天職観光
人はこれから、どんな旅をするのか。その方向性について、福知山公立大学地域経営学部と一緒に調べています。僕はこれからの時代の旅のことを「天職観光」と呼んでいます。天職観光とは、「天職のヒントを探す旅」を表現する造語で、12年ほど前、ふと自分の中で生まれたことばです。
いろいろな方にインタビューをさせていただき、その方の仕事(天職)について、そしてどんな旅(日帰り~数泊)をされているか、されてきたか、毎週学生と尋ねています。
自分の旅を振り返ると、過去、以下のところに行ってきました。有名なところをいくつか紹介してみます。
高校生レストラン「まごの店」(三重県多気町)、IT企業を誘致する神山町(徳島)、葉っぱビジネスの聖地・上勝町(同)、里山を舞台に「大地の芸術祭」を3年ごとに開催する津南町・十日町市(新潟)、瀬戸内国際芸術祭の舞台の1つの直島(香川)などなど。
昨年、香港から若いカップルが綾部にやってきました。天職観光の文字を見せると、「まさに僕たちの旅はこれです」とのこと。綾部への旅が二人の未来をすこしでも応援することになればすてきです。まちや村が旅人の人生も応援していく時代が来ています。みなさんなら、いまどこに旅したいですか?
あらためまして、半農半Xってなぁに?って言う方にご紹介!
半農半Xの種を播く 塩見 直紀(共編著)
出版社: コモンズ ¥1,728
安全な食材、いただきま〜す。食糧自給率、アップしちゃいます。仕事のストレス、減りますよぉ。作物を育てる喜び、たまりません。「半農半X」はいいこといっぱい。半農半XのこころAtoZ~26のキーワード。
塩見直紀(しおみなおき)半農半X研究所代表
1965年、京都府綾部市生まれ。20年前から「半農半X(エックス=天職)」コンセプトを提唱。半農半X本は翻訳されて、台湾、中国、韓国にもひろがる。著書に『半農半Xという生き方 実践編』など。
※半農半Xとは・・・半農は環境問題、半Xは天職問題(どう生きるか)を背景と する。持続可能な農のある小さな暮らしをベースに、天与の才を社会に活かす生き方、暮らし方。ex.半農半漁、半農半大工、半農半看護師、半農半カフェ、 半農半絵描き、半農半歌手、半農半鍼灸師、半農半カメラマンなどなど。