好評連載! 中高生・平和を語る

01

標的の村

0112月1日に岐阜で上映された映画「標的の村」をみてきました。この映画は、沖縄で今起こっているヘリパッド移設増強反対運動に取り組む高江の人達を記録したドキュメンタリー映画です。今回は、映画を見た感想と、この後の感想交流会で出た意見についてお話ししたいと思います。

感想交流会では「自分達が住んでいる日本なのに、ちゃんとした情報、現状を知らなかったことが、一番くやしいと思った」という声があがりました。沖縄の人々は、戦後もずっとずっと戦いを続けています。そう思ったとき、あなたはどうおもいますか?悲しくなりませんか?

私は「戦時中から今までずっと苦しめられているんだなぁ…」と思い涙があふれてきます。ヘリパットを作ってほしくないという住民の思いから、現場で座り込むのです。自分の命もあるのに、動いているクレーンにしがみつき、必死に止めようとする人々がいる。皆さん、想像できますか?

現実にそのようなことが起こっているんです。国は自分達の生活を守ろうという人達を「通行妨害」で訴えました。現場にも行っていない7歳の女の子まで訴えられたのです。ほんと、ありえません。

一昨年9月、10万人が結集した県民大会での知事の訴え、そして反対にもかかわらず、電話一本で「オスプレイ」配備が県に通達されたのです。どんな意見も聞いてもらえず、国民の意見を馬鹿にしてるのですか?…心が苦しくなりました。

感想交流会では「自分達が住んでいる日本なのに、ちゃんとした情報、現状を知らなかったことが、一番くやしいと思った」という声があがりました。沖縄の人々は、戦後もずっとずっと戦いを続けています。そう思ったとき、あなたはどうおもいますか?悲しくなりませんか?

私は「戦時中から今までずっと苦しめられているんだなぁ…」と思い涙があふれてきます。ヘリパットを作ってほしくないという住民の思いから、現場で座り込むのです。自分の命もあるのに、動いているクレーンにしがみつき、必死に止めようとする人々がいる。皆さん、想像できますか?

現実にそのようなことが起こっているんです。国は自分達の生活を守ろうという人達を「通行妨害」で訴えました。現場にも行っていない7歳の女の子まで訴えられたのです。ほんと、ありえません。

一昨年9月、10万人が結集した県民大会での知事の訴え、そして反対にもかかわらず、電話一本で「オスプレイ」配備が県に通達されたのです。どんな意見も聞いてもらえず、国民の意見を馬鹿にしてるのですか?…心が苦しくなりました。

感想交流会の中でよく出てきたのが、2012年9月29日の配備強行前夜、アメリカ軍普天間基地ゲート前を人々が完全閉鎖したシーンについてです。腕を組み座り込む人々、それを排除していく警察。1人を4人がかりで、手足を持ち運んでいく……車はレッカーで運ばれ、泣きながら沖縄の歌を歌い続ける人々の姿…。ジャーナリストたちも排除されていく…それをみている、アメリカ兵の笑顔…。
それは、実際にあったこととは思えないようなシーンでした。警察も沖縄の人なのだから、いやならいやと言えばいいのに…それも言えないのは情けないと私たちは思いました。

私は、沖縄の問題を日本中の一人ひとりが考えていくべきだと思いました。また、この映画を日本中の人々が全員みるべきだと思いました。

私たちにとって、この先色んなことを知ることや、周りに発信することが必要だと思いました。また、それぞれが、自分に出来ることや思うことを語り合う場をつくり、交流することも必要だと思いました。

その結果、何かが、急に変わるということはないでしょう。しかし、こうした交流の時間を過ごせる輪が広がることがとても大切だと思っています。「何がなんだかわからない!」って思う人もたくさんいると思います。でも、あきらめずに、一人ひとりの力を信じて、出来る限りのことを頑張って行きたいと思ってます。

ぜひ、皆さんも私たちと一緒に交流してみませんか?

01

〔註〕高江:沖縄本島の東北端に近く、北部訓練場に囲まれた集落で、那覇から車で3時間近くかかる。
同訓練場の用地の約半分が返還されることになった代償として、ヘリコプター着陸場(ヘリパッド)の移設増強工事が進んでいるが、これ以上の基地機能強化に反対する住民らが、工事現場で座り込みを続けている。