vol.204 未来に続く暮しの学びPrt-45

表現することの大切さ。

 社会情勢的にも、星の巡り方にも、内観的な動きも、いろいろと意識がめぐるこの頃。私を取り巻く世界でも否応なく変化を強いられて、そのことに影響されながら、自分の目でこの状況をちょっと俯瞰して観察しています。その観察から受けた気づきは、表現することの大切さに直結しました。
 どんな方法であれ、うた、絵、詩、踊り、演奏、造形、園芸、話す、なんでも、自分の中から外に出す<アウトプットの方法>を知っていると、人間は楽しく生きていけるのではないかと思います。特に「表現は、抽象的でいい」。これは私の持論ですが、会話のように成り立たせる必要がないからです。かといって、一方向ではありません。自分の意識を投げかけることによって、鑑賞者がなんらかの反応をしてくれたら、それは一種の“会話”とも言えます。それと、評価やコンペティションのためではなく、作り出す過程をただ単純に楽しむこと、その行為こそが芸術なのではと。だから、芸術というのは何千年も前から、人間の生活の中に溶け込んでいるのだなと思いました。

 私の住んでいる地域、バイロンベイは、アーティストの多い町だけあって、アーティスティックなワークショップや、イベントもよく行われていました。今はロックダウン中なのでそれも禁止。オーストラリアは異常に厳しい規制があります。集団で集まるのも、公共で踊るのも、今は違法!。。。ルール違反者は罰金50万とか、警察はもちろん、軍隊まで出動ですよ。なんだそりゃとつっこみどころ満載ですが、そこはおいといて、集団ではできなくとも、個人レベルでできる表現を楽しむことはとても大切だなと思います。

 持続可能とは、続けられる仕組みつくり。まずは「楽しい」ことが第一条件。私は描いていると楽しくてずーとその意識状態でいたくなる。なので絵を描き続けています。でも、、、人や自然とかかわってい生きていることは基本中の基本なので、全てに感謝しながらちゃんと地に足をつけるところに戻ってくる。そうすると絵を描くこと、畑に出ること、人と交流することなどバランスが自然にとれるようになる。それも自分が体験して今は経験値として私の中に根付いています。

 と、いうことで、もしこの記事を読んでいて何か響くところがあれば、表現することを楽しんでみて下さい。内から、外へ、気軽に、笑顔が自然に自分の中からでてくる感じで。    YAO