VOL.160 中高生、平和を考える

Peace & peace 小田 奏さんの報告

Peace & peace
平和について語り合いたいと思って、2013年の春、各務原市内の中学生で作りました。これまで
「自分にとって平和って何だろう」
「TPPについて考えよう」
「核について学ぶ」を開催。
今後も大人と一緒に「平和について」学び合いたいと考えています。

連載第五回

「Peace of Peace で考えた・・・・」

今回は先日行われた、Peace of Peace の例会の報告をしたいと思います。参加者は、いままでの例会の中では最も多くて約30名、私たちの他に小中学生も5人参加、大垣のようこそ先輩のメンバーも参加してくれました。

まず最初に、私から夏に長崎であった「全国高校生平和集会」と
「原水爆禁止世界大会」に参加した報告と、3月福島であった高校生の集いについて報告をしました。

また、もう1人のメンバー司君には、今の自分が感じる気持ちについて話してもらいました。司君は、「友達やまわりのみんなは、全く世の中のことに無関心で不安になる」といったようなことを話してくれました。

今回は、『集団的自衛権』について、交流しました。今、安部首相は戦争放棄を掲げる九条の解釈を変えることで、集団的自衛権が行使できるようにしようとしています。そのことについて、話し合いました。

交流をしていく中で、たくさんの疑問がありました。
「政府だけで決めてしまってもいいの?」
「原爆が落とされたのは日本だけ、だから、憲法九条がある。なのに、憲法をかえて、また同じあやまちをおこしてもいいの?」
いいだしたら切りが無いほどの疑問で頭がいっぱいです。

国民が無関心のうちに、外堀を埋めるようにすすんでいく戦争のできる国づくり、本当に今の日本は恐ろしいです。

01話をしている中で、集団的?平和的?~的ってなんだろう?という話もでました。平和と言わず、集団と言わず、なぜ~的と表現するのでしょうか?

最後に、自分に今できることは
なんだろう?と考えました。
無関心な人にも、関心のある人にもとにかく話をして話の種を植えてまくこと! ただ、叫ぶだけではいけない。
だから、聞いてくれる人に少しずつ、お話をする。

まずは、日本が今、どのような状況におかれているかを知ることがいちばん大切だと私は思いいます。調べたり、集団的自衛権についてもっと知ることを私もしていきたいと思っています。

この、『にらめっこ』をよんでみえるみなさん。
みなさんの中にも、まだ「わからない。」「意味が理解できない。」といわれる人がみえると思います。

けれども、今はインターネットが普及しています。自分がわかるように調べることは簡単です。なので、一度しらべてみてください。
日本のことについて、もっとみなさんで学びましょう!

戦争がおきれば、人を殺さなかった人が、人を殺しています。
そんな世界になってしまう、普通の人が普通でなくなってします。
日本がかわってしまいます。それが嫌なので、わたしたちは、頑張って活動していきます。

ひとりで行動するのは無理かもしれません。ですが、みんなで協力すれば、きっと 未来は変わるはずです! 私は、そう信じます。

vol.160 中高生、平和を考える