暮らし上手・住 持続可能な暮らし方

01

有機農法からみた循環の捉え方

01【食糧自給】

有機的な生産方法により、自分たちの食料はできる限り自分たちで生産する。または、地産地消のネットワークを持つ。

【住まいや技術】

化石燃料にできるだけ頼らない持続可能なエネルギーを利用する。また、エネルギー消費の少ない生活形態を実践する。雨水や排水の利用、 排泄物や生ゴミ等を資源として活用する仕組みを持つ。

【経済】

グローバリズムよりもローカリズム。地域内の物質循環や地域生活、地域の文化を豊かにし相互連帯を維持するための経済を求める。地域通貨や市民銀行などの新しい経済の仕組みを生かす。

【コミュニティ】

住民間の交流や合意形成、自治力を重視する。また、社会や組織に働きかける力(エンパワーメント)を持つ。

なんか字面が固いですが、たとえば、【食糧自給】の項目にある、有機的な生産方法は、右に記しましたが、すべてが循環しています。循環は自然がもたらすシステムです。

大地があって、太陽があって、水があって、雨がふり、風が吹き…。そういう自然物と自然現象の中で植物が育ち、私たち動物が生きられます。そういうあたりまえなことが意識の中から抜けてしまいがちです。しかし、自然の中で、自然の声を聞きながら、自然と共生していく農のある生活は、自分の生き方を整えてくれる力を持っていると思います。

自然界の物質は、循環を繰り返す

01土壌中の微生物や菌類たちが多ければ多いほど、その土壌は健康である…この点を理解して頂いて、左のイラストをご覧ください。
これは『生物圏における物質の循環』について、わかりやすいようにイラストにしたものです。人間は生きるために様々な家畜(牛・豚・鶏など)を飼い、その生産物(卵や食肉、牛乳など)を家畜たちから得ています。

そしてその家畜たちが排泄した糞を、落ち葉や籾殻などの植物残渣と合わせて、肥料として扱いやすくします。 これが【堆肥とよばれる有機物】です。

この【堆肥】を圃場に散布して耕耘すると、土壌中の微生物たちがそれをムシャムシャと食べることで微生物たちの体内で消化され、再度糞として排泄されます。
また、土壌中の菌類たちがその糞や堆肥を分解して、自然界由来の無機物に変化させてくれます。

窒素】【リン酸】【カリウム】【カルシウム】など、植物が生育するために必要な栄養素はこうして土壌中で作られて、野菜や果樹、 そして健康で生命力に溢れた野菜や果実を人間が食することで、その生命力を身体に取り込み、人の営みに必要な活力を得ることができます。

そして人の営みも、循環を繰り返す

01花卉などの植物がスクスクと健康に育つ元気の源となるのです。
そして健康で生命力に溢れた野菜や果実を人間が食することで、その生命力を身体に取り込み、人の営みに必要な活力を得ることができます。

物質の循環について上記では説明しましたが、下のイラストでは『伝統的な農業の循環』について描かれています。人が生きていくために家畜を飼いながら田畑を耕す際に、家畜の糞と落ち葉や藁などを発酵させた堆肥を圃場に入れ、米や野菜などの作物を栽培する。

人間が農耕を始めてから、何千年も繰り返されてきた【営農の循環】です。いえ【人類の営みの循環】と言い換えても良いのかもしれません。

『The circle of life』
「The circle of life」は生活の循環とも言えますし、人生の循環とも言える。そして生命の循環とも言えます。
この輪の中で生活し、営農し、学び、喜び、悲しみ、愛し合い、そして生きていく。
家族で楽しくゆっくりと美味しい食事を楽しみながら、この輪をちょっぴり意識して生きていく。

有機農業とは、地域の資源である有機物を使用し、田畑の生き物を生態系に沿ってバランス良く管理する。そのことで土壌が健康になり、健康な土が作物を健康にし、健康に育った作物が人々の健康を支える…。
このように、自然界(圃場内)を健康な状態に保つことで、様々な問題を解決する持続可能な生産システムのことです。

『BIO Farm 風の丘農園』農園主・kobaさんより

 





About Niramkko



にらめっこ


〒504-0855:岐阜県各務原市蘇原新栄町2-25
TEL・FAX

058-383-8666
Email

info@niramekko.com
情報誌情報

創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
発行部数:22,000部

配布地域

岐阜県各務原市、岐阜市、関市、可児市、大垣市
設置場所

幼稚園、図書館、児童館、郵便局、教育関係などの公共機関、 大手スーパー、スポンサー様の窓口