エコビレッジ from オーストラリア

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昨年の12月21日はオーストラリアでは夏至にあたる日。季節の切り替わりのお祝いを込めて、party for the new paradigm(新しい形式でのイベント:意訳)というイベントを開催しました。
02このイベントの基本コンセプトは、ギフト。ギブ&テイクではなく、ギフトです。この考えをシェアし、実践して、体験を共有する事です。特徴は、参加者全員で共に作り上げるというところ。入場料はなし。その代わりに参加者は自分のギフトを持ち寄ります。今回は、事前に申し込みをしてもらい、なにをギフトするのかはっきりと伝えてもらうことにしたので、色々な形での参加とギフトが集まりました。

イベントに興味を持ちながらも、自分がなにをしたらいいのか解らない人は、ボランティアというかたちで参加してくれました。そして、このイベントの主旨を理解し、なんらかの形でのギフトを受け取り、自分もギフトをしたい、もっと積極的に参加したいと思って、再び来てくれる人たちがいました。たくさんのアート、ミュージック、ワークショップ、パフォーマンス、マッサージ、トーク、ご飯、そしてたくさんの笑顔と愛、様々な形での刺激を受けとてもいい経験になりました。

今回は2回目なので準備にも気合いが入りました。クルーの役割分担を明確にして、どうしたらチームワークがうまく機能するかが一つの課題でした。一つのイベントを作り上げる過程は、コミュニティー03(協働生活)にはとてもいいレッスンとなります。いかに、サポートしあえるか、各自が自分の役割を見つけられるようになる訓練にもなり、知恵を分ちあい、連帯感を築くいい機会となりました。それは、自分は人の為に何ができるのか、自分自身と向き合う機会となり、ほかの人は何が出来るのかを知ることができたからです。

それぞれのスキルを共有できるという事は、つぎは一緒にやってみようという意識が生まれます。連帯意識ががどんどん広がっていくことで、お互いを高め合うことにつながると思います。
私のできることは、「絵を通して表現をする事」なので、日本からこの期間に遊びに来てくれた、絵描きの友達と二人でライブペイントを披露しました。
人と絵を通してコミュニケーションをとるというのは、普段使わない感覚を使うのだなと体感しました。

こういった主旨のイベントは、めずらしいので理解するのに時間がかかる人もいます。物々交換でもなく、お金を払わなくてもよくって、ギブ&テイクでもない・・・「ギフトのみ」。それがどんなに楽しくて、自由な感覚なのかを分かち合い、これをいろんなところで実現可能にするために、いっしょにつながろう!とイベント参加者との絆も生まれました。その絆がわたしたちクルーを勇気づけてくれて、次なる熱意にもなりました。

さて写真はイベントの様子と、最近のパラダイスの畑の様子です。今は夏真っ盛り。亜熱帯気候特有の雨期でもあるため、今年は雨が頻繁に降ってくれて、畑の作物は順調に育っています。オクラ、ピーマン、ケール、キュウリ、ズッキーニ、スイカ、緑の夏野菜たちが私たちに収穫の喜びを与えてくれてます。
be happy YAO

 

 





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