お母さんパワーが学校を変える!
『ここいく』は、今年で10年目を迎えます。
市内に住む私達が10年も活動しているのだから、市内の幼少中学校へ浸透していてもいいはずなのに実際には思うように実現できていません。
しかし大垣市では2015年に市PTA連合会の研修会で「いのちの授業」発表依頼があり、それをきっかけに役員さん方が「是非、我が子の通う学校で授業を受けさせたい。」と学校へ働きかけて下さり何校かの小中学校での授業実施へ繋がりました。
そして、毎年の恒例行事として呼んでくださる学校につながっています。お母さんパワ-はすごい!!役員さんパワ-は大きい!!私自身もそのパワ-を活用したいと思いました。
長男の子育て時代、いのちの授業の主催者側として小中学校へ勧めたけれどもハ-ドルが高く、望みは叶いませんでした。ですから長男は残念ながら私のワンツ-マン・プチ授業(‘_’)しかし、第2子の長女の頃には私にも人脈ができ、主催者である私からではなく他のお母さんや役員さんが学校へ掛け合ってくれました。ある時には友人5.6人が学校行事の際に校庭で校長先生を囲んでいのちの授業の必要性を訴えてくれました。そのお陰で娘は小中学校で授業を受けることができました。そして、ついに私も高校のPTA役員となり校長先生や担当の先生に掛け合い、各務原市内の娘の通う高校での開催に至った。まさしく、役員パワ-!!ばんざ-い!! 御理解くださった先生方に感謝。高校1年生239人を対象に体育館で授業を行うことができました。
事前に16問の避妊認知度実力テストをしてもらい、テスト結果は当日の授業でクラスごとのランキング発表をして盛り上がりました。ワ-スト問題は写真の5問。答えは全てNO! 不確かな知識でこれまで学んでこなかったことがよくわかる結果です。
性感染症の体験ワ-クでは、たった一人の感染者からセックスでどう広がっていくかを体験。20人中7人に感染しました。この実験は生徒からも反応がたくさんありました。授業後に届いた感想を読んでいると泣けてきました(T_T) 一部ご紹介します。
・講話のなかに「無知は罪」とあったけれど無知ほど怖いことはないと本当に思いました。
・嫌なことがあって死んでしまいたいと思ったことがあると思 いました。でもそれは命をかけて産んでくれた母にとても酷 いことを思っていたんだなと知りました。
・私は特にLGBTのことについて触れてくださったことがとても嬉しかったです。私自身LGBTのうちの1つをもっていて、それを理由にハブられたりということが昔ありました。その時から、1人1人それぞれが違っていいということを多くの人に知って欲しいと思っていました。なので今回、多くの人に教えていただけて本当によかったです。
・嫌だったら嫌と言えるようにすること、ちゃんと自分のことを大切にしてくれる相手、人任せにしないということを大切 にしていきたいと思った。
オランダでは障害児を対象とする特別支援学校を含み、すべての初等教育(4~12歳)・中等教育(12~15歳)に性教育が義務化されていて学ぶ環境が整えられています。一方、日本は性産業先進国だけれど性教育に関しては最後進国。でも、できることはたくさんあります。学校を変えるのはお母さん達一人ひとりのパワ-です。パワ-を繋いでいけば国をも変える!!
もうすぐ、年度替わり。役員決めは終わりましたか?まずは一歩踏み出して役員に立候補!そして、子ども達へいのちの授業を一緒に届けましょう。ご依頼お待ちしております(^^♪
担当:ここいくメンバー・大塚道でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)