vol.201 子ども達の給食をオーガニックに

 昨年11月に安田節子※さんの講演会へ行き、給食をオーガニックにしたい!この想いを友達に伝えたい!と動き出してから、沢山の方と出会い、子どもたちのために給食のオーガニック化を目指す活動団体「未来をつくる給食♡ぎふ」として、大きく動き出しました!
 私たちはお母さんたちの集まり「子宝のさと」です。実現に向け署名を集め、今年12月の岐阜県議会に請願するため活動しています!
 子どもたちの心身の健やかな成長のために「安全な食べ物」はとても大切と思っています。昨今、急激な増加傾向にあるアレルギー、発達障害などの原因の一つとして食品に含まれる農薬や食品添加物が問題視されています。北半球の1/4のミツバチがいなくなった原因も農薬という事で決着したようです。関わって分かったことですが、既に日本各地で給食のオーガニック化が大きなうねりとなっています!
 千葉県いすみ市では全市立小中学校の給食のご飯は全量を農薬・化学肥料不使用の有機米です。いすみ市では2013年に「自然と共生する里づくり」の一環で、当初参加した農家さんは3人。そこから始まり、2017年には23人、約2300人分の給食を賄っています。この有機米はJAが販売しています。(韓国ソウル市でも2021年からすべての小中高校でオーガニック無償給食を全面実施と発表しています。) 
 そして、私たちが署名をはじめるきっかけになったのが、岡山県でお母さんたちが立ち上がり、オーガニック給食にするために1年で県内外で8000筆もの署名を集め、県の議会で採択されたこと!これなら私たちにもできる!この流れを岐阜県でも起こしたいと思いました。
 私が生まれ育った岐阜県で、すべての子どもたちが平等に食べられる給食をオーガニックへ段階的に切り替える!これは、激減している農家さんの安定した暮らしに繋がり、新規就農者を生み、省エネルギーで、環境に良く、地域に素晴らしい循環を生みます。この動きから子どもたち、お孫さんたちが安心して暮らせる岐阜県にしていきたいです!     (菱川智恵)

※食生活センタービジョン21代表。1990年〜2000年日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当。食の安全と食糧農業問題を担当。1996年~2000年市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。表示や規制を求める全国運動を展開。2000年11月「食政策センター・ビジョン21」設立。情報誌『いのちの講座』を発行。埼玉大学非常勤講師などを歴任。著書『自殺する種子 アグロバイオ企業が職を支配する』ほか多数。





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