vol.181 カタコトの部屋 もっと政治・選挙を語ろう

もっと政治・選挙を語ろう

おしゃべり会・まずは「政治」「選挙」について何でも話すことから始めよう!
Hさん:本当、恥ずかしいんですけど、政治についてはよく知らなくて、政党の名前を聞いたことがあるな、くらい。投票もポスターの顔写真を見て、この人雰囲気良さそう…で決めていました。立候補者のマニフェストをまとめた一覧アプリみたいなのがあると、家事・育児の隙間時間に見れるんだけど…。
Aさん:個人で立候補者情報をまとめてネットであげてくれる人もいるけど、主観も入るだろうからどこまで信じて判断しようか、迷うわ。
Iさん:ゆっくり調べる時間も作り出せなくて、集団的自衛権、憲法改正、安保理という言葉もよく分からないまま、社会は進んでいく…家で一人ではなかなか勉強できないので、こうやって集まる場があるのは助かります。
Tさん:SNSで選挙や政治関係の発信をすると「いいね!」の数が激減するの。こうやって話せることは嬉しいな!
Sさん:私は、誰推しということではなく、選挙の仕組みをSNSで発信してみたら、選挙区に関係なく反応があったよ。
Hさん:むかし、「選挙に行っておかないと、政治に文句は言えない」と言われたことがあって、文句言いたいから行っておこう、と行くだけ行っていた。でも、正直、自分の一票では何も変わらないという気持ちもあるんです。
Aさん:私は仕事を辞めてネットや新聞を見る時間が少しできたら、「あれ、おかしいぞ」という、テレビでは発信していない情報がどんどん入ってくるようになって、政治にも興味を持つようになりました。
Tさん:私も3.11以後、様々な情報が入ってきて、政治がおかしいかも?と思い更に興味を持ち始めました。それまでは政治と生活のつながりをあまり感じられなかった。でも、自分たちのニーズを伝えないと、ニーズがないと同じ事と捉えられてしまうと聞いたこともあるよ。地域や行政の集まりに積極的に参加して、声をあげていかないと、だね。
Sさん:そうね、少しずつでも声をあげて変えていきたいね。

 2017年10月の衆議院選挙では、SNSに「#(ハッシュタグ)子どもと一緒に投票へ行こう」をつけてママたちが投稿するというムーブメントが起きました。前年に公職選挙法が改正され、「選挙人の同伴する子供(幼児、児童、生徒その他の年齢満十八年未満の者)は投票所に入ることができる。」となったことを受けての呼びかけです。ただ、騒いだりした場合は「この限りではない」とも書かれています。(これまでは投票所で柔軟に判断・適用してくれない限り、子どもと一緒に投票へは行けませんでした。)
親の投票についていったことのある子どもは選挙権を持ってからの投票率が、親について行ったことのない人に比べて、20%高いとのデータもあります。(下記参照)私たちがこうやって話していることもこどもたちは聞いているし、行動も無意識にでも見ています。
何も伝えないまま、わが子が投票権のある18歳になっちゃった!しかも無関心!!なぁんてことにならないように、今から少しずつでも政治や選挙について気軽に語れる家庭にしたいですね。
28年7月の衆議院選挙で投票に行った若者は52.5%。その中で…
Q1あなたは子どもの頃、親が行く投票についていったことがありますか?
「はい」63.0%「いいえ」41.8%
Q2あなたは家族と政治の話をしますか?
「よくする」76.4%「ほとんどない」40.6%
総務省「18歳選挙権に関する意識調査」より
(全国の18~20歳の3,000人を対象に調査・H.28年12月報告)

座間宮ガレイさんの「おっかなびっくり層 勉強会」に参加してみました。
【海外の選挙教育】
政治の教科書では「自分の一票が社会を変えるんだ」という意識から学びます。高校生になったらお酒を飲みながら政治の話をするのが当たり前の国もあるくらい。日本の選挙教育は遅れています。だから知らなくて当然なんです。今からでも学びましょう!
【1人が2票も持っている国政選挙】
国政選挙では、選挙区で1人(名前を書いて投票)、比例代表で1人(政党名を書いて投票)と、合わせて2票投票できます。2人国会に送れる力を持っているんです。読み違えると死に票(生かされなかった票)になることもあるので、自分の票を活かす投票を勉強しよう。
【党でなく、人で選ぼう】
○○○党に所属していても、党の方針とは違う意見を持つ候補者もいます。それを見極めるには直接会って、話して、信じられる人かどうか自分で決めることが1番。

ガレイさんと勉強会!2018年1月8日(月・祝)
★午前の部 10:00-12:30
場 所:カフェピルエット(一宮市猿海道)
定 員:10家族 参加費: 18才以上1,000円+ワンドリンク
テーマ: 子どもの疑問に答えたい!
〜政治・選挙の基本を知ろう、話そう〜
申込・お問合せ 子育てコミュニティtoco toco
★午後の部 14:00-16:00
場 所:岐阜市女性センター(ハートフルスクエアG内)
定 員:40名 参加費:1,500円
テーマ:座間宮ガレイさんの「岐阜市長選勉強会」
申込・お問合せ 090-6599-2876(清水)
s.heart9167302169@gmail.com
座間宮ガレイ・ざまみや がれい
石川県出身。2015年から全国各地で通算200回超の「お勉強会」を開催。全国を回ることで、全国の選挙情勢などを研究し続けている。
愛知県岡崎市では、こどもが泣いても走り回ってもへっちゃら!100人のママ&子どもお勉強会を成功させた。

子育てコミュニティ toco toco
子育て世代のやってみたい、知りたい、学びたいことを、自ら企画・運営。誰かが講師、受講者という立場のない、一人一人が活躍する「学び合い会」を中心に、顔と顔を合わせて集う良さを生かした活動を展開中。

問い合わせ:facebook「子育てコミュニティtoco toco」





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