【Vol.167】プラスチックについて

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まずは、プラスチック製品の種類を確認
プラスチック製品にはいくつかの種類があります。その種類を見分けるため、製品の底や側面にあるマークを確認してみよう。これらはリサイクルごみを分別する際に使われるマークで、3つの矢印に囲まれた三角の中には、プラスチックの成分別に1から7までの番号が表示されています。これがプラスチックの種類を知る目安となり、番号によって安全・危険を判断することができます。
リサイクルマーク

避けたほうがよいプラスチック製品

3 – PVC、V 塩化ビニル:塩化ビニル製クリンラップにはDEHA(アジピン酸ジエチルヘキシル)が混入、油脂性食品をレンジで加熱すると高温によりDEHAが食品に溶出。内臓や血液などに影響を与え、発がん性の疑いがある。男性ホルモンを妨害するフタル酸エステルが含まれているものもある。
6 – PSポリスチレン:スチレンが溶出。中枢神経や肝臓障害、発がん性の疑いがある。
7 -ポリカーボネート:プラスチック製品有害説で最も騒がれているタイプ。強力な洗剤や酸、高温な液体によりポリカーボネートからビスフェノールA(BPA)が食品・飲料水へ溶出。BPAとは1997年頃から環境ホルモンとして騒がれ始め、その後世界規模で研究を重ね、未だ安全性を確かめ続けています。2008年4月、米国国家毒性プログラムにより「極めて低用量のBPA(人体無害とされる溶出試験規格数値の1/1000濃度)にて、乳幼児の神経や行動に影響を及ぼす懸念」と報告。日本でもBPA哺乳瓶の使用を控えるよう呼び掛けました。その後2008年9月、米厚生省による「BPAは子供の脳に悪影響?」、が公表。BPAが人体に与える影響について、今後もまだまだ再評価を繰り返す必要があります。P-19にあるように、ほぼすべてのプラスチックからEA(エストロゲン様物質)が溶け出しています。とはいえ、
もはや私たちの生活には欠かせないプラスチックですが・・・
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もし プラスチックがなかったら?
• 使える材料は、金属、木材、紙、ガラス、陶器などに限られる。
• 食品の包装がなければ、傷みやすくなる。
• 家電製品の価格が、相当高くなる。
• 少なくとも液晶テレビ・ノートパソコンは存在しない。
なのですが、せめて飲食品、口するものに対しては警戒し対応を考えるときが来ている気がします。とくに加熱時は要注意です。
まずできることからはじめよう!
筆者は、軽くて便利なペットボトルを、少し重いけど安心・安全なステンレスに変えました。(水の味が全然違う)私はこんなふうに対処しているよ!というご提案があれば、ぜひ編集部までお便りください。
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