VOL.152 医食住 暮らし上手!あくまで自分流エコロジー・「いいものを安く!」って本当にいいの?

ケータイと言えば、ハシ!!

01最近、マイ箸を携帯しています。
友人と食事に行って、バッグからマイ箸を取り出して「いただきます」すると、「かっこいい?」って言ってくれます。
本当はちょっと恥ずかしかったんです。ずぼらなエセエコロジストなんで。この携帯用ハシは外食するときに割り箸を使わなくてすみます。ゴミ減量に繋がる。という考え方もできますが、「かっこよく便利だから」使うんです。
割り箸のメリット、デメリット…うーん、私は割り箸そのものうどんやおそばを食べるときは塗り箸より割り箸の方が食べやすいし、使うたびごとにパキンと割るという清潔感も好きです。でも、割り箸はたとえ何回か洗って乾かして使ったとしても、普通の箸より圧倒的に早くゴミになります。ゴミになるものはできるだけ使わない、という姿勢で割り箸はやめようとしているのです。
割り箸一本分の木材からA4の紙が一枚できるそうですよ。
ある製紙会社では、自社の社員食堂から出る使用済み割り箸を集めてそれで新しい紙を作っています。10年ほど前でしょうか、割り箸は森林資源の無駄づかいだという論調で割り箸バッシングがありました。ところが、割り箸メーカーの方にお聞きすると、割り箸は杉やひのきなどの建築材の廃材を利用して作っているのだそうです。間伐材も使うのかなと思っていたら、間伐材は割り箸には適していなくて使われないそうです。

「いいものを安く!」って本当にいいの?

私は、割り箸の使いやすさには目をつぶり、ゴミを出さない生活をしようと思う。私が考える最高の割り箸は、高く付いてもいいから間伐材を使い、森を守る役目を担わせた割り箸です。日本の森を守るために割り箸が役立つなら、これほどいいものはありません。でも、これは高く付いて売れないだろう、という話です。私たちは考え方や生き方を変えねばならない時期にきているのではないでしょうか。
今まで日本人は「いいものを安く!」という商売をしてきました。みんなが貧しい時代なら、それはとてもいいこと。でも現在はそれは本当にいいことなのでしょうか。安いものはそれがどんなにいいものでも、ほいほい使われポイポイ捨てられます。通常の割り箸もゴミ処理費用を上乗せして高くしてはどうでしょう。私が子どものころ、割り箸を使うのはお正月だけでした。大晦日には早くからお風呂にはいり、いつもよりきれいに身体を洗い、何もかもきれいにして新年を迎えました。新年最初の食事では、新しい割り箸をパキンと割って清々しい気持ちでおせち料理やお雑煮を食べたものです。割り箸は、清潔感といさぎよさに価値があり、新年に使うにふさわしいものです。割り箸は日本の文化だったのです。「使い捨て文化」ではなく、新年をよろこぶという文化の象徴だったのです。
ゴミ処理費用が上乗せされた割り箸もあり、森林保護の費用が含まれた割り箸もある。そんな多様性は望めないものでしょうか。

 

『エコロなココロ』赤星たみこ 大和書房 1500円+税

 





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