VOL.211 風邪かな?と思ったら

冷えてしまいがちな首、手首、足首の3つの首を温めます!靴下やレッグウォーマー、子ども用のカイロなどを上手に活用。お砂糖を入れた生姜湯などを作って、体の中から温めるのも効果的です。忙しい時も、温めるだけならささっと即実行!!

風邪のひきはじめに食べたいのが、消化の良いうどんや雑炊。できれば、ネギ、玉ネギ、ショウガ、ニラ、梅干など殺菌作用や発汗作用があるものをたっぷり入れて。
喉が痛い場合は、炎症を抑えてくれるハチミツ大根や生のレンコンジュースもぜひ!小さな子どもの場合は、片栗粉でとろみをつけたり、砂糖で甘くしたりと食べやすい工夫もしてあげてくださいね。水分をしっかりとることもお忘れなく!

 空気が乾燥していると、風邪のウィルスは力を増してしまいます。風邪のひきはじめは、濡れたタオルを室内に吊るす、加湿器を利用するなどして湿度を50%くらいに保ち、ウィルスの繁殖を防ぎます。
同時に、換気も大切なので、2~3時間おきに窓を開け、新鮮な空気と入れ替えるように。

 風邪のひきはじめは特にうがいが重要です。喉が痛くなるのは、喉の粘膜についているウィルスと戦っている証拠。ですから、うがいでウィルスを洗い流すことが有効ですが、喉の奥まで水が届いてないと効果はありません。「アーイーウーエーオー」と声を出しながらだと、しっかり奥まで届くので、ぜひ試してみてください。

 風邪のひきはじめは、体を休めることも大事。体からの欲求に逆らわず、たっぷり睡眠をとる。寝ている間に、体の免疫力や抵抗力が高まっていきますので、眠たいという欲求に逆らわず、たっぷり睡眠をとることを心がけます。心地よい眠りをサポートしてくれる、ラベンダーなどのアロマオイルを焚くのもおすすめです。

この5つの対処法を実践すれば、薬を飲まなくても翌日にはケロっと元気になっていることも!風邪の引きはじめだけでなく、毎日の生活に取り入れるのがおすすめです。自然と免疫力があがり、風邪を寄せ付けない、たくましい身体になれますよ♪

冷えは“ちょっとした不調”と思われがちですが、実は万病のもと。「手足が冷たい」、「肩がこる」、「しもやけができやすい」、「おなかが冷えると下痢をしやすい」、「腰が冷えると腰痛や足にしびれを感じる」など、冷えの感じ方は人によってさまざま。

精神的なストレスと子どもの冷えにご用心
 冷えには、いろいろな原因があります。冬の冷えというと、気温の低下や寒冷が影響して手足が冷たくなったり、体調を崩したりする人が多くいますが、意外な原因もあります。それは、精神的なストレスです。
精神的なストレスがかかり交感神経が優位になり、体が戦闘モードになって心臓の鼓動が速く、そして体温が上がってきます。「しかし、1か月、半年とこのような状態が続くとエネルギーがなくなって体温は下がってきます。精神的なストレスによって冷えが起きているときは、自律神経を乱しているストレスを解消することが大切です」ストレスの多い生活をしていると体は温かくなりません。スポーツや趣味など、楽しくて夢中になれる活動を自分の生活の中に取り入れましょう。
また、冷えは大人だけでなく、子どもにも見られます。「冬になるとしもやけができやすい」、「風邪をひきやすい」といった不調は、冷えの兆候です。子どもの頃から体を温めることを大切にして、冷やさないように心がける事が大事。「10代、20代は、男女ともにホルモンバランスが変わる時期。とくに10代の子どもをもつ親は、子どもの体温に気をつけて健康管理をしてほしいと思います」
と『上体温のすすめ』の著者・今津医師は話す。

自分に合った体調管理の方法
 簡単で長く続けやすいおすすめの方法は、起床後に1杯の白湯を飲むこと。体の芯から温まります。
日頃から体温計を身近に置いて活用すると自分の普段の体温(平熱)がわかり、体調管理に役立ちます。体の温度には、皮膚の温度と深部体温の2種類があります。皮膚の温度は寝ているときは上がり、朝になると下がってきます。一方、体の深部温度(体温)は寝ているときに下がり、朝になると上がってきます。体の温度はこのように違いがあるため、「体温は、この2つの温度がちょうど交差するときに測定するのがいいです。起床後は食べたり飲んだりする前に、夜は布団に入る直前がよいでしょう。体温は測定時の条件をきちんと揃えることが体調管理の大事なポイントです。ぜひ、起床時や就寝前などの測定習慣をつけるようにしてみましょう

風邪やインフルエンザの予防法としてよく知られているマスクの着用。しかし、インフルエンザの予防においてはほとんど効果がないとする研究も報告されています。そこで今回は、マスクには具体的にどのような効果があるのか、インフルエンザはどう予防すればよいのか、考えてみます。

インフルエンザウイルスの大きさとマスクの穴の大きさを比較すると、インフルエンザウイルスが直径約0.1μm(マイクロメートル)であるのに対して、一般的な不織布マスクの穴は直径約5μm。インフルエンザウイルスは乾燥した空気中においては1日~2日ほど生存可能なのでマスクでは防ぎきれないといえます。

マスクをして咳をする女性

マスク装着で飛沫を防ぐ
ただし、近くにいる誰かがくしゃみや咳をしたときには、マスクによって飛沫感染(くしゃみや咳をしたときに出る水分による細菌やウイルスへの感染)を防ぐことができます。
また、マスクを着用することでマスクの内側が湿った状態になり、この湿気によりインフルエンザを予防できる可能性も示されています。(不織布マスクは除く)

マスクの着用は・・・
これまでインフルエンザの話でしたが、これはコロナについても同じことが言えます。そもそもマスクの常時着用は健康上のリスクを高めます。
「人は表情を見ながらコミュニケーションをとりますからマスクは障害になります。世界では、マスクだけでなくワクチン接種に対しても冷静な対応がされるようになっています。米国ではワクチン3回目接種は国民の30%ほどで低迷しています。海外ではそれぞれの国民が、マスクにもワクチンにも見切りをつけて不要に思って行動しているということです。こういったことも知っているはずなのに、なぜ日本人はいつまでもマスクをつけているのでしょう。自分で考えて責任を引き受けて行動することを避ける国民性も大きく関係しているように思います。自分で考えず、言われないとやらない。一度言われると考えないで永遠にやりつづける――。マスク着用はまさに、責任回避行動の典型例です。“相手を感染させないため”のマスクが、“感染しないため”のマスクとなり、最終的には自身の責任を回避するためのマスクになってしまったと言えるでしょうか」と大和田 潔 医学博士は話しています。
私たちは「マスクはなんのため?誰のため?その効果は?」をしっかり理解して、着脱は自分で決めたいですね。

参考:ボムス、自治医科大学医療センター、オムロン、PRESIDENT Onlineより


長いもバーグ
長いもは中国では滋養強壮剤(漢方薬)で、生で食べられる世界でも珍しい芋。ジアスターゼという消化酵素を含んでいるため、胃腸の働きを助けて消化を促す作用があります。
~ポイント~
つなぎに「麩(ふ)」を使用。ふわふわ食感、じゅわっとジューシーなハンバーグに焼き上がります!
<材料>
★鶏ひき肉、長いも/各100g ★麩/20g ★豆乳/50cc
★にら/40g ★卵/1/2個
★塩/1.6g ★胡椒/0.2g
★大根おろし/100g ★しそ/2枚
<たれ>しょうゆと酢・小さじ2、ごま油・小さじ1、唐辛子1/4本 小口切り
<作り方>
❶ ポリ袋に麩(ふ)を入れてたたき、豆乳を加えて馴染ませる。❷ 長いもを加え、さらに叩いて、なめらかになるまでつぶす。❸ 肉、にら、卵、塩こしょうを入れ、もみこむ。❹ ポリ袋の端を切り、フライパンに絞り出す。❺ 中火で両面をこんがり焼き、皿に移す。❻ たれを作る。ハンバーグの上に大根おろしとたれをかけ、細かく刻んだシソをのせ出来上がり。

さつまいもとりんごの春巻きパイ
秋~冬にかけての季節の変わり目は朝晩の寒暖差が大きく、体調を崩しやすくなります。さつまいもには食物繊維やビタミンCが豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整える作用があり、免疫力アップが期待できます。ビタミンCは抗酸化作用が非常に高く、風邪予防に効果的ですよ。
<材料> 春巻き8本分
★春巻きの皮/4枚 ★さつまいも/200g ★豆乳/20-30cc★砂糖/30g ★バター/10g ★水溶き片栗粉/適宜 ★サラダ油/大さじ1
<作り方>
❶ りんごは皮をむき、種を除いて1cm角の角切りにする。❷ 鍋にりんご、砂糖(10g)、バターを入れて火にかけ、出てきた水分がなくなるまで煮詰める。(少し透明感が出て、色付くくらい)❸ さつまいもは電子レンジで加熱し(または茹でるか蒸す)、皮をむいて熱いうちにボウルに移して砂糖(20g)を加え、つぶす。豆乳は硬さを見ながら加えて混ぜ、餡に使える硬さにする。❹ 春巻きの皮は2等分に切る。さつまいもとりんごを乗せ、水溶き片栗粉を塗りながら巻いていく。❺ フライパンにサラダ油をひいて火にかけ、4を並べて両面色付くまで焼く。❻ 食べやすく斜めにカットする。

 

 

 





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