vol.180 熱中世代発 リバース10号

ウラナミシジミ(Lampides boeticus)

絶望への挑戦
鱗翅目シジミチョウ科の蝶。15㎜~20㎜。翅の裏面に褐色と白の波文様があります。ウラナミシジミの名はここに由来はここに由来します。翅の表面は美しい青紫色で黒い縁取りがあります。後翅には尾状突起と呼ばれる細い尾状の突起があります。尾状突起の付け根には紅色に縁どられた黒い小さな円紋があり、ポイントを成しています。アフリカ、アジア、ヨーロッパ南部に分布し、国内では北海道の札幌近くまで見る事が出来ます。食草はエンドウ、ダイズ、インゲンマメ、マメ科の植物です。小豆などマメ科の栽培種を好むため豆類の害虫としても有名です。クズ、ハギなどマメ科の野生種も食草として利用します。木曽の高原のスキー場でミヤコグサの花の間を飛び回る数知れない多くのウラナミシジミを見たことがあります。
本州のどこででも見る事が出来る蝶ですが、寒さに弱く、越冬が可能な地域は千葉県以西で、しかも、冬でも暖かい海岸部だけです。四国や九州でさえも南端の海岸に沿って越冬が可能なだけで内陸部のチョウは全て寒さで死滅します。毎年、絶滅を知りながら北上を繰り返す小さなチョウの不思議さと健気さに感動します。
暖かい秋の日差しの中、インゲン豆や小豆の畑の近くを探して見てはいかがでしょう。きっと、小さな青い挑戦者を見つける事が出来ることでしょう。

写真・三輪芳明(みわよしあき)プロフィール 1952年 関市生まれ。仲間と岐阜県では絶滅したと考えられていたコイ科の魚類ウシモツゴを発見、人工的な大量繁殖させ野生復帰に成功する。岐阜・美濃生態系研究会 二ホンミツバチ協会 日本チョウ類保全協会。

今でこそ知られるようになった「DV」「PTSD」という言葉だが、一般的ではなかった頃から、フェミニストカウンセラー(※)の講座を受講し、女性の相談にのってきた吉岡さん。現在は「NPΟ法人オフィス・マハロ」の代表理事として、スタッフと共に小牧市の女性センター電話相談の窓口となり、様々な問題の解決に東奔西走している。
小牧市は工場が多い土地柄、ブラジル、ボリビア、中国など外国籍の人が多く暮らす。日本人と結婚したが言葉が壁となり、細かな意思の疎通ができずDVに発展。また、近くの名古屋市からDV被害者が逃げ込んでくる、そんな事例が少なくない。
「DV被害者を加害者からどう避難させるかだけではなく、その後の被害者の自立支援がとても重要。それには就労、生活、子育て、精神的ケアなど、あらゆる面でのサポートが必要です。個人の善意では限界があり、社会的制度を使わないととてもできません。行政と手を組むことが必要なんです。」と、吉岡さんは語る。
「相談を受けたらまず、解決しなくてはいけない優先順位を決め、それを行政や専門家に繋ぎ、私たちはその人の思いを受けとめます。
誰にでも自分の中に、困難を乗り越える力というのはあるんだけど、あまりにも痛めつけられていると、それに気付かない。自分の置かれている立場の異常さに気付かないし、私たちのアドバイスも伝わらない、それほどに傷ついています。そういう方が電話してくるということはすごいことなんです。いろんな思いの中でよく頑張ったね、電話してきてくれてありがとう、と伝えます。法人名のマハロ(ハワイの言葉でありがとう)はそこからつけたんです」
相談内容は、ちょっと聞いてくれる?で始まり、あぁすっきりした、ありがとう。で終わる軽いものから、DV、離婚、中には「今手首を切りました・・・」という深刻なものも。しかし、どの問題も結局行き着くところはジェンダー(※)なのだという。
「女性に求められるのは気配り、優しさ、調和など。男性には男らしさ、凛々しさ、リーダーシップなど。更に、女性の場合は自分の人生なのに、自分に決定権がなかった。そういう社会の中で知らず知らずに育って来た私たち。女性の生き辛さは女性にしかわからないんですよ。だから電話相談をうけるスタッフは全員女性です。行政や議会、警察など、いろんな決定権を持っている人たちに女性がもっと増えるといいのですが…」
「活動の原動力は『理不尽なものに対する怒り』ですね。でも、この社会には理不尽な事がありすぎる。その全部に向き合っていたら何もできなくなっちゃうでしょ。だから相談対象が女性限定なんです。生きている以上悩みはつきないし、今の社会はみんな孤立しています。一人で抱え込まないで小さな悩みでも相談してほしい。
そして、人に寄り添う活動をする人がもっともっと増えるといいな、と思うんです」

※フェミニストカウンセラー
女性のための、女性によるカウンセリング。「女性の生き難さは個人の問題ではなく、社会の問題である」というフェミニズムの視点をもって、それぞれの女性の問題解決をサポートする。
※ジェンダー
「ジェンダー gender」という言葉は国際的に用いられている英語で、日本では「社会的性別」と定義。「ジェンダー」は、国・地域社会や時代の性役割や規範によって異なります。たいていはジェンダーによって、固定的な性役割や性差別が生じるため、片方の性にとっては生きにくい社会を形成します。

相談窓口のスタッフが新しく入るときは、気晴らしできる趣味はあるのか必ず聞きます。私の場合は、愛車TOYOTA86で高速道路を走る事、年に1~2回お泊まり女子会をして友だちと思いっきりお喋りして笑う事、時代小説を読む事、です。

小牧市女性電話相談
☎ 0568-71-9805

月・火・木10:00-16:00 金19:00-20:30
祝日もOK! 秘密厳守します。

小牧市民以外の方でも、お気軽にご相談ください。

 

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エンディングというと、「わたしにはまだ早いわ」、「ぼちぼち考えるわ」、「親に書いてもらうわ」とさまざまな反応が返ってきます。人生のエンディングは誰もが迎える、ということはわかっていても、準備をするときを決めかねてしまう・・・エンディングという言葉に抵抗を感じる人も多いですね。
だから、私たちは、ライフデザインノート「ゼロの昇天」。いま、これから、どう生きるかが大事。
実は「ゼロ」には深〜い訳があるんです。

「ゼロ」は空なり、「無」といわず。
「空」とは?たとえば、器。なにもない内部があってこそ器としての用をなす。「なにもない」というものが「ある」ことの意義は人生に似ています。ゼロから始まりゼロで終える。緊張感や躍動感に満ちた「空」が充実した間こそ「生きた証」。そして限りなくゼロになる条件を整え始めるのが、生前準備。終焉は、実態が「なにもない」ことになるのですが、実はそこから「大いなる存在が現れる」と考えたいものです。

 

・自分の思いを書き留めてみよう!

・日常生活の備忘録として

・家族に「ありがとう」を伝えるノートとして

B5版 44ページ 2色
発行:マザーハウスing
イラスト:高畠純
(にらめっこの表紙でおなじみの純さんのイラスト。先生にお願いし、ほのぼのシリーズで再登場しました!!)
編集人:田辺桜子、佐藤浩子、中本江利、三上みき
定価:700円

※まとめ買いの方へ頒布価格
30冊以上 600円
50冊以上 500円
郵送の場合は送料はご負担をお願いいたします。





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