実りの秋
今年も畑はたくさんの命を生み出してくれました。
私たち畑のメンバーもお芋を掘ったり人参を間引きしたり。
そんな中でのひとこまをご紹介したいと思います。
我が家は段ボールコンポストをやっています。これは、食事で出た生ゴミが目の前で分解されていく様が見えるのでこどもの食育にもってこい。時々うちの息子も菌ちゃんたくさんだ。と言いながら混ぜてくれます。
ある時畑で数年繋いできた人参の間引きに連れていきました。
その時彼は幼稚園で袋から種を出して蒔いたことを覚えていたのでしょう。うちの畑も種を買えばいいのにといったんです。
私は買った種も良いけれど繋いだ種はその土地にとても合ってるから美味しいんだよ、野菜はみんな時期が来ると種を飛ばしてくれるから、それを大事にとっておくんだよ。と伝えました。
その時はピンと来なかった息子も畑で人参を抜き、種をつけたトマトやニラを見ておおいに納得。
「おかーさん、種があるね!これがまた来年芽を出すんだね!!」と大興奮。その後も野菜を見るたびにこれに種はある?種はどこにできるの?ときき、ミカンを食べて種を見つけると「これは捨てないで植えるんだよね?」と宝物を見つけたかのように報告してくれます。出た生ゴミはもちろんコンポスト。命が循環してお野菜の力になるとわかったんですね。
こんなに素敵な食育があるかしら、と私もそのたびに感動。
こうやって子どもは命の繋がりを体得して優しい子に育っていくのかもしれませんね。