悲喜こもごも、トイレ・トレーニング
Aさん:4男は生後3ヶ月からおむつなし育児(※)をして
いました。おっぱい飲ませておむつを替える前などにさせるとおしっこもウンチもしていたし、7ヶ月くらいからはおまるでもちゃんとしてたのよ。でも一昨年、8月にすごく暑くて、私がトイレに連れていくのもだるくて、しんどくて、ちょっと休んでいたの。そうしたら、9月に入った時にはもうイヤイヤ!っが始まって…。たった1ヶ月で時期を逸したのかなあ。「トイレ!」って言うから連れて行くと、ちょっと座っただけで、「降りる!」って。それで下ろしたとたんにジャー!したそうにしてるから「トイレ行こうか」って言うと「むーりー!」って…。
Mさん:そう言う時なのかな?我が出て来たというか。
Aさん:おむつの中でできるなら、そっちの方がいいじゃん、みたいな感じ。漏らすと気持ち悪いように普通のパンツをはかせてみたんだけど、一日に何回も漏らされると洗濯の量も半端なくて、おむつに逆戻りしています。
Mさん:うちの長男の場合、おしっこはすんなりおむつ外せたのに、ウンチだけは4才過ぎてもおむつの中でないとできなかったの。ある日、スーパーに買い物に行った時に、ウンチって言うので、慌ててトイレに行って、4才なのにおむつ交換台の上でおむつに履き替え、そこでう?んってやってたんですよ。そうしたらちょうどそこへ同じくらいの男の子がぱーっとお母さんとおしっこしに来て、「えっ!おむつ?」と言って通り過ぎて出ていったんです。そのときはそのままウンチはしたんですけど、「お母さん、明日から俺、トイレでするわ」って。次の日からトイレでするようになったんです。いやぁ?、どこに何がころがっているかわからんなぁって思って(笑)。
Iさん:過渡期にはいろいろありますよね。うちは1才の終わりだったかな。おしっこ行きたいのに、こちらが声かけると拒否したりということがしょっちゅうで。育児書を見ると怒っちゃダメって書いてあるんだけど、ある程度大きくなったんだから、というのもわかってほしいし、こちらも我慢できないし、ちょくちょく怒ってました。
Mさん:漏らしても、これはしょうがないなと思える時と、いや、そこは!という時とあるよね。
Iさん:本人的にもわかっている時もありますよね。
Aさん:そう。子育ては思うようにはいかないんだよ、と教えてくれてるのかと思えるくらい(笑)。
トイレこわい?
Sさん:この子は最近時々教えてくれるようになりました。でも、おまるにいろいろ子どもの興味を惹くようなものがついているので、それで遊んじゃっておしっこをしなくなっちゃった。トイレにいる時間だけが長くなっちゃったの。
Mさん:最近のおまるって、音楽が流れたりすごいんですよね。
Iさん:音楽流れるし、光も出るし!
Sさん:子どもをトイレに誘うためにいろいろついているのかな。
Aさん:そういえば、上の子が小さい頃は、トイレが怖いって言って、よく漏らしていたわ。
Mさん:うちも、「トイレ怖いもん、でっかい穴があいてるし」って。お母さんがしている様子を見せるといいと聞いたから見せたり、足が浮かないように台も買ったし、おまるも買ったけど、結局そこじゃなかったのね。
こどもが悪いわけじゃないのよね
Aさん:お兄ちゃんが小学生になってもよく漏らしてて、あまりにもひどかったから病院に連れて行ったの。
Mさん:体の加減でそうなっているんだったら、なんとかしてあげたいもんね。
Aさん:その時は、腎臓にはなんの異常もないから、まあ、時期を待って、って言われたの。結局治まったんだけど。
Mさん:そういうとき、本当に待つしかないね。
Aさん:本に書いてあったんだけど、赤ちゃんは、させればトイレでもおまるでもできるのに、おむつをつけっぱなしにしていて、おむつの中でしなさいと親が教えているんだって。それを今度はトイレでしなさい、と習慣付けさせられるから可哀想だって。あぁ、そうかと思ったよ。
Mさん なるほど、この子にも早速やってみようかな。腰も座ってるから、もうおまるも使えるもんね。やる気に火がつきました。
※おむつなし育児 おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にしない育児法。 EC (Elimination Communication = 排泄コミュニケーション)とも言われ、今注目を集めています。日本でも昔から行なわれてきましたが、その智恵が伝承されることなく、途切れてしまっています。なるべくおむつの外でさせるようにすることで、赤ちゃんに気持ちよい排泄を導きます。いわゆるトイレトレーニングではありませんが、おむつが外れやすい傾向はあるようです。