沖縄に住んで、こちらで伝えると言うこと
5月3日、西濃憲法集会でお話しさせていただきました。お話しするのは上手ではないし、うまく伝わるかも分からなかったけど、伝えないより自分の言葉で思っていることを伝えていくことが大切だと思い、今私が思っていること、沖縄の現状などをお話しさせていただきました。
ここ3ヶ月の間に3回、こちらで沖縄についてお話しさせていただきました。どの会場も、やっぱり大人が多い印象。大垣と各務原でお話しした時は、子ども劇場のプレ学習会ということで子どもも多かったけど、私と同い年くらいの20歳前後の人は1人もいない。西濃憲法集会に至っては、私が最年少じゃなかったのかなと思うくらい若者がいませんでした。すごく悲しかったです。
なんで、若者がこういうことに関心を持たないのか、知る機会が少ないからなのか、元々興味がないからなのか…。何をどうしたら同じ世代の人が聞いてくれるのか。たくさん考えました。ちゃんと考えていかないとあとあと困るのは自分たちだという事。考えても答えは出ません。まずはにらめっこに書いて1人でも多くの人に記事を読んでもらうこと、そして自分からお話しができるような環境を作っていくことしかないなと思いました。黙っているより、私が、私の目で見たこと感じたことをお話しした方がいいということは確かです。何か1つでも伝わっていたら嬉しいなと思います。西濃憲法集会では、たくさんの方に「よかったよ、ありがとうね」といっていただきました。発言することを止めずに続けていけたらと思います。
沖縄慰霊の日
6月23日の慰霊の日が近づいてきました。毎年行われるモーツァルトレクイエムの練習が始まるといつもたくさんのことを考えさせられます。沖縄1年目のこの日は外に出ることも恐ろしいくらいでした。2年目は普通に迎えることができ、糸満の平和祈念公園で行われている式典をテレビで見ることもできました。そして3年目の今年、この日が特別な日だということを意識して沖縄の空気を心と体に染みこませたいと思っています。
今年になってアメリカ兵がらみの事件がしばしばテレビから流れてきます。4月には本土復帰後では14件目の米軍関係者による沖縄県内での民間人殺害事件が起きました。このようななかでの今年の慰霊の日は、さらに特別なものになるんじゃないかと私は思います。とは言っても、沖縄についてはまだまだ私も勉強不足です。
県民投票で普天間基地の辺野古移転反対が沖縄の民意であることがはっきりしても、その声は尊重されないまま辺野古基地建設が進められています。最初沖縄ではそれが毎日ニュースで流れていたけれど、もうそれが少なくなっている気もします。那覇市にいる限りアメリカ兵はあまり見かけませんでしたが、最近目につくようにもなりました。
天気がいい日だと、1日に2回はオスプレイを見ます。沖縄に来て1年目はそんなことありませんでした。
黙っていれば、それが何事もなかったかのように進んでいってしまうのです。沖縄に住んでまる2年、事態は危ない方向に進んでいるのではないかと感じています。今沖縄で起きていることは、いつどこで起きてもおかしくないことです。実際、内地でもオスプレイが飛び始めていると聞きます。
こちらの人に、沖縄のことを人事だとは思わず少しでも興味を持って考えてもらえたらいいなと願ってます。