vol.200 人生これから!

「やってみた」シリーズ第5弾

東奔西走!今日もバイク日和〜
    赤間 桂さん(60代)

落合集落(徳島県)

 バイク歴42年。とにかくタフな女性だ。通勤は自転車、遠出はバイク。四輪の免許を持たないがゆえに自然とそうなる。だから、冬だろうが、多少の雨でも、しっかり装備して走る。雨ニモマケズ、風ニモマケズ…走ることを本当に楽しんでいる。ただ、タフな彼女に付き合える人はそうそういない。それはそれでオーケー、ソロツーリングを楽しむと決めている。「ソロも気楽でいいですよ。でも4年前に紀伊半島一周をした時のこと。レディースプランでとっても豪華なホテルに格安で泊まれたの。瀟洒な建物で、ラウンジから見下ろす風景はナイスオーシャンビューでとてもロマンチック。時は夕暮れディナータイムじゃん。そこにポツンと私一人、フランス料理のフルコースを一人で味わうのは今回限りにしたいわ」と思ったそう。「やっぱり、美味しいね〜とか、夕日が綺麗!とか心の動きを共有できる人がいるとその旅は2倍も3倍も楽しめると思う」。というわけでバイク仲間ただいま募集中!と笑う。

UFOライン 瓶ヶ森林道(高知県)
四国カルスト(愛媛県)

 数年前、四国ソロツーリングを計画した。職場に休みを申請して、いざ出発という時に豪雨!で断念。数週間ずらしてリベンジ!しかし、まだ道路はズタズタで復旧しておらず、で断念。翌年、今年こそ念願の四国へ、と計画を練り直しいざ!という時に今度は台風。またしても走れなかった。西は鬼門か!?なんて冗談を飛ばしつつ、次の年、準備万端整え、職場の人に「行ってらっしゃい!お土産お願いね〜」と見送られて、気分はルンルン〜で出発。「やっと四国に行けるぞとはやる気持ちを抑えていつになく安全運転で走行していました。そろそろ神戸、そのあたりで、なんかおかしい、バイクの様子が変!路肩に止めて点検しようとしていたら、プスン、プスンとエンジンが悲しそうな音を立てて止まってしまった…ありゃりゃ?どうしたんだろう…」その後二度とエンジンはかかることはなかった。またしても断念か!したたる鼻水をすすりあげ、JAF に連絡してバイクをお見送り。自身は新幹線で帰る羽目に。

しょんべん小僧(徳島県)

 職場の人に「たらいま〜、とつぶやくと力が抜けちゃった。まったく、なんてこと!ここまで続くともう笑うしかないわ。」と高らかに笑う赤間さん。しかしついに昨年、四国ツーリングは実現した。おめでとうございます!!!実に七度目の正直。その時の写真が左。愛車にスリスリしながら、満面の笑み。(と言ってもヘルメットで笑みは見えませんが…)
 今年の計画は?と尋ねるとすかさず「北海道!」。バイカーなら一度は走りたい地である。
 取材後、彼女の愛車に乗って軽やかに走り去る姿を見送りました。北海道、私もご一緒させていただきま〜す。

募集中!

あなたの「やってみた」をご紹介させてください。掲載された方には人生これから!編集のライフデザインノート『ゼロの昇天』を進呈!


<手放したいけど手放せないものって?>

Shi) 密閉容器のフタだけがたくさんあります(笑)。いつか本体が出て来たら、と思うと処分できなくて。
Nishi)思い出、というか写真。本ももらってくれる人がいるならと、処分ができてません。一時期“収納”にはまっていたときがあって、収納ボックスをたくさん買いましたが、入れ物があると物が減らなくて。とりあえず何かあったときのために、家族に伝えたいもの、保険証書や通帳などは一つの箱に入れてあります。
I)古い年賀状や通帳が、個人情報が気になって捨てられずにいます。あと、母が残した着物もたくさんあって。私が着ようと思えば着られるし、いいものらしいから洋服にリメイクしてもいいな、とは思うのですが、なかなか。
Naka)物のない時代を経験してきた母が布切れや紙袋等を大事に保管していて、それが大量で困っています。
Ya)食器がたくさんあって。娘家族が来た時に要るし、お正月にはちょっといい食器を使いたい、と思うとなかなか整理できません。
Mi)写経したものを気安く捨てちゃダメと聞いて、どうしたものかと処分できずにいます。
Hashi)物に対する執着心がネックなのかな、なかなか処分できません。

<解決策は?>

Ta)大切な物はしまっておかずに使った方が、物も生きて喜ぶと聞いた事があります。ちょっといい食器も普段に使って、イマイチと思うものは処分したらいいと思います。
I)リサイクルショップに両親の食器をずいぶん買い取ってもらいました。以前、各務原市の広報に「あげます、ゆずります」というのを利用したこともあります。
Hase)昔のものは質が良い着物が多く、同じ品質のものは今ではなかなか手に入らないそうです。そんな着物を譲ってもらい、着物を勉強している若い人に渡して着てもらう、という方に寄付したことがあります。
Si)知っているキリスト教会が、古着を開発途上国に送る活動をされているので、そちらに届けることをしています。
Hashi)お嫁さんがメルカリであれこれ出品してくれて少しスッキリしました。

専門の方に聞きました。

長岡:何をどのように手放すかは、それぞれの感性ですよね。私としては、人形、印鑑、表札など、長年使っていた物は供養してから処分するのがお勧めです。印鑑のふちが欠けたら縁起が悪い、とよく言いますが、欠けたら持ち主に起る災いを印鑑が肩代わりしてくれた。でも一回は肩代わりしてくれても次はないです。ヒビが入ってしまった木の表札も、長年自分の代わりに家の表にいてくれた。そのように捉えると供養してから手放そう、と思いますよね。人形は、定期的に人形供養を受け付けている葬儀会社や神社などがありますから、そこで供養してもらうのもいいでしょう。ただ、中には人形供養の料金だけ受け取って供養せずにゴミ処理してしまうような業者もいますから、信頼できるところへ持って行く事が必要です。それには、こういう場に参加して情報交換することもいいですし、行政書士さんなどは業者さんと繋がりをもっている方も多いですから、そういう方に聞くのも方法と思います。写経したものも、処分してくれる神社やお寺があります。また、風水的には、手放す物を白い紙に包むと悪い気が外に出ないとされています。

 

            





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