220号(2024.7&8)」カテゴリーアーカイブ

vol.220 スローフード・スローライフ

 イギリスのことわざで、「食べることは生きるための手段であって、決して目的と取り違えてはいけない」という意。このことわざは、ギリシャの哲学者であるソクラテスの格言『Thou shouldst eat to live; not live to eat.』から由来したと言われています。
人間は生きることが最大の目的であり、食べることは手段にすぎません。このことわざは、「人間にとって本当に大切なものは何か」という問いを私たちに投げかけています。

「スローフード」運動がおこった1986年にどんなことがあったかというと…  実は大手ハンバーガーチェーンがイタリアに進出し、 ローマのスペイン広場に1号店を開店したことからはじまります。イタリア人のアメリカ資本のファストフード店に対する反発は、 私たち日本人の想像をはるかに大きく超えたもので、 この際に起こった反対運動が、 伝統的な食文化を評価する「スローフード」 運動に発展したそうなのです。食を根本から考え直すという深い意味合いがある、とても素敵な言葉ですね。

 

スローフードの発祥
スローフードは、1986年にイタリアのピエモンテ州ブラで提唱された草の根運動のことです。イタリアが発祥のこの運動は160以上の国に広まり、国際組織となっています。日本でも、スローフード国際本部から承認を受けた一般社団法人日本スローフード協会が2016年に発足されました。
大きな組織はありますが、スローフードはまず個人的に行うもの。住んでいる地域で作られた食材を使い、食生活や地域に根付いた文化を見直すこともスローフード運動になります。

ファストフードとスローフードの違い
調理時間が短いものや注文してすぐに食べられるファストフード。代表的な食べ物としてはハンバーガーやフライドチキンが挙げられます。また、一部のうどんや牛丼もファストフードに分類されています。
外国から入ってきた食事形態のように思われがちですが、日本でも古くから存在していました。江戸時代に屋台で市中を回っていた蕎麦屋、おでん屋、天ぷら屋は、注文してすぐに食べられるファストフード。寿司も立ったまま気軽につまんで食べるものでした。
ハンバーガーに代表されるアメリカ式のファストフードが日本に伝わったのは、1970年代の初めごろ。以後、日本で続々とハンバーガーチェーン、牛丼屋、うどん屋などが誕生しました。
一方のスローフードは「食べ物をじっくり見直し生活に豊かさを持ちましょう」という活動を表すもので、食べ物自体を指す言葉ではありません。

スローフードと地産地消は同じもの?
スローフードと似た言葉として地産地消がありますが、この二つの言葉(活動)は、まったく同じではないものの、一部では重なりもあります。
スローフードは、その土地で作られた食材を使い、食生活や地域に根付いた文化を見直すことが大きな目的なのに対して、地産地消はその土地で作られた食材を使うこと自体を目的としています。ですから、文化にまでは深入りしていないのですね。つまり、大きなくくりで捉えると、スローフードという大きな活動の一部分に地産地消の考え方がある、と理解しても構いません。

スローフードは、「たべ物ものをじっくり見直すことから、生活に豊さを持とう」という運動であることがわかりました。
ということは、食品添加物を使わない伝統的な食材、その土地ならではの素材を生かした食べ物のこと。日本なら、米や味噌、しょうゆといった伝統的な食材、それらを生かした郷土料理など。自然栽培された旬の野菜など、その時、その場でしか食べられないものなどの価値を見直していくことが、環境にもいい影響となっていく…そんな生活を取り入れた生活スタイルは「スローライフ」と呼ばれています。

日本から「おいしい」があふれる地球へ

毎日にある「おいしい」は、お腹だけでなく、心も満たしてくれます。地球の未来を守るための「おいしい」。7世代後の子どもたちに届けたい「おいしい」。食はいのちであり、未来です。私たちの「おいしい」が、これからもずっと続いていくために誰かや何かの存在でそれが成り立っていることを私たちは決して忘れてはいけません。それは、地球が織りなす大地や海、生態系のハーモニーと日々それに向き合い続ける作り手たちの存在。Slow Food Nipponは、草の根活動であり、国際的な組織として地球とすべてのいのちが生き生きとあるための「おいしい」を日本中、そして世界中の人たちと共に考え、選択し、実践していきます。

スローライフを生活に取り入れるポイント BoConceptより

スローライフとは「時間に追われることなく、自分のペースで日々の暮らしをのんびりと楽しむライフスタイル」のこと。私たちの生活は昔と比べて格段に便利になりました。その反面仕事でもプライベートでも効率を重視しすぎて時間に追われ、過度なストレスがかかっているのも事実です。
スマートフォンを通して大量に入ってくる情報や、いつでも誰とでもつながれる生活は、オンとオフの境目をあいまいにするため心身がなかなか休まりません。このような行き過ぎた情報化や効率化に疑問を抱く声が増え、スローライフが注目されるようになりました。

スローライフを実践することで得られる効果
第一にあげられるのは、ストレスの低減です。多忙な生活は心のゆとりを失わせストレスにつながりますが、スローライフを上手に取り入れれば時間的なゆとりが生まれ、ストレスを減らすことができます。
第二が健康面でプラスの効果を見込めることです。スローライフを実践して一日をできるだけ自分のペースで過ごせれば「忙しく追われている感覚」をなくすことができます。規則正しい生活や自然と触れ合う生活は身体の健康につながります。

自然光の活用とアウトドアリビング
アウトドアリビングとは、室内リビングとつながったテラスやウッドデッキなどの屋外リビング。部屋と外の自然がつながっているように感じられ、スローライフを体感できます。アウトドアリビングでガーデニングをすれば、植物の四季折々の美しさを部屋から日々愛でることができるでしょう。小さな読書コーナーを設けるのもおすすめです。


VOL.220 自然に沿った暮らし方

本間 真二郎氏 講演会より

(5月26日 可児市文化創造センターala 主催:未来の命をまもる会)

約2時間。弾丸トークでのお話は、幾つものキーワードがあった。「自然」「不自然」「免疫力」「健康」「自然治癒力」「腸内細菌」「微生物」「自己軸」「他者軸」「統合」「発達障害」「ワクチン」「生態系」「現代病」「食べ物」「伝統」「環境」…テープ起こしをしてA4に26枚。そのどれもが重要なメッセージで、さてどのように編集したらよいか悩んだ結果、できるだけ大切なことを2回に分けてお伝えします。


自然に沿った生活をしましょう
私が伝えたいことは単純明快。「自然に沿った生活をしましょう」ということ。この一点に尽きるんですよ。
全ての病気の原因は不自然な生活から。自然に沿っていれば病気だけじゃありません、すべてがうまくいく!ということ。
病気の原因は自然に反した生活、生き方そのもの。自然とは命を育むシステム。だから自然から離れれば離れるほど命が減っていき、病気になる。病気になった原因は遺伝でも体質でも歳でも、運でもありません。もちろん神様のせいでもありません。病気とは自分の生活、今やっていること、もしくは今までやってきたことが、ただ心身に現れているだけ。病気は結果。
何が不自然なのか、自然の仕組みに沿っていない生活です。体、身体的には腸内細菌や環境の微生物、自分の周りにいる微生物に悪影響を与えるような生活です。自由に自分らしく生きて体と心の両方を問題がない状態、それを健康と言います。

もともと備わっている自然治癒力
 主な慢性疾患、推定患者数は、高血圧4300万人。日本人の人口は一億2千万ですから、3人に1人が高血圧です。糖尿病 2000万人、脂質異常症1800万人。西洋医学はすごい勢いで今も発達し続けています。毎年ノーベル賞を受賞したり、新しい治療法がでたり再生医療が出たり、素晴らしい薬が次々登場している。なのになぜみんな病気になってる??おかしいと思いませんか?
ほとんどの病気自体は元の健康な状態に戻す力が働くんです。これを自然治癒力って言います。本来我々の体にはそういう力が備わっています。自然治癒力が働く時に出てくるのが、症状です。バイ菌が入ってきてそれをなんとかするために自分の体の方が熱をあげるんです。熱が上げれば上げるほど免疫力が上がるから。症状は辛いかもしれないけれど、自分が治そうとする力のあわられ。症状を取るということは自分の治癒力も削いでしまうということです。

対症療法と根本療法
西洋医学は対症療法です。まず対症療法について、木を例にお話しします。木に毎日赤い水をやったら葉の色が赤くなった(症状・病気)。赤くなった枝や葉っぱを取ってしまいます。取りきれない赤い葉は上から緑色で塗る。塗るのはそもそも毒なんです。赤い水は与え続けて、根本の原因を全くわかろうとしない。赤い水をやっているのが間違っている。水を透明に戻せば当然病気は治るはず。根本の原因にアプローチするから、これが本当の根本治療です。
さらに西洋医学では、がんができたら手術で取りきる。お医者さんに「良かったですね。退院して元の生活にお戻りください」。でも、元の生活ががんを作っているんです。日常生活に問題があるから病気になるので、日常生活の悪かったところを改善するのが唯一の根本療法なんです。それ以外は全て対症療法。元々の原因にアプローチするのが、本当の治療なんです。

現代病は産業革命から始まった
現代病とは、現代に爆発的に増えている病気のこと。一番の代表がアレルギーで日本には6000万人。2人に1人です。70年前、終戦直後は1万人に1人だった。異常に増えているのはアレルギーだけではありません、自己免疫疾患(膠原病)、がんも増えている。鬱、自閉症、発達障がい…
同じ原因で増えていることが気になります。その原因は、微生物を排除していること。なぜ微生物を排除すると現代病がこんなに爆発的に増えるのかというと、免疫系に異常をきたすから。産業革命以降、微生物が減少しています。世界で初めて農薬が登場した時、ワクチン、抗生剤、食品添加物…社会の環境悪といわれる化学物質が地球上に初めて登場したのは、1850年ごろ。この地球上に不自然な化学物質がものすごい勢いで増え始めたのは1900年ごろ。だけど、現代病が出現したのは、その100年前。何を意味しているのか。 この現代病を出現させたのは産業革命なんです。革命以前の人たちは、ほぼ全員農民。農業すなわち微生物いっぱいの「土」に毎日触れてたんです。しかもこの時代の土は、化学肥料も農薬も一切ない時代。微生物やエネルギーに富んでいる土に毎日触れるような生活をしていた。しかし、産業革命を境にこの農民たちが次から次へと都会に引っ越して、農業をやめて工場の労働者になった。土や微生物に触れることのない生活を始めたことが、実は現代病を生んだのです。
すべての化学物質はたった一つの共通した役割を持っています。それは微生物を排除すること。ものすごい勢いで増え続けている化学物質が微生物の排除に拍車をかけた。それで現代病の出現!しかも激増です。
なぜ微生物を排除すると現代病が増えるのか
免疫細胞(簡単にいうと白血球)の調節は腸内細菌の常在菌が行なっています。常在菌は周りにいる菌とコミュニケーションしているんです。働いているのは白血球自体なんだけど、その調節は腸内細菌が行なっている。微生物と接触しないと免疫系は、子どもだったら正常に発達できないし、大人だと健康を維持できなくなる。免疫系が正常に機能しなくなる。その結果が現代病です。

腸内細菌とは何者か
善玉菌・悪玉菌・日和見菌というのは、わかりやすく名前をつけているだけで、こういう分類をしているのは日本だけ。重要なのは悪玉菌も必要、ということ。良い腸内環境というのは、多様性とバランスで決まります。次に、善悪関係なく種類が多ければ多いほどいい。それぞれ持っている遺伝子が違うので、たくさんの仕事をしてくれるから。でも、善玉菌がちょっと多いほうがいいですね。

腸内細菌の役割と自然のシステム
 消化吸収を助けてくれる、栄養を供給する、有害物質を分解する、免疫系調整する、病気を予防する、第二脳活動・精神状態まで調整する…。必須アミノ酸や何やらを全部腸内細菌が整えてくれる。自分の健康を根底から支えてくれるのが腸内細菌です。
例えば、妊娠中のお母さんの体内は無菌なので胎児に腸内細菌はいません。お母さんの膣内はわざわざペーハーを下げて、乳酸菌を増やします。乳酸菌は善玉菌中の善玉菌です。実は、腸内細菌を作る時には順番が大事。何百種類もあるので、とにかく先に入ってきた菌がいい場所を占めます。一番先に入ってくる菌を一番の善玉菌である乳酸菌を選ぶ。これが自然のシステムなんです。お母さんの乳頭には、乳酸菌以上のビフィズス菌がなんと常駐。お母さんの母乳の中には、数百種類ものオリゴ糖という特殊なものが入っている。オリゴ糖は、取り込んだ乳酸菌、ビフィズス菌を育てる役割があります。すべてがうまくいくようになっている。これが本当の自然のシステムです。

次号は「食」と「メンタル」について。

「食事」「生活」「メンタル」という3つの柱
食事と生活が体を作っています。メンタルは心の動き。身体は人間に見える部分。心・精神は人間に見えない部分。体を元気にすることはめちゃくちゃ簡単。腸内細菌を元気にすることです。でも、メンタルはなかなか難しい。そこを編集してお届けします。


<本間 真二郎> 専門はウイルス学・ワクチン学で主にノロウイルス、ロタウイルスの研究に携わる。現在は地域に密着した医療に携わりながら、プライベートでは自然栽培で季節の野菜と穀物を育てたり、調味料(みそ、醤油、みりん、酢など)の自給自足を行うなど農的生活を送る。また、農的生活を通じて新たに細菌やウイルスなどの微生物の存在意義を再認識し、日々の生活や診療に取り入れる。
 


vol.220 水道水を煮沸するとどうなる?

 無色透明に見える水道水ですが、そこには目に見えないさまざまな物質が含まれています。日本では、水道法で蛇口において0.1mg/L以上の塩素濃度が保たれるよう定められています。しかし塩素は鼻にツンとくるようなカルキ臭を生じさせ、味を損ねてしまうことがあります。また、塩素は有機物と反応してトリハロメタンを生成することでも知られています。発がん性が疑われるトリハロメタンは、なるべく体に取り込みたくないですよね。

 

煮沸の方法と安全に飲むコツ

水道水を煮沸する
水道水の塩素は熱に弱いため、煮沸によって除去することができます。ただし、その場合は沸騰してから「さらに15分以上」沸騰し続けることが大切。なぜなら、水道水には消毒処理の過程で発がん性があるとされる「トリハロメタン」が含まれている場合があり、水道水を沸騰させることでその量は2〜3倍に増え、沸騰直後には最もその濃度が濃くなるからです。水道水が沸騰してからさらに15分ほど沸騰し続ければ、ピークを超え水分中のトリハロメタンを除去することができます。
なお、気化したトリハロメタンを空中に逃がすため、やかんのフタは開けたままにしておきます。

水道水を汲み置きする
このほか、汲み置きした水道水を日光に6時間以上当て、紫外線によって塩素を分解する方法もあります。日光の当たらない室内で汲み置きするのも有効ですが、6時間ひいては1日放置しても塩素を完全に除去することはできません。室内だとかなり時間がかかってしまうので、水道水を汲み置きするのであれば日光に当てるのが無難です。なお、塩素を除去した水道水は殺菌作用が失われ雑菌が繁殖しやすくなる上、とくに夏場は温度が高く細菌が活性しやすくなるので、注意しましょう。

水道水にレモンを入れる
水道水の塩素を除去する際は、レモンを使うのもおすすめ。ビタミンCには塩素を分解する作用があるので、輪切りしたレモン一切れまたはレモン果汁を水に入れることで除去できます。このほか、ビタミンCが豊富なオレンジやキウイを入れても塩素を除去できるので、レモンがないときは代用するとよいですね。

水道水に活性炭を入れる
塩素を除去する方法としては、水道水に活性炭を入れるのも有効。活性炭には、目に見えない細かな隙間が無数に存在しています。そのため水道水に活性炭を入れると、その隙間に塩素が吸着し取り除かれるというわけ。くわえて活性炭にはミネラルが含まれているため、水道水に入れるとミネラルが溶け出し、まるでミネラルウォーターのような仕上がりになります。

市販の浄水器を使用する
塩素の除去方法には、市販の浄水器を利用するというものもあり。浄水器には活性炭をはじめとするろ過材が使用されており、そこを水道水が通ることで塩素を除去できます。浄水器を蛇口に連携すれば、あとはいつも通り水道水を使用するだけでOKなので、誰でも手間なく塩素を含まない水を味わえます。ただし、浄水器を手入れしないまま使い続けると、劣化により機能が低下します。浄水器のカートリッジは定期的に交換するようにします。

【+α】塩素を除去した後の注意点
塩素を除去した水道水は、いわば「殺菌作用を失った水」です。長らく放置すると雑菌が繁殖する恐れがあるため、早めに使い切るように。「すぐに使い切れない」場合は、塩素を除去した水道水をきれいな密閉容器に入れて冷蔵庫で保存するようにしましょう。ただし、それでも2日以内に使い切ることが大切です。

次は問題の「化学物質PFAS」。煮沸するとどうなる?
PFASに汚染された水道水の対策について考えてみましょう。 まず、煮沸消毒などの処理ではPFASは消えません。 消えるどころか、逆に煮詰めることでPFASの濃度は高まることになります。
浄水器の有効性には、活性炭やイオン交換樹脂(※-1)、逆浸透膜(RO)を使った浄水器では除去できる可能性があります。 PFASが心配な場合は、PFASを除去できる機能の付いた浄水器を使うと良いでしょう。浄水能力を保つために、浄水カートリッジを定期的に交換することも重要です。ただし逆浸透膜(RO)は美味しい水の必須要素であるミネラルまで除去してしまい、純水(※-2)に近い飲料水となるため、美味しい水にはなりません。

 

※-1イオン交換樹脂とは、水に含まれているイオンを掴み、代わりに元々自分が持っているイオンを離すことで、イオン交換を行う樹脂です。

※-1イオン交換樹脂とは、水に含まれているイオンを掴み、代わりに元々自分が持っているイオンを離すことで、イオン交換を行う樹脂です。

 

硝酸態窒素(硝酸性窒素/硝酸塩)は?
硝酸態窒素は土や水の中に含まれており、植物の栄養源になる一方で、水質汚染の原因や野菜への残留濃度が問題視されています。また食品添加物として「硝酸塩」と呼ばれ、水に溶けると「硝酸イオン」になりますが、すべて同義語。
窒素は植物が生長するのに欠かせませんが、化学肥料に含まれた窒素が土中で硝酸性窒素となり、水道水源となる地下水にまざることで、私たちの生活に届きます。
硝酸性窒素を体内に摂取しすぎると、メトヘモグロビン血症になったり、発がん性が高くなります。硝酸性窒素は加熱しても消えないどころか、反対に濃縮されてしまうので、乳児に与えるミルクには井戸水を使用しないようにしましょう。

日本の硝酸性窒素
環境省が1994年から3年がかりで河川・湖沼・沿岸部・地下水の硝酸性窒素の汚染実態を調査したところ、特に地下水の汚染が深刻で、全国5548ヶ所のうち259ヶ所で硝酸性窒素の飲み水基準値10mg/lを上回る数値を示しています。また、1994年の水道統計では、上記の基準値10mg/lを上回る「浄水場」は3件であったのに対して、1997年には12件とわずか3年の間で9件も増加しています。実は、現今の「浄水場」はこの硝酸性窒素を除去する機能は備えてはいないのです。
WHO(世界保健機関)では、亜硝酸性窒素(硝酸性窒素が還元 されてできるもの)に よる動物実験を行った結果、新たな毒性を発見、1998年1月、飲料水質ガイドラインとして、新たな基準値を制定しました。
これを受けて、日本でも 1998年6月、水道水質基準として0.05mg/lという非常に低濃度の基準を異例の早さで制定しています。

硝酸態窒素を含んだ水を飲むと…
・酸素欠乏症を引き起こす可能性。赤ちゃんが窒息状態になったケースも(ブルーベビー病)
・発ガン性物質を生成する可能性も。研究者も警鐘を鳴らしています! さらに、汚染された水は、危険なトリハロメタンが含まれている場合も!

硝酸態窒素を水道水から除去する3つの方法
1. 蒸留する(液体を一度気体にしたのち、再び液体にして集める方法のこと)
2.イオン交換によって硝酸態窒素の他すべての陽イオン、陰イオンを他の物質に換える。
3. RO(逆浸透膜)によってすべてのミネラルを物理的に除去(分離する)

 

 

 


vol.220 閑話休題


自然(じねん)自ずから然るべき
自然と人間を区別せず両者が一体となる世界

先日、恵那にある“庭文庫”で開かれた「自然の哲学」(じねんのてつがく)というお話会に参加した。そこで、ファシリテーターの高野氏(名古屋大学大学院環境学研究科教授・博士)の元、参加者全員が自己紹介をして対話が始まった。

まず初めに最低限の約束事を示された。・否定しない・人の話を聞く・話に割り込まない・話をまとめない・異論にしっかりと耳を傾け、その真意を推し量る。
そこでは主題を限定しない。 自己紹介で様々な問題定義があり、常に参加者達に思考することを投げかけてくる。今回の参加者は12名。職業も年齢も様々で話題は多岐にわたり、とてもフラットな人間関係がそこにはあった。
 話題は、半農半X、ゲーム、起業、有機農業、再生エネルギーなどなど。特にゲームの話題で盛り上がったのには訳があった。リアルとメタバース(仮想世界でコミニュケーションに重点を置く)の一件。地元でフリーペーパーを発行している方が、実はネーミングはゲームから発想した、というくだりに全員がびっくりしたから。リアルな今回のようなコミュニティーに対して、メタバースが根底にあるコミュニティー。いずれも「居場所」。時代の変化についていけてない自分がいた。これを単なるジェネレーションギャップと捉えるのか、新たな視点の気づきと捉えるのか。今までゲームをあまり肯定的にみていなかった自分を俯瞰して改めてゲームを考えてみた。ここでいうゲームはネットゲームのこと。課金の問題は付いて回るが、何よりそこにあるコミュニティーはとてもフラットな人間関係で、すごく居心地がいいらしい。

「思考の現場」 で 交わされる対話は独自性を含み、フラットな対人関係を築いていく。 自分の意見をわかりやすく伝えるのは、とても難しい。 内に秘めた感情や信念を、参加者たちの前で語ることは、あらかじめ頭を整理しておかないとうまく伝わらない。が、最初に用意された模造紙にファシリテーターが素早く文字に起こすことで、発言が共有されていくことを確認できた。

参加者全員がそれまでの議論を振り返り、順に感想を述べて、終了。なごやかにかつ建設的な議論ができた。議論というより対話かな。 どの世代の参加者もそれぞれの目的(話すこと)を達成し、同時に想定以上の喜びを得て帰っていくように感じ、また自分も参加前と、その後の自分の変化を感じながら帰路についた。           (み)

 

 

 

 

 


vol.220 ぎむきょーるーむ 未来の食卓

We are what we eat.(私たちの体は食べ物でできている)
フランス南部に位置するバルジャック村では、村長と村民熱心な働きかけにより、小学校の給食を全てオーガニック化するという前例のない施策が講じられている。国民の健康よりも生産者や企業の利益を優先する現代の食産業の実態に真正面から触れ、人間と自然の調和をスクリーンに美しく描き出した意欲作。

フランスガール県バルジャック村

 ガール県のあるラングドック地方は、1年を通して温暖な気候aがブドウ作りに最適で、古くから優れたワインの産地としてとして有名。南フランスの陽気な太陽と、地中海から吹き込む風によって育まれた葡萄は「太陽と風のワイン」といわれ、フランスを代表するテーブルワインとして有名です。舞台となるバルジャック村もブドウ栽培が盛んな南フランス、セヴェンヌ山脈の麓に位置する小さな村。

 しかし、劇中にあったように、村人の63%が所得税免除の低所得だと言う事実があります。ガール県はオーガニック農家数が278世帯、フランス国内において、オーガニックの学校給食導入のリーダー的存在です。現在、ガール県内では75戸の農家が有機栽培のための転換期を過ごしています。

美しい自然に囲まれた南フランス、バルジャック村。ショーレ村長は子どもたちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”という前例のない試みに挑戦しました。大人たちは「オーガニックは値段が高いのに、村の財政でまかなえるのか」と戸惑っていましたが、オーガニック給食や学校菜園での野菜作りを通して自然の味を覚えた子どもたちに巻き込まれ、小さな村は少しずつ変化していきます。(でも、すべての子どもが野菜好きになるには、時間がかかります。フライドポテトが大好きな低学年のフィリップは、まだ抵抗しています!!)

子どもたちの未来を考える
オーガニックライフのススメ
映画の冒頭、ユネスコ会議での「あなたの周りに、がんや糖尿病にかかった人はいますか?」という健康科学研究者の問いかけに、出席者のほとんどが挙手しました。ヨーロッパでは、がんや糖尿病などの生活習慣病の70%は食習慣を含む、環境に原因があると言われています。あなたはこの数字をどのようにとらえますか?
地球の温暖化、環境破壊にも農業のあり方と食生活が密接に関係しています。この映画は、有機栽培農家と一般農家との対話や、家族をがんで失った主婦の体験を通して、私たちでもできる新しい生活を見せてくれます。

ジャン=ポール・ジョー監督の想い
「環境問題を考えたとき世界を変えていくには、子どもたちと母親、そして未来の母親である女性の存在が大きいと思います。この作品を作るにあたって私は最後に希望を必ず残したかったのです。今すぐに行動すれば希望は失われないという希望です。ドストエフスキーはこういいました“美こそ世界を救う”と。この作品は自然の美しさへのオマージュです。そして自然の美しさを守る事こそが、子どもたちの未来を守る事だと私は信じているのです」

── 『未来の食卓』製作のきっかけは?
2004年、私は結腸がんに侵されました。がんはフランスにおける死因の一位です。私の場合、そのがんは外科手術によって摘出され、今では完治しています。私は自分の病気の原因を追究しようと考えました。そして、多くの事実を知るにつれて、これを作品にし、世界中の人々に知ってもらうことが自分の職業の使命だと思いました。死を覚悟するような深刻な状況で「生」について考えたとき、私の生命だけでなく全ての生き物、植物、動物、昆虫を含めた環境のことを真剣に捉えるようになりました。そして、私はドキュメンタリーの映画作家として環境保護のために生涯を捧げようと思いました。

── 給食のオーガニック化をテーマに選んだのは?
毎日給食を食べる子ども達の姿を記録したかったのです。06年の3月、フランスの市民団体アン・プリュス・ビオからガール県にあるバルジャック村を紹介してもらいました。バルジャックはまさにその時期、給食のオーガニック化を進めており、村の外観は一見美しい。ですが、実は土や水は汚染されていて、そこに住む人々が苦しんでいる。その事実とのギャップが私のイメージとぴったりでした。

── 子どもたちが給食や校庭の畑での野菜栽培を通して変化していき、子どもから影響されて保護者の意識が高まっていく姿がありますが、監督は予想していましたか?
親が子どもから影響を受ける事は、食に関わらず多いと思います。親は子どもを愛していますから、子どもの要望には応えたいと考えるのが普通です。9~10歳の子どもたちは色々なしがらみに捉われてなく、自分の感じたことを率直に信じることができる。だから、世の中を変えていく強さを一番持っていると思います。

── フランスでは上映後どんな反応がありましたか?
上映後にディスカッションを行い、中には市議会委員がいて地方で環境問題についての議案を提出したいと言ってくれたし、母親たちにも現在起こっていることがよく分かってもらえたました。バルジャックの人達は、全国から共感の声が届けられ、この映画を誇りに思っています。

★この作品のフランス語原題は、「子どもたちは私たちを告発するでしょう」。今の食品がどれほど化学汚染に汚され、それを食べる人の多くが身体を病んでいっていることを訴えた。
★村では、子どもたちに安心したものを食べてもらおうと、給食をすべて有機野菜や自然食、つまりオーガニックに転換するという、大胆な変革が行われていた。
★この作品での衝撃は、いかに我々が自分たちが口にしているものに毒が多いか、ということ。メタボ予防にと、野菜を多く食べても、農薬に汚染された野菜を食べ続けると、メタボから脱する前に命がなくなる、と言ってもいいくらい、今の食物事情は人を危機へとおいやっているのだ。この作品を見たあと自分の無知を嘆くばかりでした。
★今の環境問題とは、人類の良心が試されていることだ。人類の歴史は、自分たちの欲望のために、自然を壊すことにほとんどを費やしてきた。その欲を捨てなければ、真に環境問題を考えることなどできないと思う。
★オーガニックとは、作る人間と食べる人間との繋がりを大事にしている欲のないもののはず。その意味では、オーガニックとは人類の良心そのものなのかもしれない、とこの作品から感じずにはいられなかった。
★ほとんどが事実と正確なデーテに基づいたものであるから、この作品が訴えるオーガニック食品の重要性には、観る者はどんどん惹きこまれてしまう。それほどに、今の環境問題、人類の未来への危機意識を我々は早急に高めなければならないことに、危機感が募ってくる。

オーガニックの意味は、英語の「organic」という単語が元で、「本質的な」という意味や、生物由来の物質を指す「有機物の」、「有機的な」などの意味がある。 オーガニック商品は、有機栽培や有機農法といった生産方法や加工方法から、食品・化粧品・衣類などの商品まで幅広く含むのが特徴。

 

 


vol.220 続しょうがいをみつめる vol.2

『普通とはなんでしょうか』

「普通になりたいんです」
大人の自閉スペクトラム症の人たちと話をしていると、しばしばこういった願いを聞くことがあります。

自閉スペクトラム症とは、ものごとのとらえ方や感じ方に偏りがあり、いわゆるフツー(定型発達、多数派などと言うこともあります)の人たちと異なった考え方や行動をするために、社会生活において不都合が生じている状態の人に名付けられる障害名です。
彼らの考え方や行動がいわゆるフツーの人と異なるというのは、単なる脳の働きの違いであり、間違いでも異常なわけでもありません。
しかし、現在の学校や社会ではその差異が悪目立ちしてしまうことが多く、本人も周りの人も普通である(になる)ことを望み、求めます。
彼らは普通になるため、いわゆるフツーの人の言動を注意深く観察し、真似をします。観察と真似が上手な人は発達障害だと気付かれないほどです。
「変わった発言をしてしまわないよう聞き役になればいいと思った」、「全然興味のないアイドルの話題についていくのに必死だった」
これらは、自閉スペクトラム症の人たちから聞いた、彼らが普通になるために取った対処行動の例です。社会的カモフラージュ行動とも言います。
社会的カモフラージュ行動は、言ってみれば本来の自分の考え方や行動を無理矢理変えて生活をするということなので、それが続くと心と体に無理がたたって不調が生じやすくなります。実際、学校や仕事に行くだけでヘトヘトになり、家ではほとんど動けないほど疲弊しているという自閉スペクトラム症の人に何人も出会ったことがあります。

彼らをここまで縛り付ける『普通』とは一体なんでしょうか。考えてみると『普通』とは、かなり曖昧な言葉です。

 「普通の暮らし」と言った時、年収300万の人にとっての普通と、年収800万の人にとっての普通とは当然異なります。
また、車を所持していることを普通だと考える人もいれば、大学卒業して働いて結婚して子供を儲けることを普通と考える人もいるでしょう。
何(どこ)を基準とするかで『普通』の定義は異なるのですが、それを問題(明確)にすることなく、私たちはごく自然に『普通』という言葉を使ってしまいます。
それは、私たちがいわゆるフツーの人たちで、何が普通かを意識する必要もなく、大抵は普通に過ごせているからです。
自閉スペクトラム症には、「曖昧なものや目に見えないものが分かりにくい」という特徴があります。曖昧で目に見えない『普通』とは、彼らにとっては呪縛なのかもしれません。

近年は社会が多様化し、以前ほど普通にこだわる風潮は弱くなってきたように思います。
ただ、私たちの住む社会はいわゆるフツーの人たちが大勢を占めており、そんなフツーの人たち向けに作られているので、彼ら少数派の人たちの考えや行動は、意識しないとすぐに押し潰されてしまいます。
自分とは違った考えや行動をする人の存在を常に頭の片隅に置き、それも一つの考えや行動だと認めることの積み重ねが、全ての人にとって生きやすい社会を作る第一歩なのではないでしょうか。

 


vol.220 やってみた T・Kさん

やってみたシリーズ第23弾

何でも挑戦!の精神でジャズダンスしてます!T・Kさん(60代男性)

スポーツジムに通い始めて数十年のTさん。これまで各種マシンやプールなどを使い、スタジオではヨガ、エアロビクス、トレーニング運動などにも参加し、しっかり体力作りに励んできました。おかげで体力には自信があるし、歳のわりには若いねとよく言われます。
1年ほど前のある日、なんとなくガラス越しにジャズダンスのクラスを眺めていると、「一緒にやりませんか?」と先生から声をかけられました。見ると30名ほどの参加者は女性ばかり。一瞬ひるんだけれど、日頃から機会があれば新しい事には何でもチャレンジしようと決めているTさん。「何でも挑戦!」と自分に言い聞かせ飛び込みました。
始めてみれば、そういうプログラム内容なのか、この歳の初心者でも意外といける感じ。マシンで黙々とストイックに鍛えるのも良いけれど、音楽に合わせてみんなと一緒に体を動かせば、思いの外気分転換になるし、今まで使っていない筋肉を使うのが実感できました。知らないうちに結構な運動量をこなしていて、終わった頃には汗びっしょり。汗を拭えば爽快感もあります。その後男性が2人加わりました。楽しいスタジオレッスンが1つ増えてますます充実したジム通いを続けるTさん。
そんなある日、「各務原市の桜まつりの“桜ステージ”にこのクラスで出場しましょう」と先生。思わず「えっ!?」と心の声。これまでの人生で、ステージに立ち踊るなんてことはなかったこと。そして、これからもないと思っていました。しかし、次にあの「何でも挑戦!」の言葉が湧いてきて、よっしゃ、やるかと決断。ところが、男性2人が都合が悪くなり欠場することに。男性は1人の出場者になってしまいました。
曲目が決まり、お揃いのTシャツを買い、指にはめる長いリボンももらい、ステージでの並び順も決まりました。なんと新入りなのに最前列で踊る事に。
 いよいよ当日、始めて足を運ぶ桜祭りは噂通りのすごい人出。ステージのプログラムをみればジャズダンスに、キッズダンス、歌にベリーダンスやフラダンスと、実に多彩な内容で大勢の出演者。いよいよ本番、緊張しまくりでもなんとか無事にやり終えました。到底楽しむ余裕などなかったけれど、何でも経験してみないとわからないというのが正直な感想。来年もステージに立つかは未だ決めていないけれど、ジャズダンスはもう少し続けてみようかな。
ちなみに、ジャズダンスの効能を検索するとこんな一文が。「ジャズダンスは、音楽と身体を使った表現方法であり、ストレス解消やリラクゼーション効果があります。また、ダンスは右脳・左脳どちらにも刺激を与える運動です。 感情を司る部分、音楽を楽しむ部分、自分の動きを合理的に考える部分など、脳の様々な部分に影響を及ぼし、認知能力を上げる効果があります。 そのため、ダンスによって脳を活性化し、精神面に良い刺激を与えることができます。」これは続けるしかないとTさんは思うのでした。


vol.220 熱中人 滝本 知奈美さん

楽器を演奏・合奏できたら人生が豊かに過ごせると思いませんか?
サックスは始めやすい楽器です。とりあえず誰でも大体音は出ますから。でも、そこから音を作っていくところが難しい楽器です。
また、今習いに来られている方でも、誰一人同じ音の人はいません。声くらい音色が違うのです。それだけ音色の差の出る楽器も少ないと思っています。そこがまたサックスの魅力であり、自分の音を作っていくことがこの楽器の醍醐味です。要するに、音が出てから工夫がいる楽器です。
私は、大学の3年生の時、「成人式の着物はいらないから楽器を買ってほしい。」 と親にたのみ、この楽器を買ってもらいました。その当時師事していた先生も、同じ楽器を使っていらして「この楽器で自分しか出せない音を探しなさい」って助言され、必死に練習しました。
後に、ジャズを師事した先生には、「音符と音符の間がどうなっているか、そのニュアンスまでコピーしろ」と教えられました。そこに注意したことで、音やリズムはあっているはずなのに、自分が吹いたものが、CDとはまるで違う演奏になってしまうのか?ということの理由がやっとわかりました。

10人いたら10通りの音色がある
音色の違いは、楽器や、リードやマウスピースなど道具の違い、さらには、楽器の金属の練り具合とか、重み、ネジの一個の材質とか、そういうものでも変わってきます。信じられないかもしれませんが、首から楽器をぶら下げるストラップ一つでも変わります。
同じ道具を使ったとしても、吹く人によっても音色は全然違います。その人の骨格、息の出し方とか、音色が決まるには様々な要素があります。
また、誰にも憧れの音があるものです。あの人みたいに吹きたいとか。だけど絶対一緒にはならないものです。だからこそ、個性が出ますし、みんなが自分の音を見つけてほしいなと思います。

吹けない理由は、自分以外にあることが多い
大人の方で、せっかく楽器を手に入れても、やめちゃう人が多いのが気になっていました。
その原因は、吹けない原因が自分以外のところにあることが結構多いからです。
例えば、リードやマウスピースがその人にあっていなかったり、つけ方が悪いとか、構え方が悪かったり、楽器の調子が悪くなってきているということです。
初歩の段階で音が出ないことを自分が悪いと思い込んで、「あーやっぱり向いてなかった、サックスって難しいわ」といって辞めてしまいがちです。
ですから、このようなことでつまずかないように、この教則本では、音を出す以前のところに多くのページ数を使っています。

度胸が身につくステージが上達への近道
それから、上手になるには、一人で悩まないようアドバイスをくれる先生と仲間、そして演奏の機会を持つことですね。人前で演奏する機会があるとグッと上達します。目標があることはともて重要です。本番に向けて絶対にこの日にこの曲を吹けるようにする!と気合も入り、練習も集中力が上がりますしね。一回ステージに上がると次の日から変わります。それは不思議なもので、必ずみんな上手くなります。 それはレッスンを何十回受けてもわからないことが、場数を踏むと自分でわか
るようになるからだと思います。

音楽があふれる街って素敵ですよね
私の目標は「人が集まるところに音楽が自然発生する世の中になること」です。生徒の皆さんには「街の音楽家」になってもらいたいなということ。ここで教えている生徒さんたちが、自分たちで企画して、演奏会ができるようになるようサポートしていきたいですね。プログラムの組み方とか、ステージマナーとか、そういった演奏会を行うための目に見えない準備の部分って実はとっても大事です。あちらこちらで演奏が聴かれるようになると、まさに「音楽の街・各務原」ですよね。こうしたことの積み重ねがその街の文化を創生していくのだと思います。


vol.220 アウトドア特集 水と人との重要な関係性

「ブルーマインド(青い心)」とは
「ブルーマインド」は「レッドマインド(赤い心)」との対比で付けられた名前です。アメリカの神経科学者であるキャサリン・フランセン博士が、ストレスや不安、怒りや絶望といった感情を指す用語として「レッドマインド」という言葉を用いていました。
これに対して、「水」は平和で幸福感に包まれた穏やかな感情、つまり「レッドマインド」とは全く逆の感情を引き出すことから、ニコルズ博士が「ブルーマインド」と名付けました。

「ブルーマインド理論」とは
「ブルーマインド理論」では、「水」がブルーマインドを呼び起こす理由をさまざまな観点からまとめています。そのうちの一つに「水がもたらす安心感」があります。「水」を見たり、音を聞いたりすることで、脳が「自分は安心できる場所にいる」と反応し、呼吸や心拍数が落ち着くというものです。
人は母親のお腹の中にいる時から羊水という水の中で過ごしています。また、人の身体の約60%は水でできており、脳は75%が水です。人の身体にとって「水」は命を育む不可欠なもの。その「水」を近くに感じることは、命が維持できるところにいるという絶大な安心感を生むのです。

「ブルーマインド」と「レッドマインド」のバランス
また、「水」は静と動を併せ持つ存在で、そのことが脳のバランスを完璧に保つとも考えられています。例えば、穏やかな海を想像してみてください。そこには静かな世界が広がっていますが、時折、波が岩にぶつかったり、海鳥が通り過ぎたりという変化もあります。この変化のない状態と、ある状態が脳に休息と刺激を与えるのです。
変化のない状態はブルーマインドを生み、心身ともに安定します。一方で、変化のある状態は時にストレスになりレッドマインドを生み出します。しかし、生物が生命を維持するためには、レッドマインドも必要です。レッドマインドを感じることでストレスの原因や対処法を知り、変化という刺激によってやる気を生み出すドーパミンの分泌が促されるからです。
大切なのは「ブルーマインド」と「レッドマインド」のバランス。このバランスを保つのに、静と動を併せ持つ「水」が大きく貢献すると考えられています。

滝の音による癒やし
滝のそばにいると、さまざまな水の音を聞くことができます。勢いよく流れる音、岩に当たる音、滝つぼに流れ込む音など。川や海、そして滝のような自然界にある水の音は、気持ちをポジティブにしたり、心を落ち着かせたりする効果があることがわかっています。
また、水の音だけではなく、滝の周辺から聞こえてくる鳥の鳴き声、吹き抜ける風の音などにも癒やし効果があります。このような癒やし効果のある音は都会の雑音や騒音と区別して「ホワイトノイズ」とも呼ばれます。ホワイトノイズは自然界に多く含まれており、滝の周辺にもあふれています。

滝の美しさによる癒やし
滝の美しさは圧倒的です。滝を目の前にすると立ち止まらないではいられない気持ちになります。この圧倒的な美しさが、心を癒やす一つの理由です。
人間は美しいものに惹かれ、美しいものを追求したいという欲求を持っています。なぜ人間は美を求めるのかはまだ最新の研究でも明らかになっていませんが、美しい物を見ると人間の脳の一部が活性化し血流が増加することはわかっています。そのような脳の変化が、脳をリフレッシュさせ、ストレスを緩和したり癒やし効果を生んだりするのです。
ただじっと滝の美しさを鑑賞しているだけで、自然と心がリラックスしていきます。

滝は、その美しさ、音、マイナスイオンで心と体を癒やしてくれます。しかも、滝のそばに行ってじっとしているだけでいいのです。目安は30分。次の休みは滝に行ってその効果を体感してみてはいかがでしょうか。

 どうも最近イライラしたり、不安になったりするという人はレッドマインドの状態。ここで紹介した方法でブルーマインドを手に入れてみてください。その方法5つ紹介します。
① 釣りに行く 水や環境と対話
② 泳ぎに行く 水泳は有酸素運動で、幸せホルモンの一つであるエンドルフィンや、「至福」という名前を持つエンドカンナビノイドというホルモンの分泌を刺激します。これにより脳内のストレスや不安感が抑えられます。
③ 水族館へ行く 英国の研究では魚の泳いでいる水槽を10分間ながめているだけで、血圧や心拍数の変化に良い効果があったことがわかっています。
④ 風呂に入る 風呂に入ったり、5分間シャワーを浴びたりすることで、慢性ストレスの指標となる唾液中のコルチゾールが減少することがわかっています。
⑤ 水を飲む 人の身体の約60%は水でできており、脳は75%が水です。十分な水を飲むことが体にも脳にも重要です。


vol.220  菌ちゃん野菜応援団 vol.40

夏野菜の植え付けは終わりましたか??

野菜作りでも身体づくりでも何度も何度も伝えてきたこと。
【微生物と仲良くなろう】
 これを今年ほど痛感している年も少ないだろうと思っています。昨年生ごみ堆肥を入れた畝と入れなかった畝とで作り比べたいちご。微生物液を撒いたところと撒かなかったところでの成長の違い。勢いの差が歴然で実際見るとびっくりします。
畑を借りて日にちが浅いからこそ見えてくる育ちの違いがすごすぎて、来た人に説明しまくる每日。
みなさん、えーーーーっと目を丸くされますよ。生ごみ堆肥にたくさん居るのは微生物。微生物液肥にたくさんいるのも微生物。微小な生物、それを微生物と私たちは言うんですが、改めてその働きに度肝を抜かれる日々。
アナスタシアという本の中では畑に種を蒔く前に舌下に何分か浸したあと土に下ろすと自分の身体の遺伝子が種に伝わるから自分にとって良い影響を与えてくれる野菜が育つ、というものがありますが。わたしは微生物も交換しているんだろうな、と思っています。
様々な微生物が絡み合い、助け合ってその場を整えていく。
たからこそ、野菜も身体も健やかでいるんだろうな、と言うのが畑に立つとわかるんです。講座などでも話しますが、微生物は分解者。目の前にある死んだものや役割を終えたものを分解して次の命にむかわせる。わたしたちは消費者。目の前にある有機物をいただいて自分の命をつなぐ。私たちの命はたくさんの分解者によって支えられているんだ、といつも思うのです。人にとって悪さをする菌はほとんどいません。
微生物のほとんどは消費者である命を支えるための働きをするし、悪さをする菌も必要があっ
てそこにいる。命の循環ということを視野に入れて目の前のことを観てみると、今まで気づかなかったことにたくさん出会えますよ。

 今年は畑に欠かせない微生物ちゃん達を活かすボカシ作りなどのワークショップも時々やっていくつもりです。
ぜひ参加してみませんか?


vol.220 ボーダーレス社会をめざしてvol.79

NPO法人オープンハウスCAN 理事長 伊藤佐代子

障害者差別解消法

2024年4月から、障害者差別解消法が改正されました。障害者差別解消法とは、障がいを理由とする差別の解消を推進するための国内法制度です。「障がいのあるなしに関わらず、すべて命は同じように大切であり、かけがえのないものです。ひとりひとりの命の重さは、障がいのあるなしによって、少しも変わることはありません。
このような「当たり前」の価値観を、改めて、社会全体で共有していくことが何よりも大切です。」(内閣府が出しているリーフレットから引用)障がい者が、障がい者でない人と等しく、基本的人権を享有する個人として、その尊厳が重んぜられることを目的としています。今回の改正によって、民間事業者にも合理的配慮の提供が義務化されました。努力義務から法的義務になりました。
一般の方にはちんぷんかんぷんかもしれませんが、合理的配慮とはいったい何なのでしょうか?日常生活・社会生活で提供されている設備やサービスなどで、障がいのない人は簡単に利用できても、障がいのある人にとっては利用が難しく、結果として障がいのある人の活動などが制限されてしまう場合があります。
例えば、・学校の受験や入学を拒否される。・不動産屋さんで、障がい者向け物件はないよと断られる。・保護者や介助者がいないとお店に入れない。・お医者さんが、本人を無視して介助者や支援者、付き添いの人だけに話しかけるなどです。
では、合理的配慮とは…障がいのある人やその家族などから、配慮を求める意思表示があった時に、負担が重すぎない範囲で対応することが求められるものです。相手側に負担が重すぎる配慮は受けられません。例えば、 ・会合の時に、聴覚障がいの方には、手話通訳や画面で説明するなど、障がいのある人の特性に応じた対応をする。 ・障がいのある人から、「自分で書類に書きこめないので代わりに書いてほしい」と伝えられたら、代わりに書いても問題がないようであったら、その人の意思を十分に確認しながら代わりに書く。 ・意思を伝えあうために絵や写真カードやタブレットを使う。 ・電車の乗り降りで段差がある時は、スロープなどを使って補助するなど簡単な手助けで障がいのある人が暮らしやすくなります。
1年ほど前に柳ヶ瀬のハンバーガーショップで、入口に階段があったため、車いすの人が中に入れず困っていらっしゃるのを見かけました。店内に入りたいと伝える手段もないようでした。お店の中はとても混雑していました。しばらくすると店員さんが気付かれたようで対応をしていらっしゃったのですが、今年からは、お店に入れるような対策をしなければいけなくなります。障がいのある人が、そこでこのお店に入るのを諦めてしまわれるかもしれないのですから。 そんな諦めがないようにするのが合理的配慮です。障がい者側から無理難題はいけませんが、障がいのない人は、その時にできる限りの力添えを惜しまないことです。コロナが5類になってから、障がいのある人の青年学級(高校卒業後の障がいのある人の集まり)が復活しました。軽度の人が多いのですが、少しの手助けで彼らはとてもいきいきとしていらっしゃいます。4年ぶりにバイキングに行ったのですが、お店では普通に対応をして下さいました。当日、支援する人が細かい手続きなどをするのですが、少しのお手伝いで彼らが楽しみにされているイベントが行えます。
日本国中の障がいのない人がこの法律を知り、手助けをして下さったら、どんなに障がいのある人たちが楽になる事でしょう。


vol.220 夢か悪夢かリニアが通る!vol.49

住宅地の真上を通るリニア中央新幹線の高架橋によって静穏な生活が破壊される――。山梨県南アルプス市の沿線住民6人(提訴時は8人)がJR東海を相手どり同市内のリニア建設工事の差し止めを求めて甲府地方裁判所に起こした裁判は5月28日、2019年5月の提訴から5年を経てようやく判決が下されました。リニア差し止め訴訟は静岡県や東京都でも続いていますが、これらに先駆けた初の司法判断に注目が集まりました。  井澤宏明・ジャーナリスト

 

 

工事差し止めを棄却

←判決後、マスコミの囲み取材に応じる志村さん。「3年ほど裁判が続きましたが」と記者から声をかけられると、左の手の平を広げ「5年ですね。現在6年目です」と訂正する場面もあった。提訴から5年がたち、放送局や新聞社内の異動や配置換えで、当時のことを知る記者は1人もいないようだ

 

原告「まったく理解できない」
「主文 原告らの請求をいずれも棄却する」――。新田和憲裁判長の声が法廷に冷たく響きました。「次の事件がありますのでご退室を」。呆気にとられる原告や傍聴人を、裁判所職員が追い立てます。「(こんな判決なら)もっと早く出せばいいのに」「(昨年12月の結審から)半年も待たせて」。原告らは落胆の思いを口にしながら法廷を後にしました。
雨の降る裁判所前で、原告代表の志村一郎さんがマスコミの囲み取材に応じました。「まったく理解できない。(山梨)実験線自体であれだけ欠陥が出ているわけですから。それより以上に(南アルプス市では)ひどいことになるんです。(棄却は)理由がまったく分からない」。志村さんはマスク越しに憤りを露わにしました。
リニアは品川―名古屋間約286㎞の9割近い約246㎞がトンネルですが、残りの地上部約40㎞のうち約27㎞(山梨実験線を含む)が山梨県内に集中しています。すでに完成し走行試験を行っている山梨実験線で、日照や騒音、振動などによる被害が相次いでいるのはこのためです。南アルプス市の約5㎞は、品川方面から名古屋方面へ北東から南西へ高架橋で通過する計画のため、多くの住宅地を斜めに横切ります。
原告の秋山美紀さんの場合、20年以上前に手に入れた一戸建て住宅の南側にある庭を斜めに横切る形でリニア高架橋の建設が計画されています。窓を開けるとすぐ目の前、住宅から2mほどしか離れていません。ところがJR東海側から示されたのは移転ではなく、リニア用地にかかる「三角形」の土地の買い取りと、1976年に出された旧建設省事務次官通知(2003年改正)に基づいた30年間の「日陰補償」でした。

 

「受忍限度の範囲にとどまる」
判決は日照被害について、「リニア路線の直下又は至近の土地に対し、相当程度の日照阻害が生じることはやむを得ない」としながらも、JR東海が「基準に基づいた相応の補償を講じるとしていること」を挙げ「工事自体を差し止める必要があると認めるのが相当であると判断される程度の違法性が存在するとは認められない」と断じました。
JR東海が秋山さんの宅地のうちリニア用地にかかる一部しか買い取らないとしていることについても、「提示された条件をそのまま強制的に受け入れることが義務付けられているわけでもなく、提示された条件に再検討を求めたり、対案を提示することが不可能とされているわけでもない」として、「不法行為に当たるとは認められない」と突き放しました。
判決直後に山梨県弁護士会館で開かれた報告集会。「ショックで言葉がないです。少しでもいい方向に、って思ってたんですけど。ちょっと今、言葉が出ないです」。秋山さんは言葉を絞り出しました。
原告らは、リニア建設予定地になったために土地や建物の価値が下落したと訴えてきました。
これに対し判決は「工事の着手に伴い、原告らの所有地の財産的価値もある程度下落している可能性があると認められる」としながらも、「交換価値自体、社会経済情勢等によって変動しうる一方、リニアには高度な公共性、公益性が認められるので、財産上の交換価値の下落という不利益は、原告らの受忍限度の範囲にとどまる」と言い放ちました。
梶山正三弁護士は「被告(JR東海)の言うことを鵜呑みにして、原告の損害、健康被害、環境の被害、生活妨害についても、(リニアには)それなりに事業の公益性があるから我慢する限度内だと、そういうありきたりの非常につまらない判決だ」と、65ページの判決書を手に厳しく批判しました。
住民らは控訴を決めました。闘いは東京高裁に移ります。


vol.220 ここいく日記 はじめの37歩!

 


防災イベントで人権ワークショップに挑戦!
「日常が大切」

 5月25日に、各務原市民公園で開催された「防災イベント」(もーやっこサークルさん主催)に参加しました。

現在のここいくは、包括的性教育に取り組み【性教育=人権教育】を根底に「性と生殖のこと」だけでなく「人間関係」「価値,権利,文化,セクシュアリティ」「ジェンダーの理解」「暴力と安全確保」も取り入れて授業をしています。
今回は「防災」の観点から、ここいくとして何が伝えられるか? 災害時に大事にしたいことは何か?を話し合い、『日常が大切』をテーマにしてみんなで考えられる場にしようということになりました。日常でできないことは、いざという時(災害時)もできない…だから日常の人権から知識、情報、関係性、コミュニケーション、仲良くあること、人権(体と心が大切にされてる?)、自分らしくいられることは何か?を考えることが大事!!そこで『ここからかるた』を使って、災害時 みんなの「こころ」「からだ」「性」を守るため、知る・話す・考える〝人権ワークショップ〟に挑戦しました。
「最近、嬉しかったことはある?」…“自分の言ったことに共感してもらえたこと!”
「誰かにされたことで嫌な気持ちになったことはない?」…“自分の言ったことを全否定されたこと”
「嫌だと思う触り方をされたらどうする?」…“やめてと言う”
「友達に無視されたらどうする?」…“時間をおいてもう一度話す”
「最近泣いたことある?」…“ドラマを見て泣いた” “お母さんに怒られて泣いた”
「自分の体、他の人の体を大切にするってどんなこと?」…“美味しいご飯を作る、食べる!” “お腹を出して寝ている人がいたら布団を掛けてあげる”などなど、かるたを通しての問いかけに参加してくれた子どもも大人も一生懸命考えて、自分なりの意見を話してくれました。「それ解る!!」と共感したり、自分とは違う意見に「あ~、そういうこともあるね!」と認め合うこともできました。
 災害時は何かと我慢しなくてはいけないことも多くなるけど、悲しかったら泣いてもいいよ! 嫌なことがあったら「イヤ」って言ってもいいよ! 楽しいことがあったら話して周りの人と共感できたら、少しは気持ちも楽になる?!感じ方はみんな違って、正解はないなど、参加してくれた皆さんと一緒に色々考えることができました。
そして最後に、一番伝えたかった【人権って何だろう?!】…「人間が人間らしく生きることができること!」「自分で〝こうしたい〟と思う生き方を選んでいいってこと!」を確認し合って、ワークショップを終えました。参加してくれた方からは「大事なことを考えるとても良い機会になりました」と言っていただけて、とても深くて楽しい有意義な時間になったと思います。

防災イベントに参加したことで、日常から人権について考えていくことが 災害時にお互いを尊重し合えるということを、私達ここいくも深められました。これからの活動にも活かしていけそうです。
担当:ここいくメンバー 横山 里美でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)


vol.220 プレゼントコーナー

220号PRESENTS

ハガキまたはe-mailで、下記のアンケートを
1〜6までご記入の上、編集部・プレゼント係りまでお送りください。

1-あなたがワクワクする時ってどんな時? ウキウキ、ワクワクと心が弾む♪あなたがそんな素敵な気分になる時はどんな時?
2- 気になるにらめっこ紙面での広告
3- 気に入った記事、気に入らない記事の
タイトル1つ・その理由もお書きください。
4- ご希望のプレゼント名 (第1希望・第2希望を必ずお書きください)
※Cは編集室まで受け取りにこられる方。
5- 本紙をどこで入手されましたか?
6- 氏名、年齢、住所、郵便番号、電話番号、家族構成
〆切:〆切:2024年7月25日  当日消印有効。Dは7月16日
宛先 〒504-0855 各務原市蘇原新栄町3-15
e-mail: info@niramekko.com
※お寄せいただいた個人情報は、本紙プレゼントの発送に限り、 使用させていただきます。
※当選の発表は発送をもって代えさせていただきます。


A.[SOUL STATION] after noon liveご招待

アートギャラリー是様より…ペア1組様

終了しました。


是で初ライブ決定!
ウッドベース、ピアノ、テナーサックスがエネルギッシュに響きあい聴く人の心を揺さぶります。日曜の午後、至福のひとときを過ごしませんか?


B.CINEX映画招待券 CINEX様より…ペア3組様


岐阜県東白川村が舞台のドキュメンタリー作品。故郷を離れた監督だからこそ、ツチノコを通して見えてくるものがあるのかも。ぜひ岐阜の映画館の大きなスクリーンで岐阜県を感じよう。写真は映画「おらが村のツチノコ騒動記」の1コマ。招待券は柳ヶ瀬のCINEXでご利用いただけます。


C.写真集「ばあちゃん ぼくが継ぐ」 加藤 麻美様より…3名様

飛騨河合で山中和紙を作り続けるおばあさんの、なんとチャーミングなこと。そして、それを手伝ってきたお孫さんや家族。単に、伝統という言葉ではないものが、ここにはあります。

20cm×28cm100ページ にらめっこ編集室でお受け取りください。


D.7月24日えんぴつカフェご招待  人生これから!様より…1名様

明るく生きるためのヒントがいっぱいの「えんぴつカフェ」。7月には中部学院大学看護リハビリテーション学部名誉教授 後藤 真澄先生に、脳トレやリハビリについて楽しくわかりやすく、お話いただきます。詳しくは、「えんぴつカフェ7月の案内」を参照ください。