各務原市市議会議員選挙の投票日は
2月26日(日曜日)
どの候補者が各務原市の将来を考えている?
どの候補者が市民の声に耳を傾けている?
よぉ〜く考えて大事な一票を使いましょう。
お金というものは人間が作ったものですから、それがないと生きていけないということはないはず。お金があることでみんなが幸せになるんならいいんだけど、どうも今の社会を見ていると、いろんなトラブルの元になっているのはお金なのかなあって思う訳です。
大事なものは決まっているし、優先しなきゃならないものはお金があろうとなかろうと、同じじゃなきゃおかしいんじゃないかと。そういうふうに考えると、何が正しいのか、っていうのが見えてくる気がする。お金があるからといってその判断が変わってしまうのは、私はおかしいと思うんですよ。
物々交換からお金の歴史が始まった、みたいなことになっていますが、物々交換もしないほうがよかったんじゃない?だって別に必要な人が必要なものをもらって、あげられる人はあげられるだけでいい。それに見合ったものをくれっていうのはおかしいんじゃないかと・・・。で、もしその交換という概念がなければ、お金というものも必要じゃなくなるんじゃないかと思うんです。ただ、これはとても都合の良い考え方かもしれませんけどね。
お金が悪い訳じゃないんです。「交換する」ということが必要なら、同じ価値を決められているお金は確かに便利かもしれません。だけど、せっかく人間が作ったものなのに「貯める」ことができるようになったあたりから、お金を持っている人と、持ってない人とのあいだに、たいへんな差が生じてしまった。
お金って人間でいうと血液と一緒で、回さなきゃいけない。ひとところに溜まっていると病気になってしまう。
それから、預ける、貯める、利息がつく。それもおかしいですよね。預けとくと増えちゃうんですから。で、借りた人は逆に利子が生じ元金より多く返さなくちゃならない。そうするとどんどん、どんどん貧富の差が広がってしまう。その辺が不公平というか、貧富の差をつけるためのシステムなんじゃないかな。でも、それも人間が作ったことですから、やめてしまえばまた違う性質を持たせることだってできるんじゃないかな、と思うんです。
私は昨年、定年まで3年ありましたが退職しました。お金のいらない世界を想像しなかった頃の私は、とにかくお金持ちになりたい、いっぱい好きなものを買って、大きな家に住んだり、高級な車に乗ったり、贅沢な生活がしたいなあと思っていたんです。だけど、私の考えているお金のいらない社会は、誰もがなんでも持つことができて、大きい家に住もうと思ったら住めるし、いい車に乗ろうと思ったら乗れる。もしお金が存在しない社会だったら、私は自分が住むのにちょうどいい大きさの家、乗るのに都合のいい車、それでいいじゃない、と思ったんです。まさに「足るを知る」ですね。
科学とか技術面では確かに進歩して来たと思います。いろいろ失敗しながら進んでいくのが人間かなあと思いますけど、ここで経済っていうのも限界が来たんじゃないかと思いまして、仕組みを考え直すなり、なんらか手をうたないと良くないなぁと思うんです。
そもそも人間がつくったものを最初からありきで考えてしまうと、根本的なところから考え直せない。間違った方向に当然のように進んでしまっても、それでいいと思ってしまいがちになるんです。そこで私は軌道修正をしたいと思いました。
お金のいらない社会なんて、荒唐無稽な話しかもしれませんけど、想像してみるってことが必要かなと。自分の心の中に作るのは勝手ですからね。それで、基準が自分の心の中にできると、この混沌とした、何が正しいのか分からない社会でも、判断基準ができるのではと、私はそんなふうに思います。
お金をちょっと横においといて物事を考えてみる・・・自分の考えを整理するのに役立つんじゃないかな、なんて考えております。あまり堅苦しく考えずに、そんな想像を巡らせてみるなんていうのもいいかな、今回のお話しをそういうきっかけにしていただけたらなぁと思っています。
インタビューで…
2003年にこの本を出版した頃から、こういう活動を始めました。最初は三人で寸劇をやっていて、落語の形にしたのは2009年くらいからです。落語は習ってはいません。ただ、好きなのでよく聞きに行ったりはします。プロの落語を見て、なんかまねできないかな、とかよく思ってますね。
ぼくの本は2人の会話が多いので、落語だったら独りで2人の会話ができるから合ってるかなと思って。それと、普通にずっとしゃべっていても聞いている人が飽きちゃうし、話しに入りにくいかなと思って。そんなことで落語という形にしました。
お金のいらない国っていう突拍子もない内容なので笑わせることが目的じゃないので、落語といっても「笑い」は意識して作ってないですね。ただ、何度か聞いてくれた人のなかには、そんなに笑うか!?っていうくらい笑う人がいるんですよ。ぼく、あんまり受けるのには慣れていないんで、あんまりうけてもやりにくいですね、変なもんで(笑)。ただ、聞いてくれた人につまらなかったって思われたら嬉しくはないけど、あり得ないだろって思われるのは、いいんです。想像さえできれば、その人の中ではだいぶ変わるんですよ。現実、自分以外の周りがどうであろうと、そういう世界が想像できるってことが大事なんだとぼくは思いますね。
話しの途中でも言いましたが、お金は「ない」という前提で今の世の中の問題を考えると、じゃあどうしたらいいのか、という本質的なことが見えてくると思うんですよ。それには、まず自分の中が変わるってことが大事じゃないかなと思って。最初からあり得ないことって考えもしないと、それ以上イメージはふくらまないし、変わるって事は望めないんですよね。
7月17日(日)「谷汲赤い電車まーけっと」にて
お金のいらない国シリーズは、お金の存在しない世界に迷い込んだ青年が、そこに暮らす人々とのかかわりの中から、お金とは何か、仕事とは何かに気づいていく物語。一人ひとりがこの社会の異常さ不自然さに気づき行動を起こせば未来は変えられる!第4話では「所有」という観念の不思議さを「お金」だけではなく、人間関係の制度とも絡めていてユニークな内容。
著者/長島龍人 『地球村』出版 900円+税 ※ネット通販をご利用ください。
長島龍人(ながしまりゅうじん)1958年、東京生まれ。
武蔵野美術大学卒業後、広告代理店入社。2015年退社。
2003年、「お金のいらない国」を出版。以後、寸劇、落語、歌などを自ら演じ、理想社会のイメージを伝えている。現在は名古屋市在住。
お金のいらないシリーズは現在4巻出版され、仕事、生活、結婚制度、病院の役割、学校や教育のありかたなど多岐にわたっている。
HPは「人間って何だ?」で検索!
「赤い電車ま~けっと」毎月第3日曜日 鉄道模型運転会、マーケット&ステージ
開催会場:谷汲昆虫館(旧 名鉄 谷汲駅)〒501-1311 揖斐郡揖斐川町谷汲徳積1412-1
電話:0585-56-3833(9:30~16:30)(月曜及び月曜祝日の場合は翌平日 休館)
ミツバチやアリの群れは、いわば巨大な「脳」にあたるという。そしてその仕組みにはリーダーがおらず、極めて民主主義的な処理がなされているという。
ミツバチやアリは女王バチや女王アリという名称から、女王がリーダーだと思われがちですが、彼女らは繁殖に専念しており、群れの宿命を決定することはありません。 分蜂のように群れ全体の運命を決める際、声高に自己主張するリーダーもいない。だが彼らは、新たな営巣地を巧みに選び出すことができます。
「リーダーのいない民主主義」はありえないように思えます。リーダーが決断をしなければその集団はさまよい、何も選べずに結果的に滅びてしまうのではない か、と。しかしミツバチは特定のリーダーをもたず、多様な意見を述べ合って、しかも合意形成する仕組みをもっています。どうしてそんなことが可能なのでしょうか。
分蜂の際、新しい営巣地を探す探索ミツバチは等しく自己主張をします。しかし「しつこく」主張はしません。「いい場所があった ぞ!」と何度か激しく尻振りダンスをした後、ダンスをやめます。別の探索バチが確認しに行き「確かに良い」と報告するに任せるのです。
探索バチが1匹で「いいぞ」と言っても、他の探索バチが「そうでもないよ」と報告すると、その候補地を支持するハ チはいなくなります。真に優れた候補地だけが、支持する探索バチの数を増やしていく。もっと優れた場所があとで見つかったら、あっさりそちらに傾く。最良の判 断が可能なんです。
人間の場合、しつこく自己主張する人がいるとその意見に流されやすくなったり、リーダーの自己主張が激しいと、 それに反する意見を述べにくくなったり・・・逆にリーダーの判断におべんちゃらを述べるメンバーが増えて、間違った決断をしてしま うことになりかねません。が、ミツバチにはそれがないのです。
ミツバチには異論反論を自由に述べることが保証されています。そして自分の主張をいつまでも曲げずにしつこく続けるものもいません。意見に触発された探索バチ が「確かにあそこはいいよ」と報告し、その数が定足数に達すると「じゃあそこで決まりだな」と群れ全体で合意が取れ、一斉に移動を始めます。
ミツバチのこうした意志決定を、『ミツバチの会議』の著者・シーリーは大学の教授会運営に活かしています。いたずらにしつこく自己主張する人がいると判断がねじ曲げられてしまうので、あらかじめ全員一人ひとりの意見を聞くことを前提とし、議論を重ねることで成功しているといいます。
ある意見が提出されたら「今の意見をどう思いますか」と一人ひとりに尋ねると新たな視点を加える有益な意見が出されます。多種多様な意見が出たところでまた意見を引き出すと、ステージを一つ上がった議論が可能になり、合意が醸成されていくのです。
ハーバード大学の白熱教室はこれに近いスタイルをとっています。教授は自分の考えを押しつけず、できる限り多様な意見を引き出す。新たな意見が出るたびに新たな視点が加えられたことを喜び、さらに深化した議論を進めるのです。
ミツバチから学ぶ民主主義より
人間は一見、養蜂という技術でミツバチを支配下に置いたようにも見受けられますが、実はミツバチも巧みに繁殖に都合のいい人間と出会って長
い年月を生きのびてきた昆虫ではないかと思います。ミツバチと人が共生し、自然界の一動物として人がもう少し謙虚に生きたなら樹木や草花は目的を持って、生き生きと果実を実らせ、開化し、蜜を流し、この先のみらいの地球を多彩にあふれた情景に包まれることを約束してくれるに違いありません。<ミツバチの大地パンフレットより>
BOOK紹介
民主主義のプロセスとは何であるかを考える知恵がつまっている。たとえば、討議の初めにリーダーが行うべきことは「集団の繁栄にみんなが関係している」と気付かせ、「問題の範囲、解決のために使える資源、手順の規則」など中立的な情報を与えることだ。その後「リーダーが集団の考えに及ぼす影響をできるだけ小さくする」ことで「自由に質問ができる雰囲気を作り出し」「疑問や異議の表明を奨励」することこそ重要なのだ、と。なぜなら「集団が選択肢を探す能力は、一個人の力に勝る」から。
ここで集団とは同じ方向を向く人々のことではなく、選択肢を可能な限り拡(ひろ)げることのできる、アイデア集団のことを意味する。その選択肢を必ず表現することで情報を共有し、もっとも優れた結論を出すことができる。著者が挙げている正反対の例は、ブッシュ大統領による2003年のイラク侵攻決定である。リーダーを喜ばせようと、周囲が早すぎる合意をした事例だという。ミツバチから学ばねばならないほど、今や人間は、多様な解答を探ることをしなくなっている。
書評・田中優子(法政大学教授・近世比較文化)より
Thomas. D. Seeley 52年生まれ。米国コーネル大学教授(生物学)。片岡夏実訳、築地書館・2,940円
DVD紹介
イフホーム監督の祖父との記憶やミツバチへの愛情を織り交ぜながら、現在、人間の活動が地球の多様な生命のみならず自らの存在もおびやかしている現実を紡ぎ出す。それらは鋭い文明批判でもあり、小さな「いのち」を通して、自然と人間の持続可能な関係を問いかける必見のドキュメンタリーである。
2012年ドイツ、オーストラリア、スイス合作
「リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒しする」。参院選で与党が大勝したことを受け、安倍首相はそう表明しました。国が財投債という国債を発行して調達した約3兆円を、長期間、超低金利でJR東海に貸し付け、2045年の大阪延伸を早めようというのです。
リニア計画は、JR東海の「全額自己負担」を前提に国が認可したはず。「公費の投入は話が違う」(7月25日付毎日)、「リニア延伸 前倒しに壁」(7月26日付読売)。メディアも疑問を投げかけ始めました。
アベノミクスの目玉事業にリニアが躍り出た今こそ、私たちは冷静な目を持ちたい。今回は、岐阜県内のリニア工事で、ウランが掘り出される恐れのあることについてお伝えします。 ジャーナリスト 井澤 宏明(各務原市在住)
立ち退き240件
リニア中央新幹線の品川―名古屋間286キロのうち岐阜県内を通るのは55.1キロ。88%の48.6キロがトンネル、6.5キロが高架や橋などです。
JR東海から用地交渉を請け負っている県によると、リニア建設による県内の立ち退きは、住宅や倉庫などの建物約160件。さらに、岐阜県駅へのアクセス道路となる濃飛横断自動車道(中津川工区)建設による約80件が見込まれています。
測量が進まないと正確には分からないそうですが、多くの住民が、長年慣れ親しんだ住宅や土地を離れざるをえないことになります。
人形峠の悲劇
県内のリニア工事では、東京ドーム10杯分を超える約1280万立方メートルの残土が発生すると予想されています。
リニアが通る瑞浪、御嵩の地中には、国内最大の埋蔵量といわれるウラン鉱床群があります。万が一、放射性物質であるウランが掘り出されると、ラドンガスが発生して空気中に放出され、それを吸った人が肺がんなどにかかる恐れがあります。
ウラン埋蔵量が東濃地方に次いで多い岡山・鳥取県境の人形峠。1950年代から60年代に行われた採掘で野積みされてきたウラン残土に、住民は苦しめられてきました。人口100人足らずの地区で11人ががんで死亡し、うち6人が肺がんの犠牲になりました。
小出裕章・元京都大学原子炉実験所助教は、約1000人の鉱山労働者のうち約70人が肺がん死すると予測しました。
「掘ってみないと・・・」
JR東海は「(リニア)計画路線はウラン鉱床を回避している」と説明しています。その根拠として、旧動燃(動力炉・核燃料開発事業団)が1963年から87年に行った約1400本のボーリング調査で、ウラン濃度を確認し、ウラン鉱床の位置を把握していることを挙げています。
旧動燃のボーリング約1400本のうち、リニアルート近くに位置しているのはわずか6本で、ルートをすべてカバーしているわけではありません。JR東海の言い分が正しいのかどうか、旧動燃を引き継いだ日本原子力研究開発機構東濃地科学センターに尋ねてみました。
「ウラン鉱床を回避しているとはいえる」。電話取材に応じた職員はJR東海の言い分を認めながらも、「ウラン鉱床と呼べるほどの規模ではないものはあると思う。そういうところは、実際に掘ってみないと分からない」と話しました。
ルート上に高放射線量
ウラン鉱床以外でも高放射線量。そんなデータが今年2月と3月、市民団体が行った調査で観測されました。ウラン鉱床を避けているはずのリニアルート上で、ウラン鉱床よりも高い放射線量を記録したのです。
毎時0.341マイクロシーベルトの最高値を観測したのは、御嵩町次月のリニアルート上、品川から245キロ地点。2月の同じ日、国内最大規模の月吉鉱床内と周辺計4か所で測定した結果は、0.3マイクロシーベルト未満でした。
この調査を受け、市民団体「リニアを考える岐阜県民ネットワーク」はウランやラドンガスの再調査を要請。これに対しJR東海は「(品川から)245キロ地点については、これまで実施した調査から、ウラン鉱床ではないと考えている」と答えました。高放射線量の原因については、ウラン成分が含まれる花崗岩が地表に露出していることを挙げています。
調査メンバーの「多治見を放射能から守ろう!市民の会」代表の井上敏夫さん(67)は「放射線量からみて、リニアルート上はウラン鉱床より安全だとは言えない。地下にほぼ同じレベルでウランが存在し、ウラン残土が出る危険がある」と警鐘を鳴らしています。
JR東海は今秋にも、ウラン鉱床に近い瑞浪市の日吉トンネル南垣外工区の工事に着手するとしています。
残土被害、過去にも
残土が住民の生活に被害を与えた例は、県内にもありました。可児市で2003年、ため池のマスなどの魚が大量死し、この水を使っていた農家がその年の稲作を中止したのです。
東海環状自動車道の建設工事で出た黄鉄鉱を含む残土を、上流の谷筋に埋めたことが原因でした。
JR東海の柘植康英社長は記者会見で「(日吉トンネルの)施工にあたっては、ボーリング調査などで地質の状況を確認しながら掘削する。掘削中の放射線量、排水中のウラン濃度を把握し、慎重に対応していく」と述べています。
しかし、県内のリニア工事では、基準値を超えるフッ素や水銀が2012年から14年の事前調査で検出されていたにもかかわらず、JR東海が県に報告していなかったことが今年2月になって明らかになりました。日吉トンネル予定地周辺に住む男性は「(地元とJR東海では)危機意識のレベルが違う」と不安を隠せません。
放射能汚染は、発生してからでは取り返しがつきません。
ウランを掘り出さないという確証が得られ、住民に十分納得のいく説明ができるまで着工はしない。それがJR東海の最低限の責任ではないでしょうか。
前回の「防災ピクニック」で、日頃の「防災」についての取り組みが大切と、しみじみと実感したママたち。被災した時のことを想像すると、いろんなことが気になります。そこで、自らの「防災力」をUPすべく、6人のママが集合!
防災グッズをつくってみたり、体験してみたり。
今回は、その中から気軽に挑戦しやすい「身近なもので子どもをおんぶ!」と「レジ袋でつくろう!簡易おむつ」をご紹介します。
どちらもちょっとしたコツがあり、いざという時に急にやってもなかなか上手にはできません。みなさんもお友だちと練習してみませんか?
これらのテクニックを身につければ、非常時だけでなく日常でも重宝しますよ♪
災時こそ、避難・配給に並ぶ・物資を運ぶなど、小さな子どがいても両手を使いたいもの。
そこで、おんぶ紐がなくても、身近な物で子どもをおんぶする練習をしました。
《用意するもの》
兵児帯、晒し、スカーフやブランケットなどをつなげた1本の紐(4mあるとよい)
《手順》
1.紐の真ん中を子どもの背中に当てる(赤ちゃんは寝かせて。立てる子どもは立って)
2.子どもの両脇の下を通して、胸の前で紐を合わせて持つ
3.子どものお尻に手を添え、紐を胸ぐらを掴むように持ち、同じ目線になるまで子どもを持ち上げる
4.子どもを背中に背負う。(子どもの手が大人の肩に乗るくらいの高さで背負う)
5.一まとめにして持っていた紐をそれぞれの肩にかける
6.肩にかかっている紐はあごで止め、右肩にかかっている紐を子どもの足の付け根~お尻に回し、自分の左脇の下を通して前へ持っくる
7.あごで止めていた紐と、左脇の下を通した紐を交換して、同じように子どものお尻を包み、右脇の下へ持ってくる
8.きゅーっと紐を引っ張り、子どもと自分の背中を密着させる。
9.左脇を通した紐を、右肩紐の下を通す。反対も同様に通す(胸の上で紐をクロスした状態)
10.胸の上辺りで紐を結んで完成!
※肩への紐の食い込みが痛い場合、紐の幅を広げ、肩をすっぽりと覆うようにする。紐の幅を広げることで、乳腺の圧迫や肩こりの予防にも。
※この方法は、胸の上に結び目がくるので、胸が強調されません。
※紐だけでは不安という方は、バスタオルや服を背当てになるように挟みましょう。
※ゆるいおんぶはNG!子どもが隙間から落ちたり、紐が首に引っかかることもあります。
※最初は手伝ってもらいながら練習しましょう。
・輪おむつをたすきにかけて、子どもを座らせたらあ〜ら、スリングに早変わり!
・晒し、兵児帯でのおんぶは3才15kgまでも背負うことができるんですって!
《用意するもの》
大きめのレジ袋、布(タオルや晒しなど)、はさみ
《手順》
1.持ち手の端と袋の両脇を切って開き、その上に清潔な布をおく
2.布の上に子どものお尻がくるように寝かせ、背中部分にある持ち手をお腹の前で結ぶ
3.もう一方の持ち手を持ち上げ、お腹を覆い、結んだ持ち手の下を通して胸の方へ出す
4.余った部分は下に折り返す
※いくつかの結び方がありますが、動き回る子どもが使うと、どれもほどけてしまいました。その場合はガムテープで固定するなどの工夫をしましょう。
参加ママの感想
★普段の生活の中で、身近にあるものを見て「これもおんぶ紐につかえるかも!」と考える視点が生まれました。
★止血や防寒、手ぬぐいやマスク、避難時のロープとして、燃やして着火剤として様々な使い道ができる。晒し、すごい!
★実家で使わない兵児帯発見!防災リュックや車の中に常備します。
★頭で分かっていても、災害時は気が動転してしまうと思うので、みんなで実践、練習できたことがよかったです。
★すぐにはうまくできなかったので、やってみることが大事だと実感しました。知っているだけでは、災害時に実践できないだろうなと感じました。
おすすめBOOK
4コマですぐわかるみんなの防災ハンドブック
もしもの時に役に立つ防災の知識や知恵を4コマ漫画で紹介しています。サッと読める4コマ漫画に目を通しておけば、いざというときにすぐに行動できそうです。
草野かおる 著/渡辺 実 監修
ディスカヴァー・トゥエンティワン/出版
子育てコミュニティ toco toco
一宮市を拠点に活動する子育てコミュニティ。子どもと働く、助産師とのつながり、食べることは生きることの3つの柱を基盤に、砂糖や膨張剤を使わないおやつ作り、農薬や化学肥料を使わない野菜作り、自然な子育て学び合い会など開催。子どもへの関わりを通して、各世代が繋がり、それぞれの役割を発揮できる地域社会を目指して。活動案内はfacebookで紹介しています。 http://www.facebook.com/tocotocodream
問い合わせ tocotoco.enjoyhug@gmail.com
今後のtoco toco
9/10(土)防災camp @一宮市
9/5,12 オーガニック子育てお話会 @一宮市
9/29 ゆいのわ市親子ふれあい広場にて兵児帯学び合い会、姫トレなど企画 @犬山市 さら・さくら
10月アイマルシェ、一宮市本町商店街おいち祭りなどに参加予定
高校で音楽を勉強している私は、2年生の時、修学旅行の行き先が沖縄ではなく、高校3年になった今回、初めて沖縄へ行ってきました。目的は大学のオープンキャンパス、しかもひとり旅でした。
初めての沖縄
8月1日から3日間、沖縄の大学のオープンキャンパスに行くために沖縄へ行ってきました。 沖縄へ行くのは初めてでした。
私がその大学に興味を持ったのは、「自分がやりたいことができる!」という理由でした。この大学は、沖縄のことが勉強できる日本では数少ない大学のひとつでもあります。学校は沖縄らしい建物で、裏手に首里城が見える、とても素敵な所でした。
私がこの大学に興味を持った後で、元アメリカ兵による女性の拉致殺害事件が起こりました。この事件のことを知るにつれて「そんなイメージの沖縄へ行くのが本当にいいのかあ?」と思ったこともありました。空港に着くなり迷彩服を着たアメリカ兵らしき人を見て、そんな経験は初めてだったのでビックリしました。でも、初めて行った沖縄は、「本当にそんな悲惨な事件があったの?」「今でも基地の問題などたくさんあるけど、本当?」と思うくらい平和な沖縄でした。
初日は沖縄探検
空港から出るなり、空気が全然違っていました。最近の沖縄に関するニュースから想像していた沖縄とは正反対で、とても明るくてビックリしました。
1日目はオープンキャンパスの前日で特に予定もなく、一人で沖縄を探検しました。沖縄と言えば海、最初はビーチに行きました。想像していたとおり、青い空と青い海がとってもすてきでした。帰りにパイナップルを買いに寄った道の駅のおばちゃんは、「県外から来たよ」って伝えたら、いろんなことをたくさん教えてくれました。沖縄の人はみんなフレンドリーで、誰もが気軽に話しかけてくれるし、いろんなことを教えてくれました。人と人との距離感がとても近く感じられました。
次に国際通りに行きました。そこは観光客がたくさんで、いろんなお店があって楽しかったです。
でも、宿に入って見たテレビのニュースはほとんど基地問題でした。とはいっても、今騒がれている高江のニュースを見ることはできませんでした。それなのに、半日かけて探検してきた沖縄は「本当に沖縄で問題が起きているの?」って思えるくらい平和で、どこを見てもきれいな景色、オレンジの瓦屋根の沖縄らしい家、何もかもが不思議に思えました。
沖縄がすっかり好きになりました
オープンキャンパスはとっても充実していて、2日間が瞬く間に過ぎてしまいました。
オープンキャンパスが終わってからも夜の飛行機まで時間があったのですが、暑さに疲れてしまって大学近くの首里城に行くのがやっとでした。その後、空港に戻って沖縄そばと海ぶどうの夕食を食べ、飛行機に乗りました。
こんな3日間だったのですが、沖縄と、大学がすっかり好きになった3日間でした。最初は不安だった沖縄一人旅ですが、最後には逆に帰りたくなくなってしまいました。
行く前に持たされてしまった悪いイメージの沖縄と、帰ってきてからの沖縄のイメージは正反対になってしまいました。
私が出会った沖縄の人たちはみんな明るく、とっても親切でした。でも、そんな沖縄が激しい地上戦に巻き込まれ 今でもたくさんの米軍施設を抱えて、たくさんの米兵がいる……とても不自然だし、不思議だなと思いました。
しかし、考えてみれば沖縄は沖縄の人たちのものです。私が今回見ることができた「今の沖縄」があるのは、一人一人が自分の街を思い続けて大切にしてきたからじゃないかなと思います。
沖縄は同じ日本です。
もっともっと沖縄に興味をもち、たくさん学ばなければならないことがあると感じました。
タガメ
各務原や岐阜市近辺では水田のヒエなどの除草の際によく観られます。体長の3倍近い大きなオイカワ(コイ科に分類される淡水魚の一種)を抱え込んだタガメを見つけたときの感動が今でも忘れられません。7月末に、関市で行われた無農薬栽培の水田での観察会では何頭かの成虫、幼虫を子どもたちが捕らえ、喜んでいました。
里山の生き物が生息し続けるには、餌になるカエルや小魚などが繁殖できる自然豊かな池や沼、水田それに続く水路系が必要です。タガメが生き続けられる環境こそが、豊かな里山の生態系が残っている証拠です。長良川システムが世界農業遺産の指定を受けました。今こそ防草シートで覆われた森や農地、コンクリートで固められた小川を、自然に満ちあふれた里山に変えていかなければなりません。
タガメは、半翅(カメムシ)目 コオイムシ科に分類される大型の水生昆虫であり、日本最大のカメムシの仲間。環境省 絶滅危惧種Ⅱ類。
体長は50~65mm。体は褐色。メスのほうが大きく、前足は鎌状で先の部分に鋭い爪があります。肉食性で、鎌のような前肢を使って魚やカエルなどを捕らえ、針状の口を突き刺して消化液を流し込み、溶けた肉を吸い込む体外消化という方法で食べます。刺されるとても痛いので要注意。前翅は、一見硬い甲羅のようですが、翅を広げて数キロメートル飛行することもできます。飛行は繁殖期の夜間に限られると言われ、里山にある運動場の夜間照明に集まる事でもその事が分かります。
成虫で冬を越し、6月に産卵。卵は稲などの茎にまとめて産み付け、オスが保護します。写真の卵は稲の茎に産み付けられたものですが、なぜか卵を守るオスは見られず残念でした。
最強の水中昆虫・タガメ
日本最大のカメムシでありながら、臭くない水生昆虫・タガメ。少年時代絶対捕まえられなかった虫ベスト3には必ずランキングされるという強者。肉食性で、魚やカエル、他の水生昆虫などを捕食しますが、その食いっぷりがすごい。
写真・三輪芳明(みわよしあき)プロフィール 1952年 関市生まれ。仲間と岐阜県では絶滅したと考えられていたコイ科の魚類ウシモツゴを発見、人工的な大量繁殖させ野生復帰に成功する。岐阜・美濃生態系研究会 二ホンミツバチ協会 日本チョウ類保全協会。
小学4年生の頃まで飛騨の萩原というところに住んでいて、両親の薦めで書道の先生に個人指導に来ていただいていました。楽しいというより、いたずらしたい思いがありおかしかったですね。その先生は私の手を持って筆使いを教えてくださるのですが、ふるえている。書道の時間が終わると母がコップ一杯のお酒をお出しするとピタッと震えが止まって。その先生に永字八法とかを徹底的にたたき込まれました。5年生になり岐阜に戻り、寺子屋のように多勢で習った時の先生はまったく違う指導でした。一つではないと言うことを知りました。県・市展などの受賞は大人になってからも続ける自信を育んだかも知れません。
漢字の始まりは甲骨文字ですが、三千数百年溯ります。その形はとてもシャープで、数多くある象形文字は絵画的です。それをモチーフに省略・デフォルメを加え作品を作ったりします。表現は伝わることが大切という意味においては、書も絵画も境界はありません。先入観をなくすこと、限定しないことだと思います。様々のジャンルの人たちとの交流により、表現の幅を拡げてきた。文字やことばを題材にするとは限りません。紙に筆を使ってばかりではありません。セメント上に墨を使う作品を10年以上作っていますが、この仕事の時は戸外で風・大気を感じながら「私」を通して何が生まれるかをたのしむ。抽象的なものですが、現代建築空間に合うため用いていただけます。場合によっては、段ボール、ビニール、不織布も用いてきました。
様々な場面で何か選択をせまられ迷った場合は、積極的な方を選ぶ方が道が開けると思います。多忙にはなりますが、追い詰められた時に、創作のヒントが見つかるという経験を何度もしました。美しく図太い作品が望みです。
今、漬けた梅を干しているという遠藤さん。ご実
家の庭で22キロも採れた。その梅干しを編集部にもお裾分けをいただきました。(おいしい!)取材中も天候が気になってと、ときおり空を見上げる。一見おっとりした雰囲気を醸す遠藤さんですが、実はせっかち。創作にはその性分がしっかり生きています。存在感のある書がアートな空間をつくる個展は見応えがあります。
ノディヤル・ツエタさん(各務原在住)rishikesh出身
コンニチワ!
エンジニアの夫の仕事の関係で夫婦で来日して7年がたちます。娘はこの春から市内の幼稚園に通っています。毎日よく遊んでいて、すごくいいですね。インドでは幼児期から勉強が始まります。私もそうでしたが、アルファベットや数字、覚えることが多くてとてもハード。幼児には遊ぶことが大事だと思っているので、娘はハッピーと思います。
私と夫は肉や魚は食べないベジタリアンです。宗教的な理由とかではないので、娘はチキンなど喜んで食べていますよ。インドは大きな国ですから、エリアによって食べ物の嗜好が別れますね。私たちの住んでいた北部はあまり肉を食べないようです。私は日本のうどんとおにぎりが大好きなんです。とくにおろししょうゆうどん!!お出汁がないものです。
宗教と言えば、日本には神社やお寺が多いですね。私は毎週土曜と日曜日には、近所の神社に行きます。合掌してお参りすると気持ちが落ち着くんです。インドも日本と同じように、木や山、水など、自然にも神が宿っていて、本当にいろんな神さまがいます。そして、お寺では常にキャンドルに灯がともっています。
日本の風習、例えばお正月のしめ飾りを飾り、それをどんど焼きで燃やすとか、そういうものが珍しく、とても面白いです。
7年も日本にいて、暑いのは平気なんですが、未だ冬の寒さには慣れません。でも、初めての日本の冬に見た人生初の雪には興奮しました。ところが、冬に続いて春の桜にはもっともっと興奮しました!とってもキレイですね!
四季のある日本での生活をこれからも楽しみたいです。
公共放送にのぞむもの
岐阜市文化センター内の喫茶店・ベリーファームで、先日「きょうの料理・NHKのピリ辛ソース炒め」という楽しいトークショーが開かれました。元NHK記者・太田維久さん、元岐阜新聞記者・高橋恒美さん、元メ~テレの野原仁・岐阜大学教授、それに『にらめっこ』三上編集長という豪華メンバーで、私が司会。グルメ講習会ではなく、最近“政府寄りのニュースが目立つ” “人気の国谷キャスターをなぜ外したのか”などと、何かとギモンが多いNHKのニュースを料理してみようという趣旨。お店の自慢料理やワインもいただきながら、満席の参加者たちが口々に、最近の報道への感想や批評を繰り広げました。NHKのみならずマスコミの政府への忖度や自粛の風潮、選挙報道の減少、議論を避ける傾向、高校での政治教育の制限、メディア教育やネットワークの大切さなど意見は多方面に及び、果たしてNHKは必要か?との究極の疑問も出て、熱気ムンムンの中で時間切れに。
今丁度、そのNHK会長の選任の時期です。籾井勝人会長は、おととし1月の就任会見でいきなり「政府が右ということを(NHKが)左ということはできない」「従軍慰安婦はどこにでもあった」と発言したり、この4月の熊本地震関連の原発報道で、「当局の公式見解を伝えるべきだ。いろいろな専門家の見解はいたずらに不安をかき立てるだけだ」と指示するなど、問題になってきました。NHKは日本の基幹的な公共放送局なのに、そのニュースが政府発表に偏っていては、国民が正しい判断をできないわけです。戦時中の一方的な「大本営発表」が日本を破滅に導いた苦い経験をふまえ、現在の放送法第3条は、「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない」と定め、また第4条でも「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」としています。さまざまな観点から報道する「公正・公平な報道」は、民主主義を掲げる国々のジャーナリズムに共通の考え方です。
NHKの会長は経営委員会が決めますが、経営委員を任命するのは首相です。その候補者は、政治家や財界人、総務省の官僚たちのブラックボックスの中にあります。アメリカの多くの公共放送の経営委員は、立候補と選挙で選ばれますが、NHKの役員も受信料を負担する視聴者・市民が参加できる「透明なプロセスと明確なルール」で選ばれるべきでしょう。岐阜からも会長希望者が立候補すれば、NHKも少しは身近になってくるのでは?
『ドキュメント「みなさまのNHK」』
津田正夫・著 (現代書館 2,200円+税)
「内なる権力」にあらがい振り回されながらも、報道のあり方を追求してきた著者。時系列で1人称で綴られるその内容はNHKの体質を浮き彫りにしている。読書中何度も「NHKよ、お前もか」と思うと同時に第三部「市民が紡ぐもうひとつの公共放送」に希望を見いだせる。メディアで発信する側、受ける側、両サイドの人に読んでもらいたい一冊。
つだまさお・プロファイル
1943年金沢市生まれ。京都大学卒業後1966年~1995年NHK(福井・岐阜・名古屋・東京)で報道番組の制作・開発に従事する。その後東邦学園短大、立命館大学でメディアやジャーナリズムの在り方を教えたり、全国の市民メディアをつなぐ仕事に携わる。ぎふメディアコスモスの中から発信する市民による市民のための放送局「てにておラジオ」代表。
女性が変われば街が変わる!そう信じて、お母さんを中心に「つくる・みらいの会」が発足しました。
政治に関心を持たなかった世代が、とある市政報告会に出席したことをきっかけに、山中氏と出会い、「市民の役割と責任」に気づいた。愚痴や不満を言うだけではいけない。関心を持とう!それをみんなに伝えたい!対話をしたい!いろんな意見がであって、新しい価値観が生まれる。そんな対話集会の第2弾です。
主催:つくる・みらいの会
市民参加型のワークショップ
最初は寸劇「ある日の各務山市議会」。
各務原市議会を初めて傍聴した「つくる・みらいの会」会員。その時に感じた議会の様子をパロディ寸劇にした。「実際に市議会ではどんな討論が行なわれているのか、ぜひ、自分の目で見てほしいです」と代表の古川さん。
続いて前松坂市長 山中光茂氏の基調講演「市民の役割と責任について」
まちづくりとは、市長や行政に任せきりにすることではなく、市民の一人ひとりが市政に関心を持つことから始まります。誰が市長になっても、市民同士で、市民と行政で、対話を重ねていくことが大事。当たり前の幸せや普通の行政って、なくしてしまって初めて気がつくことが多いんです。
各務原市の未来を思い、今日、500円払ってまでもここに150人もの人が集まった。これは各務原市の大きな進歩だし、こういう集まりはこの街の宝だと思います。この輪をどんどん拡げて、みんなでまちづくりを考えて対話をしていきましょう。
と、自らの経験を交えて力強く語りました。
次にグループ討議
参加者は15のグループに分かれ、各務原市の現状に感じていること、住み良い街づくりのために、自分にはどういうことができるのか、などを話し合いました。
・ 航空自衛隊の基地が存在することに誰も何も言わない、でも、自分は防音してある家に住むなんて不自然なことだと思う。これからも声をあげていきます。
・ 長年各務原市に住んでいるが、こういう集会は初めて。これからもどんどん会を開いてほしい。
・ 何も困ってないし、毎日楽しく暮らしている。今回、新聞記事を見て、「各務原市に縁のない山中さんを市長にという声が出るのはなぜなんだろう」と思って参加した。
・ 学童の民営化、障がい者利用施設の廃止、稲田園の廃止…いろんことが、知らないうちに決定されていく。私たちは当事者なのに、突然聞かされてびっくり。でもみんな決定したことはしょうがないよね、という感じ。
・ 自分がもっと勉強していく必要性を感じています。そうでないと、仲間を増やしたくても人に何も説明できない。
・つくる・みらいの会のリーフレットに『議会ウォッチングツアー」がありました。そんなこと考えてもみなかったけど、山中さんの「市民の役割と責任」のはなしを聞いて、1回みんなで行こうと思いました。
・市庁舎のことも、決まってから知った。決まる前に知るにはどうしらたいいんだろう?
・情報は自ら求めていくべき。市は広報に書いてあるというだけ。
多様な意見交換ができ、有意義な集会となりました。
三年先の稽古
相撲の世界のことばに「三年先の稽古」というのがあります。これは相撲だけではなく、受験勉強や日々の身体づくり、経営(企業、自治体、国家など)においても言えそうです。「石の上にも三年」といいますが、三年というのは大事な指標となるのでしょう。九重親方(元横綱・千代の富士)には、「いま強くなる稽古と、三年先に強くなるための稽古と、両方をしなくちゃならない」という名言があります。難しいけれど、人は“いま”と“未来”の両方を鍛えないといけないのですね。剣の達人・宮本武蔵は『五輪書』のなかで、「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」と書いています。鍛錬(たんれん)とは千日を超えて、万日(約三〇年)も必要なのですね。元気がないように見える日本ですが、いまがふんばりどころです。大事なのは、暮らしを持続可能なものにゆっくり変えていくこと。そして、古き良きものを活かし、地域の宝を活かし、新しい考え方、新しい発想、新しいアイデアを加え、すてきな贈りもの(モノやコト、システムなど)をこの地から周囲に届けていくことです。
「パンとサーカス」を超えて
古代ローマの詩人は「パンとサーカス」ということばで世に警鐘を鳴らしました。パンとは小麦粉を、サーカスとは見世物を指します。それらを与えられた人々は何も考えなくなり、ついには滅びていってしまいます。新聞や書籍など日本のメディアで、この「パンとサーカス」のことがよく登場するようになり、気になってきました。いま日本が古代ローマと似ているからだそうです。「パンとサーカス」で国が亡びるなら、その逆をいけばいい。単純な私はそんなことを思いました。実家の田んぼや畑、市民農園ですこしでも汗をかいてみよう。サーカスもいいけど、課題先進国・日本においては、山積した課題をそれぞれの得意分野や協働ですこしでも解き、後世の負担をすこしでも減らそう。世界中が「パンとサーカス」と同じ方向にあるいま、滅びないために私たちは「パンとサーカス」とは真逆の道を歩んでいかないといけないと思います。私たちの生き方や暮らし方、働き方の転換が急がれます。
※半農半Xとは・・・半農は環境問題、半Xは天職問題(どう生きるか)を背景とする。持続可能な農のある小さな暮らしをベースに、天与の才を社会に活かす生き方、暮らし方。ex.半農半漁、半農半大工、半農半看護師、半農半カフェ、半農半絵描き、半農半歌手、半農半鍼灸師、半農半カメラマンなどなど。
塩見直紀(しおみなおき)半農半X研究所代表
1965年、京都府綾部市生まれ。20年前から「半農半X(エックス=天職)」コンセプトを提唱。半農半X本は中国語訳され、台湾、中国にもひろがる。著書に『半農半Xという生き方 実践編』など。
共同生活の中で、自由な生活を模索
それぞれが自分のリズムで生活できるようになる。
パラダイスワンでの仕事は生活そのものです。畑、料理、掃除、土地の手入れ、建築、これらを仕事だからと思ってやると、時間に迫られたり、何かを得るためにやることになる。ここでは、それぞれの人が自分がやりたいからやる、この場所に必要だからやるというスタンスを意識しています。
週休2日制・一日8時間の労働。これは当たり前のようになじんでいますが、本来の自分たちの生活リズムなのだろうか?
私たちは、そこからすこし自由になろうと、それぞれが自分のリズムで、日々のタスクをこなしていけるようにしています。
もちろん、週ごとのスケジュールは作りますが、その週のタスクのこなし方は、個人しだい。チームでやらなければいけないタスクは、そのチーム内でスケジュールを作るようにしています。
この生活の仕方を理解するまでに、時間がかかる人もいれば、すぐ溶け込む人もいます。これは自分たちが経てきた生活の仕方から、新しい生活の仕方へのスイッチする過程です。日々が練習だと思っています。
この考えを元に生活を共有していると、ストレスがありません。それはスタッフのあいだに上下関係がないのも大きいのですが、時間的拘束から自由になるということ。簡単に聞こえますが、段階を経てどう自由になりたいのかを、それぞれが考えていくことが大事だと思います。
※taskタスク[名詞]1 (一定期間内にやるべき)仕事、課業、学業、任務、務め、
自発的に請け負った作業
PS. 最近の畑事情。。。。動物と畑で共存について、まだまだ奮闘中です。
畑はいろんな生き物がたくさんいるね。共存・・・
最近引っ越してきた人は、アボリジニの血縁の人で、狩猟は結構当たり前。だけど必要な時に必要な分だけいただくようにしてるって、ちゃんと動物とコミュニケーションして、食べてもいいか聞くんだって。でも、最近ワラビーがよく畑に来るようになって、ブロッコリー、カリフラワー、ソラマメ、インゲン豆etc…新芽が出たとたんに食べられてしまうけど、うちらが食べられる分の野菜も採れてる。
でもやっぱりフェンスを作った。
うちらが野菜を作るから、ワラビーの数がふえているらしい。
最近、狩猟についてちょいちょい議題にあがる。個人的には、それより、ネズミ対策にちからを注ごうよって感じ。。。。。集団生活だから、
それぞれの意見を聞いて、フェアな結論を出していこうと思う。で、最近の対策は、ソーラー電池電飾を飾って光で対応する。唐辛子スプレーをまく。胡椒をまく。とりあえず、これが効くと聞いた情報は、なんでも試そうと思っています。効果がありますように。。。。be free
第9回 続・続「農薬」について
ラウンドアップ規制の流れ
『にらめっこ』165号で、国際保健機関の下部組織、国際がん研究機関が除草剤ラウンドアップの有効成分グリホサートが人間で発がん物質である可能性が高いと分類したと書きました。グリホサートは除草剤ラウンドアップ以外に、多くの安価な除草剤の有効成分です。人間の調査や動物実験でがんが起こることが分かっています。
『にらめっこ』171号では、国際がん研究機関がグリホサートを発がん物質として分類した後の、世界の動きをお知らせしました。主な動きは次の通りです。英国領バミューダやスリランカではグリホサートを含む除草剤の輸入や販売の禁止し、コロンビア政府はコカインの原料となるコカ栽培を妨害するためにグリホサートを散布していましたが、中止しました。
錯綜した欧州連合の動き
グリホサートをめぐって米国やニュージーランド、コロンビアなど世界中に複雑な動きがあります。特に欧州連合の動きは注目されています。
欧州連合でグリホサートの免許は6月に切れます。欧州連合はグリホサートの免許を認可するか否かで、意見が鋭く分かれています。欧州連合の行政機関、欧州委員会はグリホサートの免許を15年間とすると提案しました。4月、欧州議会はグリホサートの免許再認可に関し、再認可期間を欧州委員会が提案した15年ではなく7年間とし、グリホサートを一般人が使えなくするなどの厳しい使用条件をつけると決議しました。その後、欧州委員会はグリホサートの免許期間を15年から9年と短くし、免許更新を再び提案しましたが、欧州委員会の常任委員会はグリホサートの認可更新を認めません。グリホサートの免許が失効する直前の6月、欧州委員会はグリホサートの免許を18ヶ月延長しました。欧州連合加盟国は7月に委員会決定を認めましたが、公園や運動場ではグリホサートを使用に厳しい条件がつきました。決定過程で環境グループが大きな影響を及ぼしました。
近くの農薬散布が不安な場合
世界中で問題になっているグリホサートを、化学業界は塩より安全と不謹慎な宣伝をしてきました。時と共に、グリホサートのように発がん性などの毒性が明らかになることがあります。これでは自分の周辺で農薬散布がされると不安になるでしょう。農水と環境の両省は「住宅地における農薬使用について」という通知を出し、不安に応えようとしています。不安な時は通知を良く読んで下さい。通知はインターネットで簡単に検索できます。その重要な内容の一部を示します。私の知っている方は、畑の蔓草に除草剤を塗布する時でさえ、周囲の方に声をかけています。
「公園、街路樹等における病害虫防除に当たっての遵守事項」
・草木を植える時は、病害虫が発生しにくい植物を選ぶ
・定期的農薬散布をやめ、早期発見により、捕殺(ほさつ:捕まえて 殺す)など物理的方法で 対応するように「最大 限努める」。
・やむを得ず農薬を 使う場合、農薬の塗布など散布以外の方法を活用する。
・やむを得ず散布する場合は最小限にし、健康に影響が少ない微 生物農薬などを選択する。
・散布農薬が飛散しないように努める。
・事前に周辺住民に農薬散布の日時や使用農薬などを、時間的余裕を持って広く知らせる。
・周辺に学校や通学路がある場合、散布時間を配慮し、学校や保護者に広く知らせる。
・農薬使用者以外の人が散布区域に立ち入らないようにする。
「住宅地周辺の農地における病害虫防除に当たっての遵守事項」
・病害虫に強い作物を栽培し、病害虫の発生しにくい環境を つくり、害虫の捕殺などの物理的防除の活用等により、農 薬使用を削減する。
・農薬が飛散しない剤形や散布方法を使い、飛散しにくい気候条件で散布する。
・事前に周辺住民に農薬の散布日時や使用農薬などを時間的余裕をもって広く知らせる。
・近辺に化学物質に敏感な人が居住していることを把握している場合には、十分配慮する。(公園なども同様)
・近隣に学校や通学路がある場合、散布時間に配慮し、学校や保護者に広く知らせる。
近くで農薬が使われる時、どうすれば良いでしょう?
・使っている人あるいは散布を依頼した人に事情を聞くか、中止を申し入れる。
・市町村の担当部署と相談する。相談にのってくれない場合は県の担当部署と相談する。
・にらめっこの編集室や反農薬東京グループと相談する。(反農薬東京グループの了承を得ております)。ホームページ の「メール・フォーム」から連絡できます。ホームページ は「反農薬東京グループ」を検索語としてインターネット で調べると分かります。
わたなべかずお:福島県生まれ。新潟大学卒。浜松医科大学勤務(脳研究と教育に従事)医学博士、各務原ワークショップ主宰(毎月第4木曜日13:00〜渡部宅(各務原市蘇原東栄町)主に健康と環境に関することの勉強会)参加希望者はbandaikw@sala.dti.ne.jpまで
1- あなたは、憲法改正に賛成ですか?反対ですか?
参院選挙が終わり、いよいよ改憲に取り組む安倍政権。賛成・反対、その理由も書いてね!
2- 気になるにらめっこ紙面での広告
3- 気に入った記事、気に入らない記事のタイトル1つ
その理由もお書きください。
4- ご希望のプレゼント名 (第1希望・第2希望)
5- 本紙をどこで入手されましたか?
6- 氏名、年齢、住所、郵便番号、電話番号、家族構成
プレゼントご希望の方は
ハガキまたはe-mailで、上記のアンケート1〜6をご記入の上、編集部・プレゼント係りまでお送りください。
〆切:9月25日 当日消印有効。
B はにらめっこ編集室に受け取りに来ていただける方。
宛先:〒504-0855 各務原市蘇原新栄町2-25
e-mail: info@niramekko.com
※お寄せいただいた個人情報は、本紙プレゼントの発送に限り、使用させていただきます。
A.『誰のための憲法「改正」?』
にらめっこより…2名様
大切なことは「自分で考え・判断して選択すること」と著者の馬場利子さん。あなたはどんな社会で暮らしたいですか?むずかしく考えないで!
今こそ!手にとって読んで欲しい本です。
B.作家もの平皿2点セットにらめっこより…2名様
土の香りたっぷりで重量感のある平皿。おもてなしの一品を盛りつけるには最高です。季節の野菜、魚、ひんやり冷たい水ようかん・・・
サイズ:正方皿(横170mm縦140mm厚10mm) 長方皿(横230mm縦140mm厚15mm)
C.「姫路市立美術館所蔵 ポール・デルヴォー版画展 ~幻想のヴィーナスたち~招待券」
公益財団法人大垣市文化事業団様より…ペア5組様
日本とベルギーの外交樹立から150年を数える今年、ベルギーを代表する画家ポール・デルヴォーの作品を姫路市立美術館のコレクションから、多数展示します。関連イベントも盛り沢山ですよ♪H.P参照してね。http://www.og-bunka.or.jp/
D.「CINEX映画招待券」シネックス様 より…ペア3組様
ガーデニング世界大会の歴史を塗り替えた女性の実話に基づくドラマ。2015年ダブリン国際映画祭観客賞選出作品を観られる映画館は柳ヶ瀬のCINEXだけ。世界一美しい庭を作る!と奮闘するメアリーに会いに行こう!
※招待券は、シネックスマーゴではご利用できません。
E.「味付け海苔『酒屋さんが選んでくれました』引換券」ワインショップ サチ様より…3名様
ちょっと辛めの味付け海苔です。(お子様には辛いです)おつまみ、おにぎり、お茶漬けなど、毎日の食卓にどうぞ。食べたあとは、きつくフタをしめてくださいね!
※ワインショップサチさん(各務原市尾崎西町)で商品とお引換えください。