vol.175 半農半Xという生き方

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「1人1研究所」

10年ほど前から、個人の方がつくっている小さな研究所に関心を持ってきました。きっかけはつれあいの里、山口県下関市を歩いていたとき、「腹話術研究所」という看板を見つけたこと。おもしろい研究所に出合って以来、個人研究所を探し求めてきました。環境や自然出産、まちづくり、場づくり・・・。テーマはほんとうに多様です。私はそれを「使命多様性」と呼んでいます。人はおそらく生涯、自分のテーマを探究し、学び続けるのが使命。あるとき、日本人全員が自分の研究所をつくり、各自のテーマを探究する国になったらどうだろうとひらめきました。名づけて、「1人1研究所」構想です。いま、政治経済の世界では、「成長戦略」ということばが使われます。たくさんの研究の中から、国家プロジェクトも生まれるかもしれません。1人ひとりがライフワークをもち、研究の成果を独占せず、世界に活かせたらと思います。みなさんなら、どんな研究所をつくりますか?どんなテーマを追い求めますか?研究所をつくるヒントは大好きなこと、得意なこと、気になることをあげることから始まります。
人は自分が置かれている立場を、すぐ状況のせいにするけれど、この世で成功するのは、立ち上がって自分の望む状況を探しに行く人、見つからなかったら作り出す人である(英国の作家バーナード・ショーのことば)。自分で自分を鼓舞し、困難の時代を乗り切り、未来を切り拓いていきましょう。
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1月1日の気持ちを

世界中のみんなが大好きな言葉や詩などを紹介し合ったらどうだろう。それだけでもう地球学校になりそうです。2017年は酉(とり)年。想像力豊かに、翼をひろげ、新しい1年がすてきなものになるよう、星野富弘さんの以下の詩をこころを込めて贈ります。

笑顔で挨拶を交わし/小さなことにもよろこび/嘘を言わず/悪口も言わず/全てのことに感謝し/人のしあわせを祈る

1月1日の気持ちを/皆がみんな/12月31日まで持ち続けていられたら/美しい国になる

星野富弘 花の詩画集『速さのちがう時計』(偕成社・1992年)より

塩見直紀(しおみなおき)半農半X研究所代表
1965年、京都府綾部市生まれ。20年前から「半農半X(エックス=天職)」コンセプトを提唱。半農半X本は翻訳されて、台湾、中国、韓国にもひろがる。著書に『半農半Xという生き方 実践編』など。

※半農半Xとは・・・半農は環境問題、半Xは天職問題(どう生きるか)を背景とする。持続可能な農のある小さな暮らしをベースに、天与の才を社会に活かす生き方、暮らし方。ex.半農半漁、半農半大工、半農半看護師、半農半カフェ、半農半絵描き、半農半歌手、半農半鍼灸師、半農半カメラマンなどなど。





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創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
発行部数:22,000部

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