5月25日に、各務原市民公園で開催された「防災イベント」(もーやっこサークルさん主催)に参加しました。
現在のここいくは、包括的性教育に取り組み【性教育=人権教育】を根底に「性と生殖のこと」だけでなく「人間関係」「価値,権利,文化,セクシュアリティ」「ジェンダーの理解」「暴力と安全確保」も取り入れて授業をしています。
今回は「防災」の観点から、ここいくとして何が伝えられるか? 災害時に大事にしたいことは何か?を話し合い、『日常が大切』をテーマにしてみんなで考えられる場にしようということになりました。日常でできないことは、いざという時(災害時)もできない…だから日常の人権から知識、情報、関係性、コミュニケーション、仲良くあること、人権(体と心が大切にされてる?)、自分らしくいられることは何か?を考えることが大事!!そこで『ここからかるた』を使って、災害時 みんなの「こころ」「からだ」「性」を守るため、知る・話す・考える〝人権ワークショップ〟に挑戦しました。
「最近、嬉しかったことはある?」…“自分の言ったことに共感してもらえたこと!”
「誰かにされたことで嫌な気持ちになったことはない?」…“自分の言ったことを全否定されたこと”
「嫌だと思う触り方をされたらどうする?」…“やめてと言う”
「友達に無視されたらどうする?」…“時間をおいてもう一度話す”
「最近泣いたことある?」…“ドラマを見て泣いた” “お母さんに怒られて泣いた”
「自分の体、他の人の体を大切にするってどんなこと?」…“美味しいご飯を作る、食べる!” “お腹を出して寝ている人がいたら布団を掛けてあげる”などなど、かるたを通しての問いかけに参加してくれた子どもも大人も一生懸命考えて、自分なりの意見を話してくれました。「それ解る!!」と共感したり、自分とは違う意見に「あ~、そういうこともあるね!」と認め合うこともできました。
災害時は何かと我慢しなくてはいけないことも多くなるけど、悲しかったら泣いてもいいよ! 嫌なことがあったら「イヤ」って言ってもいいよ! 楽しいことがあったら話して周りの人と共感できたら、少しは気持ちも楽になる?!感じ方はみんな違って、正解はないなど、参加してくれた皆さんと一緒に色々考えることができました。
そして最後に、一番伝えたかった【人権って何だろう?!】…「人間が人間らしく生きることができること!」「自分で〝こうしたい〟と思う生き方を選んでいいってこと!」を確認し合って、ワークショップを終えました。参加してくれた方からは「大事なことを考えるとても良い機会になりました」と言っていただけて、とても深くて楽しい有意義な時間になったと思います。
防災イベントに参加したことで、日常から人権について考えていくことが 災害時にお互いを尊重し合えるということを、私達ここいくも深められました。これからの活動にも活かしていけそうです。
担当:ここいくメンバー 横山 里美でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)