vol.177 放射能から体を守る食べ物って?

p-7title3.11の震災で福島第1原発が事故を起こし、放射能汚染が問題となってからはや6年、なんと!福島よりもっと近い岐阜県土岐市で2017年3月7日から核の実験が開始された。(※)
実験については難しいことも多く、まだまだ勉強が必要と実感してる子育てコミュニティーtocotocoさんが「いますぐできること、放射能から体を守る食べ物」に焦点をあてた学び合い会を開催。子育て中のママとママになる準備中の人、9人が参加しました。

玄米とわかめの味噌汁
Aさん:長崎へ原爆が投下 された当時、自らも被爆しながら、医師として負傷した被爆者の治療にあたった秋月辰一郎医師の著書に、「その時私といっしょに、患者の救助、付近の人びとの治療に当たった従業員に、いわゆる原爆症が出なかった原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと、私は確信している。」とあるよ。「わかめの味噌汁と玄米食」で自分の結核を克服し、スタッフ全員にも勧めていたそうだよ。hakkou
Bさん:やっぱり発酵食品はいいんだね!
Aさん:味噌の中でも、この地方の豆味噌は、放射能から身を守るのに効果的なんだって。
Cさん:味噌汁と玄米ね。わが家でも玄米食を食べていた時期があったけど、子どもが消化不良になったり、自分も体調を崩したりしたの。誰にでも合うわけではないのかな。
Eさん:たしかに玄米は消化しにくいよね。玄米を吸収するためには亜鉛をたくさん必要とするそうだよ。亜鉛のようなミネラルは活性酸素を抑えてくれるのに必要なので、現代は亜鉛不足の人が多いのかも。
Dさん:活性酸素って何?
Eさん:簡単にいうと、体を錆びさせる、老けさせるもの。細胞が劣化するので活性酸素は少ない方がいいよ。
Fさん:放射能の大きな害として、活性酸素を発生させるということがある。がんやいろんな病気を引き起こすよね。
Eさん:活性酸素を除去するポイントとして、スカベンジャー(抗酸化作用)の働きをする栄養素を摂ること。ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群、ポリフェノール、カロチノイドなど。
Gさん:ファイトケミカル(植物中に存在する天然の化学物質)も抗酸化物質がいっぱい!元気な野菜の皮をむかずに食べれば、簡単に取り入れられるよ!お米を炊く時に、野菜の皮を上に乗せて炊くだけでもいいし。菌がいっぱいの元気な土で作られた野菜には、より多くのファイトケミカルがあるからできればそういう野菜を食べたいね。
Aさん:活性酸素はストレスでも大量に発生するそうだから、笑って暮らすのが一番!笑うと免疫力も上がるしね!

微生物の力ってすごい!
Fさん:アルコール飲料に放射線を防護する効果があると放射線医学総合研究所が発表しているよ。ビールの場合、麦芽の甘味成分などに放射線によってできる染色体異常を最大で34%減少させる効果があるんだって。
Dさん:お酒好き、発酵食品好きには嬉しい研究結果だね!
Eさん:『ビール』として販売されているものには、原材料や添加物の成分が違う様々な種類があるから、よく調べて判断しないと、良かれと思って飲んでいて逆効果ということになりかねない!
Eさん:東日本大震災後、福島でEM(有用微生物群)を使って栽培した作物のセシウムの吸収は抑制されたり、EM散布した数十メートル周りの土地まで放射線量が低下したりしていると発表されているよ。
Iさん:微生物の力ってすごいなぁ。これからも勉強しながら良いと思ったものはできることからどんどん実践していきたいね。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

海藻類や大豆をバランスよく!kodomo
からだに十分なカリウムがあれば、万が一セシウムがからだの中に入ってきたとしても、余分なものとしてからだの外へ排出されます。同様にヨウ素も、普段から海藻類をたべて甲状腺にしっかり溜め
込んでおけば、ヨウ素131は身体から排出されます。ただ、ストロンチウムの場合、歯や骨に一旦、取り込んでしまうと排出は難しいので、カルシウムは十分に取り込んでおく必要があります。

ƒvƒŠƒ“ƒg

※岐阜県土岐市の「核融合科学研究所」で核融合発電を効率よく行うため、重水素ガスを用いてプラズマをつくる実験が始まりました。
2017年3月7日~7月7日、火曜~金曜(月曜も行なう場合あり)の9:00~18:45の間、15分間隔で行なわれます。この実験により中性子線とトリチウム(放射性物質)が発生します。研究所はまったく問題のない微量といいますが、安全性や実験そのものに疑問を投げかける専門家や一般市民が反対の声をあげています。
※放射能とは、放射性物質が放射線を出す能力。放射性物質は放射線を放出しながら、時間の経過とともに放射線を放出しない安定した物質になっていきます。

**************************************

前号の特集「どうする、どうする?予防接種」にこんなお便りをいただきました。
息子が3才のときに、インフルエンザ予防接種後、アナフィラキシーショック症状を起こし、すぐに救急車で大きい病院に搬送されました。接種後数時間で症状は治まりましたが、安易に予防接種をしたことを後悔して、以降日本脳炎、はしかを見合わせています。親の考え方によりそれぞれですが、全ての予防接種に対してよく考えるべきだと感じました。(美濃加茂市 Mさん)





About Niramkko



にらめっこ


〒504-0855:岐阜県各務原市蘇原新栄町3-15
TEL・FAX

058-383-8666
Email

info@niramekko.com
情報誌情報

創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
発行部数:22,000部

配布地域

岐阜県各務原市、岐阜市、関市、可児市、大垣市
設置場所

幼稚園、図書館、児童館、郵便局、教育関係などの公共機関、 大手スーパー、スポンサー様の窓口