vol.192 新連載・「見たまま・感じたまま」from韓国 

平和について語り合いたいと、各務原市の中学生でつくったPeace of peace。主要メンバーの古川司さんは、2019年秋から韓国へ語学留学した。日韓関係が危ぶまれている状況の中で彼の「見たまま・感じたままリポート」を韓国からお届けします。

韓国は朝鮮半島の南半分に位置する東アジアの国で、非常に厳しい軍事境界線が北朝鮮との間にあります。韓国はまた、桜の木や数百年前に建てられた仏教寺院が点在する緑に覆われた丘陵地帯や、海辺の漁村、亜熱帯の島、首都ソウルのようなハイテク都市でも知られています。

 こんにちは。Peace of peaceで活動をしていた古川司です。
 僕はもうすぐ20歳になります。高校卒業後、就職をして働いていましたが、やりたい事が見つかり韓国に語学留学に来ました。現地で僕自身が感じる韓国の事を短い間ですが、連載させて頂きます。

 僕が韓国を選んだ理由は二つあります。一つは語学の習得、二つは報道での韓国とどう違うかを見てみたかったからです。

 韓国に行く前に、日韓の関係が悪化して、日本では韓国のニュースばかりが報道されているかのようでした。ですので、沢山の人が、「今韓国大丈夫なの? 生きて帰って来て!」など心配してくれました。でも 僕は、ニュースだけでなく、SNSや韓国にいる友達を通じて、日本が大好きな韓国人も沢山いて、報道がごく一部だという事も聞いていたので、何も心配しないで韓国へ行きました。
 そして今、韓国へ来て4週間が過ぎようとしています。
 まだ4週間ですが、反日と感じたことは一度もないです。
 ソウルに住んでるので、他の所は分からないですが、良い人もいれば悪い人もいる。道を尋ねたら、親切に教えてくれる。店では下手くそな韓国語でゆっくりと注文したら、笑顔で聞いてくれる。
日本と何も変わらないと感じています。

 報道にある通り、No Japan 、日本嫌い、日本政府反対!の人ももちろんいると思います。そして同時に日本にも、No Korea 、韓国嫌い、ヘイトをする人もいます。何も変わりません。

 韓国で生活していたら、日本の報道を見てきた韓国と違いすぎて、日韓の関係が良くない事など忘れるほどです。(笑)

 そして同時にメディアはなぜあんなにも韓国批判をするのか、韓国 = 悪いという報道の仕方しかできないのか、疑問しかないです。

 今、僕は韓国の語学学校に通っていますが、クラスは皆外国人です。共通語はもちろん韓国語なのですが、みんなまだ下手なので、コミュニケーションが取りづらく、なかなか友達を作れないのが悩みです。

 そして、韓国にはコシウォンっと言って、日本でいう寮みたいなシェアハウスがたくさんあります。僕も今そこにいますが、共同のキッチンはあっても、なかなか自炊ができなくて、毎日安いキンパ(のり巻き) 、ジャージャー麺、カップ麺などを食べる生活で、お金と体が心配です。でも、10月からは家具など全部付いている一人部屋に引っ越しが決まっています。そこでは野菜中心の食生活をしていきたいと思います。そして、短い留学生活なので早く韓国語を習得し、韓国の人たちと対話をして感じたことをお伝えしたいと思います。





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