知的に楽しく学ぶ・遊ぶ・集う Activa

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典型的なガキ大将だった。長良川は絶好の遊び場でもあったし、食糧を得る重要な場所でもあった。17歳で山岳部に入り、毎週山に行った。夜行で行って夜行で帰り即仕事なんて強行軍も平気だった。海外遠征も何度も行った。ヨーロッパのアルプスより、圧倒的にネパールの山が美しいという。
そのネパールで筋田さんは、山中間と学校づくりに取りかかる。若い頃お世話になった恩返しに、と。定年を機に本格的にネパール支援をはじめる。ネパールは国土の80%が山岳地帯。農業、繊維業、観光以外に目立った産業がない貧しい国。「貧困」という環境が教育の遅れを生んでいる。未だに識字率は50%。そんな国に、筋田さんはまず学べる環境を作り、つぎに、親の仕事を探した。そんな支援がもう9年続いている。そして今、筋田さんの心の奥に燃えている次なる支援の形があった。
今年、一ヶ月の予定で一時帰国。一番先に買い求めた[地下足袋2足」これは何を意味しているか。
「『土の学校』知ってる?一握りの土の中には世界の人口と同じくらいのバクテリアがいるんだって。」話題が「山」から「農」へ急展開した。筋田さんの顔が変わる。『ネパールの子どもたちは今日、明日の食べ物を常に探している。イモ類だったり、かぼちゃのつるだったり。ネパールでなんとか野菜、雑穀を作れないものか、思案中。で、考えていても仕方がないので即実践しなきゃ。で、地下足袋を買ったんだ」。
自然栽培の木村秋則さんの本を片っ端から読んで、あの斜面に、あの土にはどんな栽培法がいいのか、と一人わくわくして考えている。その表情はほとんどガキ大将だ。何かを企んでいる顔、とてつもなく大きいこと。日本の食糧自給率も低いことを憂慮して、日本を救うための原点はネパールにあり!と豪語する筋田さんの何という魅力的なことか!私もつい「できることやらせてください!」すかさず「その目で土地を見に来てください。ネパールで待っています」…こういう展開になるとは…こんな出会いが人生を楽しくさせる。感謝。

筋田雅則(すじたまさのり)各務原市出身。
20代半ば、岐阜県山岳連盟のカシミール遠征隊へ招聘。その帰り、初めてネパールへ立ち寄る。その後、ネパールの同宿の山仲間と、「学校づくり」を開始し38校を建設。定年退職後、ネパールへ移住。首都カトマンドゥからバスで40分くらい東のサンガに情報交換の場として銀杏旅館を建設。旅館を運営しながら、ラムチェ村を中心にボランティア活動を行っている。ブログ『ネパール通信」では、ネパールでのボランティア活動報告を通して生きた現地情報を伝ている。

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時間 19:00から21:00(老若男女、経験・年齢不問、できる楽器持参、手ぶら問題なし!)
場所 アートギャラリー是(関市武芸川小知野489) TEL 0575-46-3878

01そもそも「276バンド」の名前の由来は?というと、般若心経のゴスペルバージョンに魅了されたメンバーが「般若心経の文字数は276文字、だよね。ストレートかつシンプル、これに決定!」。しかし、ゴスペルと般若心経。宗教の枠を超えてクロスオーバーな取り組みに異論反論も多々あり。そもそも般若心経とは…膨大な『般若経』600巻の精髄をまとめたもので、字数にしてわずか262 文字の短い経典で、題字を含めて276文字。般若心経…いろいろな解釈があります。アクティバはその意味をしっかり勉強し、理解して上で取り組んでいます。
今年3月18日、楽器をひとつマスターしたい、という声から実現した「パーカッションを楽しむ会」講師にパーカッショニスト・西田氏を招き特訓。音を楽しむことができました。これがきっかけとなり、バンド結成に至るわけですが、仲間が集い、いろいろな話題に花が咲き、その中で一つづつ形にしていく。
アクティバの活動のひとつです。

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創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
発行部数:22,000部

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幼稚園、図書館、児童館、郵便局、教育関係などの公共機関、 大手スーパー、スポンサー様の窓口