vol.220  菌ちゃん野菜応援団 vol.40

夏野菜の植え付けは終わりましたか??

野菜作りでも身体づくりでも何度も何度も伝えてきたこと。
【微生物と仲良くなろう】
 これを今年ほど痛感している年も少ないだろうと思っています。昨年生ごみ堆肥を入れた畝と入れなかった畝とで作り比べたいちご。微生物液を撒いたところと撒かなかったところでの成長の違い。勢いの差が歴然で実際見るとびっくりします。
畑を借りて日にちが浅いからこそ見えてくる育ちの違いがすごすぎて、来た人に説明しまくる每日。
みなさん、えーーーーっと目を丸くされますよ。生ごみ堆肥にたくさん居るのは微生物。微生物液肥にたくさんいるのも微生物。微小な生物、それを微生物と私たちは言うんですが、改めてその働きに度肝を抜かれる日々。
アナスタシアという本の中では畑に種を蒔く前に舌下に何分か浸したあと土に下ろすと自分の身体の遺伝子が種に伝わるから自分にとって良い影響を与えてくれる野菜が育つ、というものがありますが。わたしは微生物も交換しているんだろうな、と思っています。
様々な微生物が絡み合い、助け合ってその場を整えていく。
たからこそ、野菜も身体も健やかでいるんだろうな、と言うのが畑に立つとわかるんです。講座などでも話しますが、微生物は分解者。目の前にある死んだものや役割を終えたものを分解して次の命にむかわせる。わたしたちは消費者。目の前にある有機物をいただいて自分の命をつなぐ。私たちの命はたくさんの分解者によって支えられているんだ、といつも思うのです。人にとって悪さをする菌はほとんどいません。
微生物のほとんどは消費者である命を支えるための働きをするし、悪さをする菌も必要があっ
てそこにいる。命の循環ということを視野に入れて目の前のことを観てみると、今まで気づかなかったことにたくさん出会えますよ。

 今年は畑に欠かせない微生物ちゃん達を活かすボカシ作りなどのワークショップも時々やっていくつもりです。
ぜひ参加してみませんか?