vol.218 ここいく日記 はじめの35歩!


私にとっての「いのちの授業」

 昨年までの私は仕事の就労時間が短かったため平日の幼稚園や学校での「いのちの授業」に、ほぼ参加することができました。私にとって「いのちの授業」に行くことは日常の一部でごく当たり前の活動でした。しかし、昨年の4月より自ら新しい職を選び、フルパートで働くようになり、平日の授業はほぼ参加できなくなりました。
初めの数カ月は新しい職場に慣れることで精一杯でしたが、仕事にも慣れ生活が落ち着いてくると、今まで参加できていた平日の「いのちの授業」に参加できていない事実に気付くようになりました。それは寂しさというより、物足りなさ…。やりたい事がやりきれていない満足感のなさでした。

私はなぜ、そこまで「いのちの授業」に参加したいと思うのか?自分の気持ちに向き合ってみました。

私は現在、認定こども園で保育士として働いています。そこでひとりひとりの子ども達と深く向きあうことの大切さを学びました。心に寄り添い関わることで子ども自身が安心して本来の姿を取り戻していく。子ども達が自ら育つ力を発揮して成長していく姿を目の当たりにしてきました。そんな生き生きとしている子ども達をみていると、なんだか羨ましくなりました。私も今やりたいことをやりたい!私が「いのちの授業」に参加して満足感でいっぱいになれば、保育の現場でも、子ども達によい影響を与えれるのではないか?

そして保育現場での気づきを「いのちの授業」に反映できるのではないか?

そう思うようになってからは、仕事の中抜けの時間を利用して、出来る限り「いのちの授業」に参加するようになりました。準備や後片付けは全く手伝えず、メンバーには負担をかけていますが、誰も嫌な顔ひとつせず、遅刻して参加する私に対し「よく来てくれたね、ありがとう」と毎回あたたかく迎えてくれます。そして、これまでとなんら変わることなく役割を振られます。それには感謝しかありません。

「いのちの授業」は私にとって「心が動く場」であり、ここいくは、ほっと落ち着く居場所です。私の体になくてはならない大切な栄養みたいなものなのだと思います。

 職場が変わったことで改めて自分が何を大切にしたいのか?必要なものはなにか?気付くきっかけとなりました。今後もひとつひとつの「いのちの授業」を丁寧に行うことが私の生きがいです。ぜひ、「いのちの授業」と出逢ってみて下さいね。

担当:ここいくメンバー 夛田 良子でした。
ここいく☎090-3446-8061(中村)