vol.195 未来に続く暮しの学びPrt-36

今できること。

 オーストラリア、バイロンベイ周辺では、今週以降から徐々にコロナパニックの波が押し寄せてきました。
 ネットや、ニュースでは、恐怖を煽るような情報が流れているので、ここでは、前向きな情報を共有したいと思います。

 まず、野菜の苗が売り切れる!この地域で、自分で食を賄うべく野菜を育てようという意識が流れ始めました。FB の地域グループでも、「野菜の育て方をシェアするよ」というような情報を交換する動きや、ガーデナーの友達が、初めて野菜を育てる人たちにアドバイスをアップしたりしています。
 ソーシャルディスタンスを強いられる状況なので、オンラインでの会話ですが…それでも、それぞれが自分の土地、アクセスできるスペースで野菜を育て始めたことはとてもいいことだ、これはとてもいい兆し。

 私たちの住む土地でも、今まで畑に興味示さなかった住人が畑作業に参加し始めました。今回の状況が、共に住む人の意識を畑、野菜作りに向かわせてくれたことは明らかです。今後どれだけ畑で仲間とともに過ごすことが重要か、を問われているような気がします。そんな今、自分の住む環境で、今後に向けてできることを考えてみました。それは、いまある環境の範囲内でもできる、自給自足、持続可能な暮らし方の知恵を学ぶということだと思います。

 コロナウィルスの情報は、何が真実で、何が不正確か、巷に溢れる情報を見極めるのはとても難しい状況ですが、私は、自分を信じることにしています。腹の虫が空腹を教えてくれるように、私たちたちは起こった現実を直観的に判断できる力を持っていると思うから。自分が今まで学んできたことを振り返り、なにが役立つかをしっかり考えたいと思っています。生きるために、自分に何ができるか。仲間、家族、自分の愛する人たちのために、自分がなすべきことは何なのか…
 今回のコロナウィルスの出現は一つにチャンスかもしれません。これをチャンスととらえ今後も自身に問い続け、気づいた時に行動していく。未来を作るのは自分たちだ!という意識を持って。それが今、私のできること。