vol.193 ここいく日記 はじめの10歩!

未だグラグラ揺れる日々ですが…

 私と「いのちの授業」の出逢い、それは私が高齢出産のワンオペ育児で子育てに辛さを感じていた時でした。
「歳をとってからの子どもだから、甘やかして、我がままね」と後ろ指を指されないようにと必要以上に張り詰めていた時、「頑張らなくても大丈夫だよ」と優しく語りかけてくれたここいくのメンバー。
 その後、メンバー募集のチラシを見た時は、後先考えず「入りたいです」と言葉を発していました。少しずつ授業に参加するうちに、我が子の通う保育所に「いのちの授業」を届けたい。娘と同じ時期を過ごす子どもたちが誰にも被害者にも加害者にもなって欲しくない。生まれてきてくれただけで素晴らしいことを知って欲しいと思い、役員になり企画をしました。

 授業当日は、私は「セックスの絵本」を担当しました。
いつもより緊張しましたが、子どもの笑顔と真剣な眼差しに、子どもたちの吸収する力のすごさを感じました。
精子と卵子の出逢い、みんなはラッキーボーイ・ラッキーガールと伝えると、子どもたちの笑顔はキラキラ。こんな宝物がもらえる「いのちの授業」
 各務原市でもっと授業ができるようになるといいなぁ~といつも感じています。

 そんな娘も小4になり思春期のドアを開けようとしています。心と体の変化する時期。友達との関りに悩んだり、いつ来るか分からない月経に不安を感じています。思春期がやってくるぞと思うと、ドキドキ、ハラハラしますが、少し楽しみ。娘が生まれた頃の気を張っていた私とは違い「大丈夫」が心のどこかにあります。

 最近は「ここいく」の活動になかなか参加できず、辞めようかと何度も悩みました。でも「できる範囲でいいよ」と言ってもらい続けています。
いつか、自分の感じていることをつなげていける私になれたらと思います。

 「思春期はすぐに来るよ」と言われても、遠い未来だと思っていましたが、10年はあっという間でした。まだまだ甘えてくる我が子も、いつか離れていく。当たり前のことなのに、ずっと甘えが続く気がしていた。私自身もまだ「今」にグラグラ揺れる日々ですが、ここいくの先輩ママの姿を追いかけていきます。

 小さな人と過ごしているママたちに「いのちの授業」に出逢って欲しい。そして1日1日を大切にして欲しいと思います。

担当:ここいくメンバー・前畑かおるでした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)





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発行日:偶数月の第4月曜日
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