VOL.151 ぐーちょきぱー ぐーちょきぱー 最終回 夢

ボーダレス社会をめざして 最終回

伊藤 佐代子 いとうさよこプロフィール

伊藤淳司の母。岐阜障がい者就業・生活支援センターの支援ワーカーをした後、NPO法人オープンハウスCANの理事長。地域で暮らす障がいのある方の生活支援や障がいのある方と書道をたのしんでいる。

小さな夢が叶いました。孫と一緒にグアムへ遊びに行ってきました。がんが発見される前に「孫ができたら孫と外国へ行く」という夢を持っていました。その念願が叶い10月に行ってくることができました。夢は大きい小さい関係なくいつも持っていないといけません。夢に向かって人は努力をします。大きな夢はというと「ボーダレスの美術館を創る」ということです。これは叶えられそうもない夢ですが、どこかで誰かがこの文を読み、お金を出そう!なんて事にならないか淡い期待を抱きつつ書いています。滋賀県にあるボーダレス・アートミュージアムNOーMAのようなものが身近にできたらいいなと考えています。11月に各務原市で開催された障害者アート展(障がいがある人と各務原市近郊で活躍しているアーティストの作品を同じ場所に展示する)のような趣旨の美術館を持ち、いつでも障がいのある人たちの素晴らしい作品を見ることが出来る空間を創りだすことです。障がいのある人の中には優れた才能を持った人が多くいます。私が一緒に書道をしている30人の中にも才能のある人がたくさんいます。彼らは人に良く見せようという邪念がありません。彼ら自身は字の意味が分からないかもしれませんが、それでも見る人に訴える何かしらがあります。彼らの書を見て涙を流される人が時々いらっしゃいます。きっと見ている人の心の琴線に触れるものがあったのでしょう。芸術の分野では障がいのあるなしは本当に関係がないのだなと思います。そして、もっともっと大きな夢は「障がいのある人が普通に暮らせる社会ができる」ことです。理想は、隣り近所の人のちょっとした見守りで障がいのある人が暮らせる社会ができることです。今私がやっている仕事、障がいのある人の生活支援の必要がなくなるような社会ができることです。昔の良き時代の日本です。無理難題かもしれませんがいつかそんな日が来ることを願っています。
最後になりましたが、今回でこの「ボーダレス社会を目指して」を終わることにしました。「この文を読んで元気をもらっています」と私に話された方のこのお言葉が何よりの私へのご褒美でした。いつかまたお目にかかれます日まで!!
“障がいのある人、そのきょうだいに温かいまなざしをお願い致します。”





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創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
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