vol.184 未来に続く暮しの学び Part-26

続けるということ
5月1日、私たちの運営するエコビレッジ/リトリートセンター・パラダイスワンは5周年を迎えました。
試行錯誤をくり返した5年間ですが、これからどうしていこうかという、方向性の転機となる年を迎えた感じです。
この5年間で、パーマカルチャーを主軸とした畑つくりと様々な国籍の人たちとのネットワークは、うまく機能してきたと思います。また、音楽、アート、ヨガ、瞑想、ワークショップ・・・などいろいろな分野で活躍している人たちに場所を提供したことで、得られた気づきも多くありました。
ほんとにたくさんの人たちの力を借り、協力があればこそ続けてこられたと思うと、感謝と喜びであふれる思いです。しかし、その喜びの反面、打ち抜き検査で、市役所の衛生管理局から、いろいろと指摘されたのが5周年記念の5月1日。65人規模の団体を受け入れて一番忙しい時期に検査が入るとは。。。。。実は、その少し前から、施設の設備(配管やキッチンなど)いたるところに不具合が生じ始めていて今後の運営をどうするか考えていたので、これも面白いタイミングだなと思いました。
役所とは、うまくつきあっていこうと話し合い、やるしかないのですが、提出する書類の多さに頭をかかえ、憂鬱になりました。
まさに、やる気を吸い取られるという感じ。とにかく役所とのやり取りは、仕組みがややこしすぎますよね。例えば、コンポストのトイレ、排水の処理、飲み水の確保、残飯の処理、生活をするうえで不可欠な部分を自分たちの住む環境に適した方法で確立する。それを全部書類で市に提出しなければいけないというのは、相当量の作業です。
でもこのタイミングの出来事は、持続可能な生活とはなにかを問いかけられ、もう一度自分たちが考えるきっかけにもなりました。
社会の仕組みを理解したうえで、持続可能な生活をアピールしながら施設を運営すること。それが、今の自分たちのミッションだと思っています。       Yao





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