢したりする のね。お菓子も作るけど、おにぎりもおやつに時々作るよ。「はーい、 おにぎり作ったから食べて」って出すと、すごい勢いで食べちゃう。
Aさん 家でにぎったおにぎりっておいしいよねぇ。
Rさん この間「おかゆパン」を幼稚園で教えてもらって作りました。余っ たさつまいもご飯をおかゆにして、そこに小麦粉とお水入れて焼くだけ。さつま芋も 入ってて、子どももおいしいってパクパク食べましたよ。

おやつの甘みについて

Kさん 私は、以前はおやつを作っていたんですけど、面倒だし、この季節はよくもら うから、果物やお芋が多いです。市販の物を買う時は、白砂糖が入ってないならOK。 材料の表示を見て、「砂糖」って書いてあったら白って思う。てんさい糖だったら絶対 てんさい糖って書くよね。
Tさん 私自身が、どんないい砂糖でも摂りすぎると頭が痛くなるんです。りんごのケー キを焼く時でも、りんごとレーズンだけでも十分甘いから砂糖は入れないの。それで 慣れてくると市販の物は甘すぎて、だんだん頭が痛くなってきちゃう。だからどんな いいお砂糖でもとり過ぎは良くないのかな、って。
Rさん 子どもにも甘いものはあまり食べさせないですか?
Tさん 市販のおやつだったら醤油や塩だけのせんべいとか。やっぱり内部からの刺激 はちょっと気をつけたいから。でも、子どもも友だち関係とかあるから、あまり神経 質にならずに、せめて家の中では減らそうかな、という程度です。
Aさん 私もてん菜糖より黒砂糖の方が好きだし、砂糖にもいろいろあるからその時の 気分で使っているけれど、基本甘いお菓子っていうのはあまり作 らないなぁ。りんご煮ただけっていうのでも甘くなるもんね。
Sさん 砂糖については、人それぞれ言う事が違うんですよね。 メイプルシロップならいいような気がしていたけど、メイ プルは外国産で地産地消でないから良くないとか。砂糖は 全部ダメだという考え方もあれば、てん菜糖なら北海道産 で、寒いところで採れるから身体を温めるからいいとか。

01Aさん でも、てん菜糖は農薬を使うものも多いらしいよ。
Tさん 遺伝子組み換えの心配もあるし。
Aさん あと、ほうれん草と一緒でシュウ酸が強いとか聞くけど、考えてると食べるも のがなくなってくるんだよね。
Sさん きりがないよねぇ。
Aさん きりがないよ。
Rさん いろんな説があるけど、家族が喜んで食べてくれるならある程度摂る事はいい かなって思うんです。もちろん、なるべくいい砂糖を選ぶようにはして。
Kさん あれもダメ、これもダメって思いながら食べたくないよね。

駄菓子がいけないわけじゃないないけど・・・

Rさん 話は変わりますけど、お友達とおやつ食べる時はみなさんどうしてますか?う ちは幼稚園のお友達と急遽遊ぼう!となったとき、普段はこだわっているお母さんが 多いんだけど、急に決まるとみんなで食べるようなおやつがないから、そのへんで買 う事になりがちで。
Tさん うちはそういう集まりのときのために、自然食品のお店でお菓子を買っておいて るの。みんながそれぞれ持ち寄るから、うちだけあまり気にしてもしょうがないんだけど。
Kさん でも、そういう身体にいいおやつがあることを知らない人もいるから、持って 行く事で知らせることになるし、いいよね。

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暮らし上手 -住「持続可能な暮らし方とは」

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01有機農業、ローカルな暮らし、ペースダウンした生活、多様性を大切にしたエコロジカルで持続可能な生き方は、少なからぬ数の人々が何年も前から言い続けてきたこと。機械化され、時間に追われ、競争が余儀なくされる社会では、大量生産による単一文化を企業がコントロールしています。工業文明とは、エコロジー的に持続不可能な社会の姿なのです。
複雑になりすぎた社会をもっとシンプルに、大きくなりすぎた人間のエゴを持続可能な大きさに戻していきましょう。

社会コストの視点で見る 「食とくらい」に対して「環境」を見る場合

社会コストとは私たちが知らない間に払われている、社会全体が負担する、社会がうまくいくために必要な費用のことです。私たちはいつも生活する上で結局なんらかの形でこの社会コストを負担しています。
食べ残しも実は大きな負担で、多い時は半分くらいがゴミになってしまう。またゴミの分別を面倒だと無分別に出すと、回収後の分別コストが大きく膨らんでしまうのですが、それは全て行政負担となり税金が使われます。

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変化を恐れることなく、自身とユーモアと感謝の気持ちを持って日々暮らしていきませんか。  (食と位の環境経済学より)

かつては「今の人間が地球を荒らすと未来の自分の子孫が酷い目に遭う」という感じでしたが、現在では「今日の私が地球を荒らすと近い将来の自分が酷い目に遭う」というように自分自身の問題になってきています。これは、環境容量に対して人間の影響度はかなり大きく過剰になってきたため、影響が出るタイムラグが短くなってきたからでもあります。

持続可能とは…地球の再生産の力の中で最大の恩恵を受けて利用して生きていくことだと思います。
そのためには、少ない資源で最大限の恩恵を長期に受けられるようにする技術も必要でしょう。現在少なくとも世の中はそのような流れになり始めていると思います。昔は自動車はパワーがあるほど性能がいい、ガソリンの使用量がどれだけでもいいというところでしたが、現在はいかに燃費がいいか、いかに限られたガソリン使用量の中で最高の性能を引き出せるかということが、技術進歩の目標になってきています。

具体的な取り組み  (地球レポートより)

「持続可能な社会」とは、2050年には90億人になるといわれる世界の全ての人が、「生活の質」を向上(もしくは維持)しながら、それでいて地球上の有限の資源を賢く循環させている社会のことです。

ストックホルムの南東にある美しい水辺の街、ハンマビー・ショースタッド臨海地区。
「持続可能」というコンセプトに徹底的にこだわり、環境負荷を1990年代の中ごろの半分にすることを目標にしています。
その目標に基づいて、土地利用、交通、建材、エネルギー、水と汚泥、ゴミ等について、それぞれに明確なゴールを数多く定めています。

01たとえば、ほんの少しだけ例をあげると、土地の利用では「春と秋に少なくとも4-5時間の日照がある中庭スペースを15%以上確保する」、交通手段では「80%の住民が公共交通もしくは徒歩、自転車での移動をする」、エネルギー利用では「全ての暖房は、余熱もしくは再生可能エネルギーを利用する」、水に関しては「1日、ひとり100リットルの削減」、ゴミに関しては「80%の食品廃棄物を肥料、もしくはバイオエネルギーのために提供」……などなど、どれも具体的で、しかも野心的な目標ばかりです。

エネルギは都市に眠っている

01都市人口が増えれば(生ゴミやトイレの数が増えるほど!?)、バイオガスの原料も増えるというわけです。また、バイオガスの組成は天然ガスと同じくほとんどがメタンですから、純度を高くすれば、すでにある天然ガスのインフラを全て使うことができます。実際ヨーロッパでは天然ガス網上に200以上のガス補給所があり、550万台のガス車が走っています。このインフラを使ってバイオガス車を増やしていくことが可能なのです。

ここでは、その処理の過程でメタンガスを取り出し、バイオガスを作っています。つまり、下水処理場であると同時にエネルギー会社でもあるのです。作られたバイオガスは家庭で使うガスとして供給される他、ストックホルム市内を走るバスなどの公共交通の燃料として使われています。日本でも家庭から出る年間の生ゴミの量は1000万トンにもなります。そのほとんどが、燃えるゴミとして出されて焼却されているわけで、これはもったいないですよね。バイオガスの資源だと考えれば、生ゴミの見方も変わります。

持続可能な未来を選択する

「◎◎しなければならない」というルールではなく、「持続可能な社会」を目指すための多用な選択肢が用意されている、というのがスウェーデンの印象です。つまり、スウェーデンの人々は誰かから強制されて義務感で持続可能な社会を目指しているのではなく、主体的に未来を選び取っている感覚があります。

 


暮らし上手 -医・食「デトックスで体内浄化」

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さまざまな不調には「毒」大きく関係している!

01基本のデトックス
① 朝食前とお休み前に、コップ1杯の水を飲んで、腸を動かす。
② 食材の選び方と食べ方で、デトックスの基礎をかためる。
・よくかむ・やさいは流水でよく洗う・肉や魚はいったん湯通しする。
・薬味をたっぷりとる・デトックス食材をたくさんとる。
③深い呼吸で、体と脳にたまった毒を追い出す。
④汗腺やリンパ腺を刺激して全身から
毒を溶かし出す。

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ガーリックオイル:炒めもの、サラダ、あえもの、活躍度NO.1
・にんにく…3?4個(粗みじん切り)・オリーブオイル…1カップ・塩…小さじ1と1/2
◆ 煮沸した瓶に材料を入れ静かに混ぜ合わせる。密閉して保存。オイルが少なくなったらつぎ足して。
オニオンビネガー:ドレッシングやマリネ、刺身などの付け合わせにピッタリ
・玉ねぎ…大1個(皮をむき薄くスライス)・酢(玄米酢などお好みで)…300ml
◆ 煮沸した瓶に材料を入れて混ぜ最低1日はおく。
ハーブオイル:パスタ、肉や魚のソースに、トーストにかけても美味
・ハーブ(バジル、パセリ、セルフィーユ、タイムなど)…合わせて100g・にんにく…1かけ・塩…小さじ1/オリーブオイル…1カップ
◆ ハーブはよく洗い水気をしっかり拭き取る。ハーブとにんにくは粗みじん切り。煮沸した瓶にハーブと塩を入れ、上からオリーブオイルを注ぐ。菜箸でかき混ぜ全体になじませる。

どうすれば毒を体から出すことができる?

特定の毒には特定の成分が「ひっつき虫」(キレート成分)のように働くことがわかってきました。毒を捕まえ動かなくする、そして出す。体外へスムーズに出すためには、水や食物繊維、運動やマッサージなどが効果的。体の「出口」をいつもスルーな状態に!
毒の出口である排泄物の代表選手は、尿と便。汗も、尿とは別の毒を排泄してくれる大切な出口。お風呂や運動などで代謝を良くして、いい汗がかけるよう気を配りましょう!

髪の毛で毒の汚染度が一目瞭然!

01髪の毛は、体の状態を記録した履歴書と同じ
毛髪には血液中のミネラル成分がつねに排出されています。尿や便、汗や爪なども排出物ですが、尿や便はサイクルが短すぎて『たまり具合」がつかめません。その点、ゆっくりと排出される(伸びていく)髪や爪、とくに髪の毛がチェックしやすい。毛髪検査は電話やインターネットで簡単に申し込めます。

メディカルブレイン03-5537-6019


I’m Challenger 画家・吉野 公賀さん

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僕のたからもの

僕は子どもの頃に野球をやっていたのですが、当時の監督やコーチからいただいた言葉が宝物となって、今でも僕を支えてくれています。監督からは「やれば出来る!100%の結果より100%の努力!」、「『夢』を見ろ!『夢』を追え!そして最後に『夢』をつかめ!」。
コーチからは「努力に勝る天才はなし」。
夢は見るだけでもわくわくするし、それがモチベーションにもなる。そして夢をつかむために努力する、それ自体が素晴らしいことですよね。
僕の仕事というのはある意味、夢を語るというか、そこが最も大事な部分だと思うんです。叶う叶わないという前に、まず夢を持つということが大切だと思うんです。

直感力を信じる

01建築士を目指して就職した1年目、23歳のときです。緑内障という病気で、右眼の視力が失われていきました。そのとき瞬間的に思ったのが「絵を描きたい!」ということ。同時に「できそうだ」という直感も閃きました。
それまで建築の勉強はしていても、絵の勉強は全然していませんから、技術はもちろん、やり方も分からないし、人脈も何もないんですけど、なんかできそうな気がした。とにかく美しい絵が描きたいというだけで、画材屋さんに行きました。お店の人に「絵が描きたいので道具を買いにきました」と言うと、「じゃあキャンバスがいるよね」「筆もいるね」「何で描くの?きれいな色だったらアクリル絵の具というのがあるよ」と教えてもらいました。
そうやって絵を描いていこうと決めた頃、ふと入った雑貨屋さんで一枚のポストカードが目に留まりました。そこには夏目漱石の「草枕」(*註1)という小説の冒頭の部分が書かれていました。暗唱できるほど、何回も何回も読んで、僕の心の中にずっと残る言葉となりました。
今って暗いニュースがたくさん流れている、住みにくい世の中ですよね。「草枕」は100年以上前に書かれた本ですが、その当時は日露戦争がある頃なので、もしかしたら、今よりもっと住みにくい世の中だったかもしれません。これからも住みにくいと思う事は多いでしょう。だからこそ自分が描いた絵が、人の心を豊かにするとか、観た人の心を癒すとか、ちょっとでも生まれてきて良かったなとか、そういうことを感じられる時間をつくっていくことができたらいいな、と思うんです。
絵に限らずアート全般そうなんですけど、一見世の中になくても生きていけるように思われがちです。でもそれが存在するのは、やはり人間が生きていくうえで必要だからじゃないでしょうか。人の想いがあって、それを何かしら形にしたものが絵であったり詩であったり音楽であったりするのだと思うんです。

自分は自分

01 絵を描き始めてからも決して順調ばかりとは言えませんでした。自分のやっていることがうまくいかなくて悩んだときもあります。そういうとき、自分の親がどんな人生を歩いてきたか、自分がどう生まれてきたのか、気になり始めました。
おじいちゃんが戦争で命からがら帰ってきたこと、父と母の生い立ちや出会いなど、僕が生まれる前の家族の歴史を知ったとき、それまで当たり前のように感じていた自分の命が、実はとてもありがたいことなんだと気付きました。奇跡の連続だったんじゃないかと思うくらいそれは衝撃的だったのですが、同時に、妙に落ち着いた気持ちになって、「ああ、自分は自分でしかないから、他人の人生を歩めるわけではない」と思えてきたんです。
それまでは、同じ世代の作家がチャンスをつかんで出世していくのを見て、「なぜ自分はああいうふうにできないんだろう」と思っていた。でもそれは、他人の人生を歩もうとしていることなんだと気付かされたんです。
子どものころ、毎週野球の練習場まで送迎してくれたのは父でした。両親が一生懸命応援してくれたおかげで野球を続けていくことができました。自分一人が頑張っているんじゃないし、頑張れるのも周りの人がいて、そういう環境があったからなんですね。

リセット・出会い・覚悟

2年前の34歳のときには、10年くらい画家として築いてきたものを捨てた時期がありました。自分なりに一生懸命頑張っていたんですけど、うまくいかないことが続いて自分らしさを失い、絵をだんだん嫌いになっていくということがありました。たぶん常に上を上を目指してやってきたので、必要以上に背伸びをしていたんでしょうね。その疲れがもう許容できないくらい溜まってしまった。
それで、「もういい!今までやってきたけど、これから先はリセットして一からやり直そう」「これが最後になってもいい!」そういう気持ちで個展を開催しました。
不思議なことに、その気持ちが新たな出会いを生みました。
横浜の画廊さんが目を留めてくれたんです。そのときは、自分がこんな気持ちでやっていても相手に迷惑をかけることになりかねないし、正直、眼の病気のこともあったのですが、丁寧にお話をしていく中で「一緒にやっていきましょう」ということになり、今に至っています。
有難いことに絵を描き始めた頃から様々な方と出会い、応援していただいているのですが、そうした良縁の積み重ねのおかげで、今でも画家として活動を続けることができているんです。
振り返ると、節目節目に良い出会いに恵まれてきました。投げかけられた言葉や印象的な出来事は、そのどれもが僕の大切なものとして心に響いています。

 

 

0-にらめっこよしのとものり◆プロフィール

視覚障がい者としての壁を越えようとする画家として、各地で個展を開催。国内外での展覧会にて作品が買い上げられるなど、ファンやコレクターからの支持が順調に広がっている。現在、横浜元町の画廊 「フジムラコンテンポラリーアート」 の所属作家として、更なる飛躍を目指して活動中。

【作品テーマ】“人=樹 to 命” “光=希望”
人の命や人生そのものを樹木に例え、奥深い愛の力と、困難に立ち向かい希望へと辿り着く姿を描き続けている。
いつ失明するかわからないという恐怖の中、今見えるわずかな光の大切さを実感。今の吉野でなければ描けない絵のスタイルで表現の追及をしている。