VOL.163 中高生・平和を語る

01

私たちは、今の政権のままでは、不安なことがいっぱいだと考えています。政治に無関心な人も、今回だけはこのままでいいのかを真剣に考えてほしいと思います。  私たちの不安の第一は、集団的自衛権行使を容認することで、戦争のできる国になるのではないかということです。一内閣で憲法解釈を変更したのですが、国民の真意を問わなくていいのでしょうか? また、知る権利、表現の自由が危ないとも考えています。特定秘密保護法は12月10日に施行されました。これは、歴史で習った、第二次世界大戦の時のめっちゃ恐ろしい法律「治安維持法」と同じだと思います。  原子力はいらないと思うのですが、現政権は原発再稼働を推進しています。まだ福島第一原発は大変な状態で、火山の噴火や地震も多い、なのに、なんで再稼働?と思います。核のゴミを子ども達に残さないで下さい。食の安全も守って下さい。


02僕にとっての憲法九条は、誇りと安心です。今僕は、安心して生活できています。それは、憲法九条があるからです。僕は、中学一年生の時、幼なじみの友達を亡くしました。ものすごく悲しくて、皆で泣きました。たった一人のいのちでも、あんなに悲しかったのに、戦争が起きたら悲しむ人でいっぱいになると思います。
だからこそ、この平和憲法に感謝したいです。ものごとを武力で解決しないという平和憲法があるのは日本だけです。僕は、これを日本の一番の誇りだと思っています。戦後から現代まで平和でいられたのも、この憲法のおかげです。だからこそ、この平和憲法を守らないといけません。しかし、今ずっと守られてきたこの平和憲法の精神を、一内閣の解釈変更という形で簡単に変えられてしまいました。本当に悔しかったです。でも、この国の政治家を選んだのは僕たち国民です。政治家のレベルは国民のレベルだと思います。
だから、国民みんながちょっとでもいいから政治に関心を持てば、戦争の出来る国にも近づかないと思うし、今の憲法九条を守れると思います。僕はこれから、政治に関心のない人たちに自分の知っている限りのことを伝えて憲法九条を守るために、今の政治を変えていけるように、自分にできることを頑張っていきます。日本の未来を絶対に諦めず、自分たちの手で、守っていきたいと思います。皆で頑張りましょう。


03私にとっての九条は、みなさんが笑顔で暮らせている源だとおもいます。1945年8月、広島・長崎に原子爆弾が落とされました。たった一つの爆弾がたくさんの人のいのちを奪い、今もなお苦しんでいらっしゃる人たちはたくさんいます。  第九条は「戦争を放棄する」というきまりです。  戦後からこんにちまで平和でいられたのは、この憲法があったからだと私は思います。しかし今、また戦争をできる国にしようとしている人たちがいます。また戦争が起こってしまったら、今まで人を殺さなかった人が人を殺してしまうようになり、たくさんの人が亡くなり、たくさんの人が悲しみます。そんなことは絶対に反対です。  第九条のようなこんな素晴らしい憲法があるのは日本だけです。第九条が平和な世界にしてくれると私は信じます。このような憲法のある日本人ということに誇りを持ち、一日一日を大切にしていきたいと思います。また戦争をする国にしないため、自分のできることを精一杯努力し、頑張っていきたいと思います。私、一人の力では何もできません。皆で頑張りましょう。


 





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