vol.216 みんなのひろば

 

 

 

環境・未来・各務原ーPFAS汚染と市政を明らかにする会ー 
代 表:小川 麻実さん
連絡先:kakamigahara.mizu2023@gmail.com

教員である私は、昨年の冬に「環境と子どもの健康を考える」という講義をon-lineで受ける機会がありました。その時にPFASの話を聞いたんです。そしたら今、各務原の水道水が問題となって…私の家、三井水源地エリアなんです!!
いろんなことを知りたいと思った。一緒に勉強できる仲間が欲しくてこの会を立ち上げました。何より子どもたちが口にするのが気になった。というのも、仕事場では子どもたちが水道水をガブガブ飲むんですよ。自宅には浄水器も付けたし、対策もとった。でも、これでいいのか???暑いのに、水を飲むなとも言えなくて…苦痛でした。
学校現場で「がん教育」っていうカリキュラムがあるんです。生活習慣を見直そうという内容で学んでいるのに、水道水に発がん性物質が含まれているかもしれない、ていうか「健康リスクのある水」なんて・・・おかしいと思いませんか?
水はみんなが使い、直接口に入るもの、しかも毎日。発生源を明らかにしないと、対症療法でしかないので、永遠に活性炭を交換し続けることになる。職業柄、血液検査は子どもの検査を優先してほしい。そして経年変化を見て行く必要があると思う。
娘が学童に行っていた時に、突如民営化の話が持ち上がり、あっという間に決まって…他の保護者と話す時間がなかった。長男が1歳の時は、保育所から入所は無理と言われ、実家に頼った。長年の不満が溜まっています。これも全て行政が決めること。政治は私たちの暮らしに直結しています。もっと関心を持たなきゃと思いました。だから市政を身近に感じられるところからスタートしたいと思っています。
夢フォーラムに参加してくれた人と繋がって、水問題も含めて、自分の思いを話せる場所と機会を作りたい。無理なく楽しく活動ができることを目指しています。

 


 

120億円の新総合体育館建設中止を求める会
代 表:高橋 明丈さん
連絡先:aki.takahashi@wh.commufa.jp

大規模体育館建設を必要とする根拠は3つ。 (1)国体、高校総体等大規模な大会がある。(2)興行として成り立つ。 (3)まちおこしの一環として。各務原市 の新総合体育館は 3,000 人以上が観覧で きる規模で根拠は、(3)の “まちおこし” のようです。スポーツ議員連盟が音頭を とったのですが、その理由は、「現在の体育館の収容力が少なく、近隣自治体の施設と比較しても人口規 模に対しては十分でない、エアコンが無い、駐車場が狭い、公式試合が出来ていない」と言うことです。
大規模な体育館を作る場合、全国レベルの競技チームがある かないかで施設の利用目的が達成できるか否かが決まります。例えば沖縄アリーナ、1万人が収容可能で年間10億円の売り上げがあります。それは、実力のある世界的なバスケットチー ムがホームグラウンドとして使っていると言う現状があるからです。しかも今の時代の流れは建物建設で賑わいを期待する時代ではなくなりました。次回アジア大会名古屋は分散型で、水泳競技は東京、ホッケー、サッカーは岐阜で開かれ名古屋では新規の体育館建設はありません。名古屋城構内の体育館の建替えのみです。
新総合体育館建設に120億もの予算をかけて、年に1、2回ほどの大規模大会開催しか期待できません。市は採算を問わないと言っています。即ち、維持管理費を含め負の遺産となり膨大な費用は子どもたちの世代にのしかかって来ます。
建設に予算を使うなら、今問題となっている「飲み水」に予算を使うべきです。それとこれは別?いいえ、財布は一つ ですからね。僕は120億円 かけてでも、新しい水源を探すべきと 考えています。PFAS が含まれた水、問題のある水源に活性炭を通して給水するやり方は中途半端で持続可能ではない。まさしく負の遺産です。PFAS が基準値越えたのは行政の手落ちではないからこそ、口先だけで誤魔化してはいけないんです。数値は日本の基準に甘んじ てはいけない。本来ゼロであるはずだから。

 

 





About Niramkko



にらめっこ


〒504-0855:岐阜県各務原市蘇原新栄町3-15
TEL・FAX

058-383-8666
Email

info@niramekko.com
情報誌情報

創刊:1987年
発行日:偶数月の第4月曜日
発行部数:22,000部

配布地域

岐阜県各務原市、岐阜市、関市、可児市、大垣市
設置場所

幼稚園、図書館、児童館、郵便局、教育関係などの公共機関、 大手スーパー、スポンサー様の窓口