vol.218 やってみた  榊田さん一家

やってみたシリーズ第21弾

連綿と続ける“餅つき”は年末の恒例家族行事。

榊田さん一家(総勢15人)

もうかれこれ3/4世紀は続いていますね。餅つきは毎年12月30日。今まで小雨の時はあったものの、ほぼ晴れていました。その間、両親がなくなり、餅つき行事は兄夫婦が継承しました。その兄夫婦もなくなり、今は兄の長男が引き継ぎ家族行事として継続しています。多い時は総勢22人という大所帯。
狭い庭で、つきあがった餅を受け取り、大鏡餅を作ります。大小2段のお鏡さんを作るのですが、そのいびつなこと!まぁ、いいかっ。次にのし餅を15枚。みんな休む間もなくそれぞれも持ち場の仕事をこなします。・お湯を沸かす・薪を割る・火の番・手返しをする・餅をつく・つきあがった餅を伸ばす・子守り・餅に絡めて食べるための大根をすりおろす・そのほか絡める具材を用意する…。具材は、大根おろしがメインですが他に、きな粉、あんこ、なめ茸、キムチ、納豆、海苔、ふりかけ、たたき梅、塩昆布、すりごま、それに美味しいお醤油。
そして、12時過ぎに最終の大臼を全員でついて、ようやく終了。所狭しと並んだ器と箸。ぎゅうぎゅう詰めに座って、自分の席を確保。そして、いただきます。いつだったか、子どもたちがトッピング用に、チョコレートやクリームチーズ、明太子…どの組み合わせが美味しいか品評会をしたり。あろうことかわさび、からしなどを用意して、ドッキリで、からしを絡めたのを人に食べさせたり。涙があふれる顔にはもう、笑うしかないですね。断然美味しいのは、さっぱり系の大根おろしです。それに甘辛く煮たなめ茸。これが最高に美味しい。あと残り火で焼けたお芋もホクホクしていて、美味。これがデザートになって、もう満腹!
日本の伝統行事?でもないですが、我が家の伝統を子どもたちに継承し、末永く続けていられることに感謝です。





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