vol.195 見えないものに対峙するPart-1

 新型肺炎コロナウィルスが世界中で猛威を振るっています。さまざまな情報が新聞、テレビ、SNSなどに氾濫していますが、目が回りそうになってませんか?
 どの情報を選択し、納得するかは自分が選ぶことですが、
ここはひとつ基本に立ち返りたいもの。ではその「基本」とはなんでしょう?「自然は人間を必要としない。人間には自然が必要。」Webサイト“NATURE IS SPEAKING”~自然は語る~をぜひご覧になってください。私はここで発信していることが基本であると考えます。今回のコロナウイルスと直接には関係が見出せないと感じるかもしれませんが、私たちが地球に与え続けているインパクトについて、今こそしっかりと考える時ではないでしょうか。
 今号では、まず、コロナウイルスにどう対峙したらいいか。その「基本」を特集しました。

コロナウィルスの感染拡大が深刻化するニューヨークで、カフェを営んでいる友人から、こんなメッセージが届きました。

ー私はたぶん感染しました。すぐ隣の大きなビルで陽性者が確認されました。私と友人3人はあっという間に熱が出ました。友人たちは3日くらいで回復。私は9日間ほど熱が上がったり下がったりでしたが、ジンジャードリンクと緑茶をガンガン飲みました。食欲はなかったけど、梅干しやキムチ、鶏肉を食べて乗り切りました。
 病院は咳などで苦しくならないと診てもらえないので、行かなかったけれど、あのウイルスのしつこい感じは今まで経験した事のない強い感じでした。人によって症状はだいぶ違うようだけど、私は咳は出なかったので多分軽い症状だったんだと思います。自分の免疫とウイルスが体の中で戦っている感じでした。最後いよいよ自分の免疫がキックインしたって感じが良くわかりました。
 だから普段から免疫力を上げるような生活を心がけなきゃね。中でも食べる事はマジ大事だと実感しました。熱で汗がめちゃ出たけど、体が冷えないように温め続けました。私が取った処置は普通の風邪を引いた時の強化版みたいなベイシックな事だけど、いろんな病気に効くような気もします。ひどくなってしまえばお医者さんに行かねばムリだけど、最小限に症状を抑える事はできるかも。もう大丈夫ですが、お店は閉めているので、この際だからゆっくりしてます。
 今は「おばあちゃんの知恵袋」のように、大勢の人が知恵を出し合って新しいウイルスや病気ときちんと向き合っていく時代なのかもしれません。
 人の身体は食べた物でできるので、強化するには、簡単でもいいから自炊して安心して食べられる物を摂取していくのが良いよね。常在菌は自分に1番あう酵素を作るわけだから。これを機に、自炊する習慣がない人がお料理に関心を少しでも持てるようになって欲しいと思います。     from NY

 ニューヨークの友人のメールにもあるように、人間の体にはすばらしい「免疫システム」が備わっています。その免疫力がコロナに打ち勝ったという内容には、改めて人間の体の神秘さに触れた気がしました。

免疫とは自己防衛システムのこと

 免疫力とは「疫(病気)」を免れる力のこと。外から侵入した細菌やウイルスを撃退したり、体内のがん細胞を退治したりするために、体に備わっている防衛システムです。

免疫力が下がると
■ ウィルス・感染症などにかかりやすくなる
■ 肌が荒れる
■ アレルギー症状(花粉症・アト ピーなど)が生じやすくなる
■ 下痢をしやすくなる
■ 疲れやすくなる

免疫力を高めるには、毎日の生活が大切です。
① 適度な運動をする
② ぐっすり眠る
③ 栄養バランスを大切に
④ 入浴で身体を温める
⑤ 思いっきり笑う

免疫力を高めるには、
1-腸内環境を整える
 人間の身体は、口から肛門まで続くトンネルのような構造になっています。
腸は体内にありながら、皮膚と同じように外界にさらされているのと同じです。 食事や呼吸をするたびに、腸は食べ物だけでなく、病原体となる細菌やウイルスにも毎日触れています。免疫細胞の約6割は腸にいると言われます。 腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物をとっているかどうかが、免疫力を大きく左右します

2-体温を上げること                   <身体を温める食べ物•陽性>野菜類…生姜、唐辛子、ニンニク ニラ、大根、長ネギ、ゴボウ、タ マネギなど
果物・ナッツ類…栗、松の実、桃 ざくろなど
魚介類…サバ、アジ、イワシ、エビ カツオなど
肉類…羊肉、鶏肉、鹿肉など
その他…卵、みりん、ごま油、味噌 など2-体温を上げること<身体を温める食べ物•陽性>野菜類…生姜、唐辛子、ニンニク ニラ、大根、長ネギ、ゴボウ、タ マネギなど
果物・ナッツ類…栗、松の実、桃 ざくろなど
魚介類…サバ、アジ、イワシ、エビ カツオなど
肉類…羊肉、鶏肉、鹿肉など
その他…卵、みりん、ごま油、味噌 など

<身体を冷やす食べ物•陰性>
・穀類…そば、小麦
・果物・ナッツ類…バナナ、柿、梨、  マンゴー、パイナップルなど
・魚介類…カニ、牡蠣、しじみなど
・肉類…馬肉
・その他…こんにゃく、バターなど
・飲み物…牛乳、緑茶、コーヒーなど

体を冷やす食材を摂る場合は、加熱調理をしたり、体を温める性質のある陽性の食材と一緒に摂ったり、香辛料や香味野菜を添える、発酵させるといった工夫で、バランスをとるようにしましょう。

 私たちは何段階にも組織された複雑な免疫システムを持っています。その免疫力を十分発揮できるような生活を!実はそれが意外と簡単で、1か月以内に免疫力はかなり上がります。

方法は大きく分けて3つ

① 腸内を発酵環境にすること
1-腹八分目。おなかが空いてから食べる。
  空腹時が最高に免疫力が高くなる。
2-おなかだけは冷やさない。
3-よく噛むことで唾液と食べ物を混ぜてから飲み込む。
4-本物(無添加)の発酵食品(みそ、醤油、酢、漬け物)を選ぶ。
5- 旬の有機野菜を食べる。
6-寝る前におへそに手を当てて、「おなかの菌ちゃんありがとう」って言いながらおなかをの字を書くようにさする。
1〜6を実践すると1日~数日で腸が発酵環境に!

② 微量栄養素を取ること
1-小魚を頭ごと食べる。お勧めは毎日煮干しを10匹、嫌いな人は、昆布でも可。
2-野菜は生で食べるより、味噌汁や煮物にしてスープごと食べる。きれいな皮や生長点 は微量栄養素が集中しているので捨てない。
3-ご飯は分づき米にする。できれば雑穀や豆 を混ぜる。

③ その他
1-「あいうべ体操」で、口呼吸から鼻呼吸へ。
2-ジュースやお菓子など甘いものを食べすぎると、
  免疫細胞の働きが速攻弱まります。
3-ワクワクする。笑う。

この機会にできるだけたくさん、
本気でやってみませんか。

 今回のウイルスは無症状なのに、陽性で感染力がある人と、陰性で感染力のない人に分かれます。同じ無症状でも、ウイルスは体中に蔓延してしまっている人と、そうなる前に押さえ込んで人に感染させることのない人がいると言うことです。自分は元気だからと言って、身体が弱くて一生懸命生きておられる人に感染させたくありません。最高に免疫力を上げて、誰にも感染させない体になりましょうよ。





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