VOL.162 エコビレッジ from オーストラリア

オーストラリアでエコビレッジの立ち上げに参加している
日本人女性YAOさんのレポート

01

Eco Village “Paradice One Retreat”の目的

  • 持続可能な自給自足の生活をする事
  • 生活を共有するもの同士、お互い高め合って成長する事
  • 大規模なパーマカルチャーのプロジェクトの達成
  • 安全で健康的な食材を、お客様と一緒に共有する事
  • 可能な限り地球上に自然を残せるようにする事
  • ひらめき!を感じてもらえる「暮らしのモデル」を提供する事

「平和の日」に想う

01平和の日のために作ったビッグ ojo ode dios ojo de dios (スペイン語:オホ デ ディオス) 英語だとeye of gods神の目って意味になるかな。南アメリカの文化で、魔除けとして部屋に飾る。

9月21日。日本では秋分、ここオーストラリアでは春分を迎えました。春の始まりの日であるとともに、この日は国際平和の日でもありました。季節の切り替わりと、平和を祝福する意味を込めて、paradise one ではgroval peace party “EARTH DANCE”を主催しました。

earth dance のコンセプトは、音楽と踊りで繋がろうという、国際的イベントです。協定世界時間 午前12時 、同時に平和に向けて祈りをする時間も設定されています。

ここオーストラリア・バイロンベイでは午前10時。paradise oneではこの時間にみなで円をつくり平和に向けて祈り、平和の姿をイメージし、ともに呼吸をし、”平和”に対しての思いを共有し、この日は始まりました。

祈りのあと、畑へ行きこの日のために準備した新しいガーデンベットに種を蒔きました。畑での時間は、とても平和な時間が過ごせます。静かで、心地よく陽の光が身体を暖めてくれて、収穫の様子を想像します。

その後、ランチを共にいただき、平和を議題にしたトークセッションをしました。このトークでは、パレスチナ問題がメインに持ち上がり、パレスチナの歴史や現状を知り、今起きている問題について考える機会を参加者と共有する事が出来ました。

そこでは違う視野からの情報を受け入れるのに戸惑う人もいました。パレスチナで起きている問題だけではなく、どの争い事も、なにがもとで争いが起きているか、歴史的背景を知り、理解し、解決法はあるのか、どうしたら解決できるのか、具体的に、現実的に、そして行動に移す必要があると、感じました。

私は自分自身に、自分はなにができるのかを問い続けています。まだまだ私の情報量は浅く、もっと”知る”事が必要な段階にあるため、今は学びの時間です。

そして、トークセッションを終わると、ライブの演奏が始まり、オープンキャンバスでは、ペイントが始まり、”美”と”喜び”と”幸福”を共有する時間となりました。

 03最近の収穫!スパイラルブロッコリー

「平和」と言っても、具体的に何が平和なのかを考えた事がなかったので、この一日を通して、平和をイメージし、深く考え、それを共有するという体験をすることが出来ました。

私の思う、平和の状態とは、安心でき、幸せでいられる事。まだまだ解決しなければならない問題がたくさんあるという事も、再認識し、環境について、共生することについて、バランスについて、人間社会について…まずはしっかり現実を受けとめ、それから小さなことから始めて行こうと思います。

YAO

vol.162 エコビレッジfromオーストラリア





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