まちカフェレポート まずは意見交流の場として
「こども食堂とは、こどもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂」。それだけ。「こども」に貧困家庭という限定はついていない。「こどもだけ」とも言っていない。 大事なことは、子どもが一人ぼっちで食事しなければならない孤食を防ぎ、さまざまな人たちの多様な価値観に触れながら「だんらん」を提供することだ。だから、一人暮らし高齢者の食事会に子どもが来られるようになれば、それも「こども食堂」だ。子どものための、子ども専用食堂ではない。
“場”としてのこども食堂
「むしろ、より積極的に、多世代交流型になることが望ましい」と東京都大田区にある「気まぐれ八百屋 だんだん」店主の近藤さんは言う。孤食をわびしく感じるのは、子どもだけではない。若者もお年寄りも、仕事で疲れて食事をつくる元気の出ない母親や父親も「今日はちょっと食べに行こうかな」と寄れればいい。そして、子どもは食事後に遊んでもらったり、ちょっと勉強を見てもらったり、母親や父親は人生の先輩たちから子育てのアドバイスを受けたり、地域の子育て情報を交換したり、お年寄りは、子どもと遊んであげることを通じて子どもに遊んでもらえばいい。そこに障害のある子どもや大人がいてもいいし、外国籍の子どもや大人がいてもいい。より多くの人たちが「自分の居場所」と感じられるようになることが理想だ、と。
人々が交差するときに、ただすれ違うだけでなく、ちょっと留まることによって生まれる“場”が、近藤さんのイメージだ。
まさに“まちづくりの基本”ですね!まちカフェで話題になった各務原市初のこども食堂「おだやか荘」もがんばってます。まちカフェが、いろんな活動の交流の場になるといいなと思います。
5月13日(土)10:00-12:00 参加者:7名 にらめっこ編集室にて
まちカフェについて
・世代別で開きそれぞれが抱える問題をピックアップして、2、3ヶ月に一回くらい「ごちゃまぜ会議」を開き、各世代が抱える問題をみんなでシェアし違う視点で問題を考えるってどお?
・それ、いいね!!
・土曜日の午前中って、けっこう参加しにくいわ(-。-;)
・平日の夜なんかの開催もあり?
・素敵なカフェで、お客さんも巻き込んじゃうとか?
・営業中は難しいんじゃない?定休日に開催とかは?
市民活動を活発にしたいんだけど・・・
・各務原市は財政的に余裕があるから、市民活動に頼らなくてもいいらしいよ。
・それって、市民に頼らずともお金で解決するってこと?
・学童保育の民間委託もその現れかな?
・学童の民営化では、安定した人員確保のためっていうことなんだけど、現実、人員確保できてないんだよね〜
・まちづくり活動支援センターができないのも、市が必要としていないのね。
・隣の町のNPO 団体の活動が盛んで、近隣ケアの仕組みもすごくうまくいってる。子育てで孤立しているお母さんは少ない気がする。行政と民間がうまく連携しているよね。
6月7日(水)18:30-20:30 参加者:10名 ボンガ珈琲(鵜沼東町)にて
こども食堂について
・学習支援をすることが条件の県の助成制度に、やはり本質をわかってもらえてないという複雑な気持ちになるの・・・
・居場所が一番大事なんだけどね。それは、子どもに限らないよね。
・子育て支援課に相談に行っても解決できなくて、児童相談所、社協、近隣ケア、民生委員と回っても、情報の共有ができていないので、たらい回しされてるっていう気がしてしまう。
・行政だけではなく、NPOとか個人で活動している団体とも連携した「居場所つくり」をしていきたいね。
文化発信の拠点を!
・中央図書館3階の市民ギャラリーが廃止!創作室も使えなくなる、といきなり通知が来た。寝耳に水!でびっくり。
・何かいつもそういうやり方だよね。学童の民営化もね。
・文化が人を育む!と断言したいくらい。学習支援で教育の格差をなくすのももちろん大事。でも、人の心が豊かになることのほうがさらに大事な気がするなぁ。
・障がいがあってもなくても、人として生きていることを実感できる場所、そんな文化の拠点が欲しい!!
発達障がいって、よくわからない
・うーん、基準は曖昧だし医者によって診断もまちまちだし、そもそも診断名がつくことがいいことなのかな。
・親にとっては楽になる部分はある。けど本人にとってはどうなんだろう。生きづらい部分というのは結局は社会のほうに原因がある気がするよ。
・だよね。差別とか偏見とかただ知らないだけでさ、情報不足もあると思う。
・隔離はよくないね。やっぱりごちゃまぜにしないと!
・生産性の低い人が置いてきぼりになっている今の社会、かなり問題だと思う。