集中することの大切さ。
今、南半球のオーストラリアは冬。だんだんと寒さが増してきました。と言っても、亜熱帯気候の冬は日本の春先と似ていて、日中太陽が出ていれば暖かく、日が沈むと寒くなるといった気候です。冬の畑では、キャベツ、レタス、ブロッコリー、青梗菜、インゲン豆を育てています。一箇所を集中的に使い、他のエリアは、この冬はおやすみ。マルチで完全にカバーして休息させます。
オーストラリアのコロナ対応は少しずつ変化してきています。今後どのように行政が個人経営のビジネスに対応していくか気になるところではあります。
しかし、私は今こそ生活スタイルを見直すべきチャンスだと思います。コロナ禍で、その意識が人々に定着することで持続可能な生活が始まると思うからです。初めての家庭菜園で、実際に野菜がどう育っていくか、その過程や成長が芳しくないのはなぜか?などの質問もたまに受けます。野菜作りの情報をお互いに交換できるのはいい影響だなと思います。
先が見通せなくて、落ち着かない日々を過ごす中、強く感じるのが、「今」に集中することの大切さ。少しずつですが規制が緩和されると途端にタガが外れて、また新しい規制が作られてしまいます。実際、その状況の変化についていくのが大変です。しかし、うれしいことまありました。以前よりも人との交流の場が増え、近況を話し合う中で「文化、アートの社会での重要性」を熱く語り合うことがあったからです。これからの時代は文化・芸術にシフトしていくべきと強く感じるようになりました。それは、このコロナ禍で、リアルに、アート、音楽、絵、パフォーマンスに触れることが難しくなって、より一層アートに触れたいと言う欲求が増えていることの現れだと思います。
ということで、次回からは、文化、芸術が社会にもたらす素晴らしい影響をオーストラリアのアーティストの活動なども含めながら、一絵描きとしての目線でお伝えしていこうと思います。今後ともよろしくご愛読をお願いいたします。 yao
カラスより一回り小さい鳥•ジョージ。最近キッチンに出入りしつまみ食いをするので「棲み分け」のため出ていってもらいます。