Report平和のつどい「日本国憲法は真昼に輝く星」

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鼓笛隊、子どもたちのユニフォームかわいかったね。でも、軍服じゃん。(笑)

ここ二日ほど私はとても憂鬱だった。それはなぜか、山本太郎さんが園遊会の時に天皇陛下に手紙を渡して大騒ぎになりました。これは大変な罪です。太郎さんは「どうしても伝えたかった。純粋な思いだから、やっていいんだ」と、ということをにおわせています。それでは、テロを許すことにつながります。純粋な思いだったら何をやってもいいのか。心さえ良ければいいのか。ダメでしょう!
山本さんは67万人分の主権者の権力を持って働かなきゃならない。なのに、権力を持たない天皇にお願いすることは憲法を解っていない証拠。山本太郎議員に不敬罪を問うと騒いでいる自民党、維新の会も憲法を解っていない。

今日は憲法のお話しということですが、あえて天皇のことを話そうと思います。怒られるのを覚悟のうえ01で、「天皇制がなくならなければ」という声に対して正直言って私はわからないです。かといって尊崇する?それもわからない…。
平和憲法は根付いてきた。山本さんは天皇に力を貸してと手紙を渡したというが、天皇にそのような力はありません。精神的レベルで、国民を激励したり、ねぎらったりしている。東日本大震災以降、東北3県で寒い中、本当によく訪問されています。
平成17年の歌会始に
戦なき世を歩みきて思ひ出づかの難き日を生きし人々
と天皇は詠んだ。皇族達が詠む歌はロマンチックな歌が多いのですが、天皇はとても抽象的。
「天皇は戦争がお嫌いなんだよね」とおばあさんの感想でした。おばあさんおじいさん達は天皇ダイスキ、戦争ダイキライなんですよ。それが今めちゃくちゃ危うい。
今年、皇后の誕生日に、皇后さまにとってのこの1年、印象に残った出来事やご感想をお聞かせ下さい。という質問に対して、

「5月の憲法記念日をはさみ、今年は憲法をめぐり、例年に増して盛んな論議が取り交わされていたように感じます。かつて、あきる野市の五日市を訪れた時、郷土館で見せて頂いた「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員、地主や農民が、寄り合い、討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で、基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務、法の下の平等、更に言論の自由、信教の自由など、204条が書かれており、地方自治権等についても記されています。近代日本の黎明期に生きた人々の、政治参加への強い意欲や、自国の未来にかけた熱い願いに触れ、深い感銘を覚えたことでした。長い鎖国を経た19世紀末の日本で、市井の人々の間に既に育っていた民権意識を記録するものとして、世界でも珍しい文化遺産ではないかと思います。」(一部省略)

…五日市憲法を世界文化遺産だと仰っているんです。もし皇后の誕生日以前に、山本さんが天皇に手紙を渡していたら、皇后のこのようなスピーチはなかっただろう。この社会を本気で直したいと思っているんなら、主権者である山本さん、自分でやるべきでしょう。天皇に直訴はNGです。

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ここに「日本国憲法改正草案」(現行憲法対照) 2012年4月27日(決定)という小冊子があります。孫子の代まで自民党をバカにするために一家に一冊用意していただきたい。(笑い)
憲法を変えた国は確かにあるが、どう変えたかが問題。どの国も、憲法を変えにくく変えている。日本の場合96条を変えようとしています。各議院の総議員の2/3以上の賛成…これを1/2に?!論外です。憲法の変え方は、悪い方向(国の都合のいいように)にしてはいけないのです。たとえば、人権を拡げる改憲はOKだけど狭める方向はNG。
憲法の第3章「人権」これはとても大事!!自民党草案は、以下に示すように主権在民ではなくなっています!
現行憲法:公共の福祉に反しない限り…公共の福祉=あなたの自由はどこで生まれる??あなたの自由は私の自由が始まるところで終わります。つまり個人の人権を制限する根拠は、別の個人の人権保障にあるのです。
改正草案:公の秩序、公益に反しない限り…これはヨコの関係じゃない。まったく上から目線ですね。(編集部より:憲法の話しと現行憲法対照はP-19にも掲載してあります)
ダグラス・ラミスさんの『憲法は政府に対する命令である』この英語文を読むと面白いですよ。
We Japanese People …と始まるんです。私たち日本国民は、って誰が主語かはっきりしている。自民党の改正草案は、つねに日本国は…ではじまる。これは憲法ではない。国が国民を守ってやる?家庭を大切にしろ?よけいなお世話だって、そう思いませんか?今やるべき事は憲法改正よりも、まずは原発事故の収拾に全力を注ぐべきでしょう。
政治家に憲法を変えられる前になんとしても守らないと!!
人権を制限するような改憲はあり得ません、これは廃憲です。

「ふるさと」という歌、いいですね。でも3番の歌詞
♪志(こころざし)を果たして?♪の「て」を「に」に変えましょうよ。

01♪いつの日にか帰らん♪
♪山はあおきふるさと♪
♪水は清きふるさと♪

「君が代」も「民が代」がいいですね。
「きみがよ」の「き」を「た」に変えましょう。
主権在民ですから。私、一字替えダイスキなんですよ。
(文責・にらめっこ)

 

 

 





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