工夫すればどんな場所も畑になる
君はお腹が空いたら どうやって食べ物を手に入れる? スーパーで買ってくる? でも想像してみて 自分で育てた色とりどりの野菜や果物が実る畑。 花がゆれてミツバチはミツを吸いに 小鳥も遊びにやってくる。
そんな場所を 君もつくることができるんだ。 食べ物はお店で買うことも 見つけることもできる。 でもせっかくなら全部やってみようよ!
食べもの畑は 君がほしいものを育てる場所。 お母さんにあげたいきれいな花 お父さんと工作できる作業場友だちとあそぶひみつ基地。 玄関先やベランダ すぐできる場所から はじめてみよう!
『みんなのちきゅうカタログ』
監修:ソーヤー 海 絵:ニキ・ローレケノ・川村 若菜 文:福岡 梓
(仙)子どもたちに伝えていきたいことはありますか?
(庄)1つは『わたしたちは自然のギフトで暮らしている』ということ常に恵みを与え続けている自然を感じて生きてほしいな、と。
(仙)春の草木花の香り、一日中遊びたくなるような夏の日差し、美味しいものがたくさんの秋の実り、家族と寄り添いたくなるような冬の寒さ・・・わたしたちの暮らしの豊かさは、すべて自然からのギフトだったのですね!
(庄)2つ目は『人が暮らすことで自然と人がより豊かになることができる』ということを伝えていきたいと思っています。
(仙)日本に昔からある里山のように、自然の山に人の手が入り管理することで、森に光が入り、田畑に生物多様性が生まれる。日本人は昔から自然と共存して暮らしてきたということですね。最後にみなさんに伝えたいことは?
(庄)パーマカルチャーに『ねばならぬ』はありません。苦しいときは休めばいいし、助けてほしい時は助けてほしいと言えばいい。自分が楽しむことが大事なんです。自分のペースでゆっくりと自分の暮らしを創ってゆこう!と伝えたいですね。
しょうちゃん ◎ 本名:庄司正昭(しょうじまさあき)残業300時間、窓のない部屋で仕事をするシステムエンジニアを続けていくことに限界を感じる。そんな中、自然の中で楽しく仕事をする人に出会う。自分もそんな仕事がしたいと人と自然をつなげる、ネイチャーインタープリターを目指す。2004年、脱サラして、2010年、関市洞戸の古民家へ引っ越し、自然と共に生きる暮らしを実践中。
参加者の感想
○パーマカルチャーは、初めて聞いた言葉でした。昔ながらの生活に憧れても楽しくなかったり、無理をして続かない、もっと今を楽しんで生きようと思いました!あとは自分も仲間も大切にするというお話のところでnvc(非暴力コミュニケーション)が凄く気になったまずは自分を好きに幸せに!!!(Hさん)
○パーマカルチャーって何?という状態で参加しました。
○自然と、自然から産まれた生き物たちを大切にする。
○自分自身を大切にするって後回しにしがちだけど、そうする事で、ゆとりを持てて色んなことがスーッと回って行くんかも…。パーマカルチャーに『ねばならぬ』はない。コレは生活すべてに当てはまるな〜って。
○“食べられるお庭”を作りたいと思いました。
○子どもたちもたくさんいる中で、ホントにあったかくて、いい会だった。(Oさん)
○前から耳にしていたパーマカルチャーを一度きちんと知りたくて参加しました。農業のイメージが強かったけど、生活に密着したものであると感じました。目指したいライフスタイルにとても合ったデザイン手法なのだと思いました。(Iさん)
〜あなたは何から始められそうですか?〜
パーマカルチャーの12の原則
1. 観察し、交流し、理解する
2. エネルギーを捉えて質を保つ
3. 収穫を得る
4. 何もしなくていいシステムを作り、出来事から修正する
5. 生き物や自然の恩恵を生かす
6. ゴミを資源にする
7. 大きなパターンを知り、細部をデザインする
8. 分離していたものをつなげて働きをつくる
9. 小さくて遅い手段を使う
10. 多様性を大切にし、その豊かさを生かす
11. エッジと接点と隙間を利用する
12. 時の変化を読み、創造的に対応する
※「自然に暮らす会」2017年発足。本来の人間力を取り戻したい、強く優しく生きる私たちでいたい。一緒に学び、実行し、進化、変化していきましょうと、提唱し活動を始める。