VOL.161 特別寄稿連載「半農半Xという生き方」塩見直紀

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「10年」

人生の成功者の共通点は2つあって、1つは腹式呼吸、もう1つは早起きだそうです。そんな講演を聞いたのは、いまから20年ほど前のこと。以来、早起きを志してきたのですが、なかなか習慣にすることはできませんでした。

でも、10年前、私はふとある発想の転換をしたのでした。
娘が幼稚園の年少のころ、夜の8時には娘と一緒にふとんに入って絵本を読み、寝かしつけていました。

ある夜、絵本を読んで子どもと一緒に寝て、(ぼくだけ)朝3時に起きたらどうだろう?とひらめいたのです。やってみると、翌朝からなんと3時起きができるようになりました。

現在、10 年とすこしとなります。
朝の1時間は夜の2時間に匹敵すると朝の効用の本にはよく書かれています。静かな里山での朝3時からの2~3時間は思索のための、自己探求のための尊い時間となりました。

人生の成功者にはいつなれるかわかりませんが、ずっと続けていきたい習慣です。自分でもほんとうによく10年が経ったものだと驚いています。

「あとから来る者のために」

大変な時代ですが、大人世代の踏ん張りどころです。ときどき弱音も吐きたくなりますが、こんなときは勇気を与えてくれる詩をときどき読んでみることをおススメします。

よき時代をすこしでも招来できるように、心をこめて仏教詩人、坂村真民さんの詩を贈ります。

「あとから来る者のために」    坂村真民

あとから来る者のために
田畑を耕し 種を用意しておくのだ
山を 川を 海をきれいにしておくのだ
ああ あとから来る者のために
苦労をし 我慢をし
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる
なにかをしてゆくのだ

まちづくり&自己探求 塩見直紀のエッセイ より

塩見直紀(しおみなおき)半農半X研究所代表

1965年、京都府綾部市生まれ。20年前から「半農半X(エックス=天職)」コ塔Zプトを提唱。半農半X本は中国語訳され、台湾、中国にもひろがる。著書に『半農半Xという生き方 実践編』など。

※半農半Xとは・・・半農は環境問題、半Xは天職問題
持続可能な農のある小さな暮らしをベースに、天与の才を社会に活かす生き方、暮らし方。
ex.半農半漁、半農半大工、半農看護師、半農半カフェ
半農半歌手、半農半鍼灸師、半農半カメラマンなどなど。

まちづくり&自己探求

綾部市社会福祉協議会に隔月でボランティアエッセイ掲載。
それを「にらめっこ」に連載します。

vol.161 特別寄稿連載「半農半Xという生き方」塩見直紀





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