vol.158 現地レポート エコビレッジfromオーストラリア

オーストラリアでエコビレッジの立ち上げに参加している
日本人女性YAOさんのレポート

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Eco Village “Paradice One Retreat”の目的

  • 持続可能な自給自足の生活をする事
  • 生活を共有するもの同士、お互い高め合って成長する事
  • 大規模なパーマカルチャーのプロジェクトの達成
  • 安全で健康的な食材を、お客様と一緒に共有する事
  • 可能な限り地球上に自然を残せるようにする事
  • ひらめき!を感じてもらえる「暮らしのモデル」を提供する事

2013年5月、オーストラリアの東海岸中央付近のcoorabell,bayronbayでParadise One Retreatをopenしました。
元はリゾート施設として使われていた場所を、eco retreatとしてエコロジカルな生活を目指した宿泊施設に方向転換。住み込みのスタッフで持続可能なライフスタイルを模索しながら、自給自足を目指した生活を始めました。宿泊施設として運営を続ける大きな理由は、ここでの生活そのものを泊まりに来てくれたお客さんと共有する為です。

経済最優先から環境優先へ、生きる軸足をシフトしたい。そのためには、まずは自分たちから変わっていく。そしてその体験を共有して、伝えて行くことが必要だと思うからです。

食と環境は密接につながっています。私たちは自分たちで育てられないものは食べません。畑が整うまでの期間は、地元の野菜や、有機野菜を選んで購入しています。ここでは動物を育てていないので、当然のことですが動物は食べません。それでなくとも、肉を食べ続ける事は、さまざまな理由から環境破壊につながり、持続可能な生活を維持できないと思うので、ここではベジタリアンの食事を提供しています。

周辺の森は植林だった楠林から、原生林の植物を植え直し、rainforestをよみがえらせ、動物たちとの共生を取り戻すという大きなプロジェクトも現在進行中です。木を植えて行くのは、長い期間のプラン作りが必要なので、3年後、5年後のイメージを想像しながら進めて行こうとしているところです。

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あるものを利用してガーデンベッドを製作中のYAO(右)とスタッフ。

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私たちは今、大規模なパーマカルチャーのプロジェクトの初期段階に取り組んでいます。

ここでの共同生活は、自分は一人で生きているのではなく、支え合い、協力し合い、補い合いながら生きている事を教えてくれます。そしてそれを外部に発信できるような力をも与えてくれます。ここに訪れてくれる方々にいい影響が及ぶように、努力しています。また、ここの運営を支える仕事にお給料はありません。稼ぐために働くのではなく、持続可能な生活モデルというプロジェクトを発展させて行く事が目的だからです。共通の志を持ち続けるにはそのためのミーティングは欠かせません。

私にしてみれば新しいことの連続ですが、日々を大切にたのしんで生活をしています。

“Paradice One Retreat” stuff YAO:日本人スタッフとして日本料理を四苦八苦しながら、ゲストに提供。また、アートで施設内の壁をペイントしたり、オブジェを作って空間デザインをしています。

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これからの時代の鍵となるものに、コミュニティというものがあります。自給自足をするといっても、すべて自分だけでできるわけではありません。地域の中で助け合っていくことが不可欠です。そんなコミュニティのひとつの形態として、エコビレッジというものが現在注目されています。

エコビレッジとは、お互いが支え合う社会づくりと環境に負荷の少ない暮らし方を追い求める人々が作るコミュニティのことです。多くは田舎にできていますが、中には都市部にできているものもあります。50人?200人ぐらいの人たちが共同生活を営んでいます。

日本のエコビレッジはどこにあり、どんな形態で運営されているのでしょうか……
一つひとつご紹介していきます。
木の花ファミリー(静岡県富士宮市下条923-1)

01富士がくっきりと映える木の花ファミリーの
田んぼ

  • TEL:0544-58-7568/FAX:0544-58-8015
  • http://www.konohana-family.org/
  • 設立:1994年/位置:富士山の西の麓/人口:46名
    「地球を汚さない暮らしをしよう!」という想いを抱いた20名のメンバーにより創立。

特徴

  • 血縁、世代を超えた共同生活
  • 3つの住居で生活(本宅・まことの家1号館・2号館)
  • 収入はファミリーで得て、大人全員で平等に分配
    (血縁を超えたひとつの家計)
  • 化学肥料、化学農薬を使わない自然農法により、食べるものの
    ほとんどを自給
  • 化学肥料、化学農薬を使わない自然農法により、食べるものの
    ほとんどを自給
  • 玄米菜食をベースにした健康な食生活、EM菌の活用
  • 自然をモデルにした調和の精神、こころを磨くことを重視
  • 創立以来一晩も欠かさない夜のミーティングで日々の運営を決定
  • 心の問題をはじめ、あらゆる事柄を全員でシェアする
  • 心の病を持つ人を受け入れ、回復を支援
  • 富士宮市との共同事業により有機農業実践講座などを実施
  • 自然食レストランや出版・教育事業などの「いのちの村」づくりを
    推進




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発行日:偶数月の第4月曜日
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