地元で沖縄の話をさせてもらいました
3月23日、5月に各務原子ども劇場が高学年例会で 『ちゃんぷるー~私が幽霊!?修学旅行~』というお芝居を見るのに先だって事前の会があり、そこでお話をさせてもらいました。まずは沖縄の料理、沖縄風炊き込みご飯ジューシー、もずくの天ぷら、フーチャンプルー、サータアンダギーをみんなで作って食べました。そして、私が沖縄の大学へ行って2年、その間に沖縄で見たこと、聞いたこと、考えたことについてお話しさせていただきました。
たくさんの人に集まってもらえ、皆さんに真剣に聞いてもらえたので、すごく嬉しかったです。ありがとうございました。
そこでは、私が今まで沖縄で訪れた土地のこと、今問題になっている辺野古基地建設、県民投票についてを中心にお話をしました。私が一番伝えたいことは、「沖縄で起こっていることは、沖縄だけの問題ではない」ということ。沖縄県民だけが考えなければいけない問題ではなく、みんなで考えなければいけない問題ではないかということでした。
「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」は民意を示すため行われたものでした。しかも、沖縄の若者たちが、一部の大人たちの消極的な意見を乗り越え、県を説得し、投票そのものに反対する自治体との妥協点も探りながらやっとのことで実現にこぎ着けたものです。その結果反対票が70%を越えたのですが、その民意は無視され続けているのが現状です。県民投票が行われ、数字が出たのにも限らずなぜ県民が悩まなければいけないのか、私は不思議に思います。
話を聞く前と話を聞いた後の沖縄のイメージをみなさんに書いていただきました。
もっともっと沖縄のことを知りませんか?
みなさんからいちばん多く聞いたのは、海の話でした。
沖縄の海は確かに綺麗です。私が住んでいる那覇の近くの海でも十分に綺麗ですし、辺野古まで行くとさらに綺麗でずっと見ていても飽きることがありません。
ですが、その影にはいろんな歴史があるということ。その綺麗な海は今壊されようとしていること。 いろんな問題を抱えています。
今回お話をさせていただき、誰かが思ったことや感じたことを発信していかなければ 誰もわからないし、知らないうちにたいへんなことが起こっていくんだと実感しました。知らないことって怖いことだと思います。
沖縄ではこんなことが起こってるんだよ、という事を少しでも知ってもらいたいと思います。
5月3日には、毎年大垣で行われる「西濃憲法集会」で少しお時間をいただいてます。こちらの人間が、沖縄で普通に大学に行きながら、そしてアルバイトをしながら見たり、聞いたり、考えたりしていることをお話しさせていただくつもりです。
写真は今年3月の大浦湾:ここは、沖縄本島では珍しく深い入り江になっていて、変化に富んだ海底から様々な種類の貝殻が打ち上げられてきます。この深い海底を利用して大型の軍艦が着岸できる岸壁を作ろうとしているのですが、マヨネーズのような超軟弱地盤をどうするのか具体的な解決策もないままに工事が進められています。