VOL.163 ママたちの座談会『どう?パパとの関係』

0101

次世代を担う子どもたちを愛し、その子がいきいきと、心身ともに健やかに成長することを目的とした座談会です。03

第11回 自然派ままたちの座談会

座談会出席者
Yさん:結婚歴18年
Iさん:結婚歴12年
Mさん:結婚歴20年

どう?パパとの関係

04ケンカするほど仲がいい、
なんて本当かなぁ??
元は他人の二人だけど、 せっかく縁があって夫婦になったんだもの。
なるべくなら、ケンカしないで
理解しあって、仲良くしたい。
うまくやっていくコツ、考えてみませんか。

 

 

子育て中の気持ち、聞いてほしいな

Mさん パパにもっと家事を手伝ってほしい、話を聞いてほしいというママは多いよね。

Yさん 1人目が赤ちゃんのとき、全然身なりを整える余裕もなくて、自分が顔を洗ったかさえ覚えてないくらい大変なのに、夫が帰宅するなり、「色気がねえなあ」って言った事があったのよ。キレそうになったわ。

Mさん そうだよねえ、トイレだって満足に行けないよねえ、そんな頃は。

Yさん 家庭を守るのって結局女の人。掃除、洗濯、食事の用意などの家事全般なんでもやらないと、当然、育児もそうだし。
子どもが幼稚園や学校でつまずいたっていうのも全部母親が受けるよね。ボタン付けも、学校からもらってくる書類に夫の名前を書いてハンコ押すのも母親でしょう。で、子どもの提出物が遅れたら怒られて。
そういうのが積み重なっていって、それを夫に聞いてもらいたいのに、夫は「俺は仕事でいっぱいいっぱいで忙しいから」って。
思いや気持ちを共感してほしかっただけなのに。気持ちの抜き場がなくて、あの頃は辛かったなぁ。

Mさん 私は、ちっとも話を聞いてもらえなかったので、会社の夫のパソコンに言いたい事をメールで送ったことがあるよ。なぜか敬語で。

一歩引いてみたら

05Yさん 心理学を勉強をしたり、いろんな講演会にも行った。
あるとき、「人間はみんな自分のことをわかってほしくて生まれてくるんだよ。みんながわかってほしいと言っていたらケンカになるでしょ。聞いてほしかったら一歩さがって、自分が聞くという事を考えないかん。ダンナさんの気持ちを考えなさい」と言われたのね。
その時目からウロコがとれたのがわかったの。そうか、私が一歩引くんだ!って。それまでは、何で私が一歩引かないかんのって思ってたの。でも、気付いた人が大人になって、どこかで引かないとね。
それで、「あなたはどう思ってるの?」って聞くようになったら「じゃあ君はどう思っているの?」って聞いてくれるようになってきたんだよね。そこに行くのにずいぶんと年数かかったわ。

Iさん 私が結婚する前に「女性の方が精神年齢が高くなるよ」って職場の先輩に言われましたよ。

Yさん 結局、夫を変えることはできないし、私だけの家でもないし、みんなが気持ちよく暮らせるなら、お互いの妥協点をすりあわせていかなきゃね。

Mさん うちは私が風邪引いたりして寝込むと夫がすごく機嫌が悪くなるの。かえって具合が悪くなりそうなくらい。
でも、それを人に話したら、それは不安だからだよって。そうなのかぁ、と思ったら少しは腹立たずに聞けるようになった。相手のことを知るのは大事なんだなあと実感したわ。
それから、夫は自分の思うように人を動かしたいタイプなの。
それで友だちに「自分の思うように人を動かそうとすること、止めてほしいわ」と言ったら、「それだって自分の思うようにダンナさんを変えようとしているじゃん」と笑われちゃった。

Iさん 人間関係はお互い鑑だっていうもんねぇ。 06

Mさん 女の人って、出産や子どもの学校とか、いろんな事に真正面から向き合わなくちゃいけなくて、その時々で、今までの考え方ではだめかもって、軌道修正の機会がいっぱいあるけど、男の人ってそのままのスタンスで来れちゃう人も多いよね。
そうすると時間とともに夫婦の間で考え方に開きが出てくることもある程度しようがないことかもね。

Yさん もともと違う家庭で育って来た人同士が暮らすんだもんね。うまくいかなくて当たり前って思っておくと気が楽になるかな。

夫婦がうまくいくちょっとしたコツ

♥「どーしても譲れない」部分以外は「まぁいっか」

ドアの開けっぱなしや電気を消すタイミング。はみがき粉を置く位置、掃除の仕方、などなど…。非常に小さなことですがそれがどんどん気になってしまう他人との生活=結婚生活。

全部が全部自分の思うどおりになれば自分のストレスはなくなりますが、そうしようとするとその分相手のストレスが貯まってしまいます。

「どーしてもこれは譲れない」と思う部分はしっかり相手に伝えて、逆に「ここはあなたに合わせるわ」という部分をつくりましょう。
だいたいお互いが「50:50」と思えれば、ストレスが貯まったときも「相手にも色々ガマンしてもらってるし…まぁいっか」と思えるようになります。

♥3回ぐらい言いたくなったら言う

夫婦が生活する上で、いろいろと気をつけなければいけないことはありますが、だからと言って嫌なことがあってもただひたすらガマンする必要はありません。

ストレスを貯めすぎると夫婦間もギクシャクしてしまうので、しっかり伝えるべきことは伝えます。伝える基本としては、「3回ぐらい同じことを言いたくなったら言う」。1回や2回ぐらいは目をつぶりましょう。長い道のりです。

♥愚痴は友達に聞いてもらいましょう。

特に男性は「愚痴」を嫌う傾向が強いので、夫に愚痴を言う癖がある人は注意。ケンカの元になりかねません。

ストレスが貯まったらガールズトークで発散するのが良いかと思います。この「ちょっとしたコツ」は、相手に合わせるための努力ではなく自分が幸せになる努力ではないかなぁと思います。

生活の知恵があつまる情報サイトnanapiより抜粋

BOOK 紹介

01

『みんな好きで一緒になった 』

小南 奈美子 (著) ポプラ社
税込1,404円

出会ったばかりのころ、わたしたちは幸せに満ち溢れていた。それでもあなたは離婚という選択を決断できますか?夫婦の「絆」をもう一度蘇らせる一冊。2度の離婚を経験したカリスマトレーナーが教える「許す」ことで必ず上手くいく夫婦の知恵。

 

 

 

01

『底ぬけ父子手帳―エッセイマンガ』

いぢち ひろゆき(著) 講談社
税込1,296円

いいかげん子育てに目覚めなさいっ(by妻)ドタバタ、ジタバタ、オロオロの日々。子育てパパのドキュメント笑(ショー)。男性目線で描かれているので、パパの気持ちを理解する参考になるかも。バカバカしくて、面白くて、なんだか気持ちも軽くなりそうな一冊。

vol.162 ママたちの座談会『どう?パパとの関係』





About Niramkko



にらめっこ


〒504-0855:岐阜県各務原市蘇原新栄町3-15
TEL・FAX

058-383-8666
Email

info@niramekko.com
情報誌情報

創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
発行部数:22,000部

配布地域

岐阜県各務原市、岐阜市、関市、可児市、大垣市
設置場所

幼稚園、図書館、児童館、郵便局、教育関係などの公共機関、 大手スーパー、スポンサー様の窓口