vol.173 ぎむきょーるーむ

ぎむきょー173タイトル

学校帰りに友だちと、まったり〜
塾や習い事の合間にパパッと、
少ないおこづかいでも
お腹を満たし、ひと息つけると、
多忙な10代にも親しまれる
私たちの毎日にすっかり浸透した
コンビニ、ファミレス、ファストフード・・・

 

安さの中身
偽装アリ。基準値を超える農薬検出アリ。なんでもアリ!?のご時世ですが・・・・・・、表示を見てもわからないけど、原材料のほとんどは輸入品。長持ちさせるための保存料に潜む毒性も心配。

手軽さの中身
3分以内に出てくる食べ物が、ファーストフードの条件のひとつなんだって。時間のないときにもチャチャッと買ってパクつける。そのために失った手間ひま、プライスレス?

うまいのもと、におい
フゴフゴ、人は鼻で味わっていたんだ〜。フライドポテトの香ばしさも、ゴクゴク飲めちゃうジュースのうまさも、みんな「香料」が生みだしてくれるんだって。

うまいのもと、味
濃厚な深い味わい。一度食べたら、また、食べたくなる。素材によって味が変わる肉や野菜が、いつ食べても同じ味を保つために使われるのが「添加物」。

食べたい気持ちにさせる、CM効果
最近のトレンドは、エコ、ヘルシー、安全、そして食育!人気のキャラで、学校を使って、ジャンクで不健康なイメージから脱皮をはかる企業戦略にご用心。
母本音

子ども本音
ほとんど輸入食品
外食産業は食材の多くが輸入品。人気ナンバーワンのハンバーガーやハンバーグに使われている牛肉は、どこの国から来たんだろう。たとえばそれがアメリカ産の牛肉だったら、BSE(牛海綿状脳症)の問題は未解決。アメリカは飼育履歴管理が???だらけ。BSEの原因の肉骨粉をエサにすることを禁止していない。
輸入農産物については、遺伝子組み換えや農薬が心配。それに、輸入穀物はその大部分が国内の家畜の飼料にもなっている。国産の肉も遺伝子組み換えトウモロコシなどのエサを食べて育った家畜の肉が多い。外食産業の安さのヒミツはここにある。

スカッと、リフレッシュ!!ジュースは「香り」で選ぶっしょ?
「香料」の二文字にかくされた化学物「果汁1%」のからくり
味の決め手になるのは、じつは原材料名表示のうしろのほうにある「香料」。水と着色料と香料があれば、どんな味のジュースでも、どんな色のジュースでもつくりだせます。ただの色水が天然ジュースと見まがうものになるのです。
おいしさの大半は香りで決まるといいます。人間の嗅覚はたいへん敏感で、記憶とも蜜に関係しています。

香料の中身ってなに?
食品添加物は、合成のもの【指定食品添加物】と天然のもの(既存食品添加物)に分けられますが、着香料は、前者で約100品目、後者で約600品目あります。いかに食品が香料でごまかされているか、これを見てもわかります。
ジュース類にかぎらず、ありとあらゆる食品に香料が使われています。
また、複雑な香りや味を科学的につくることで、常習性というか、何度も飲みたくなるような味をつくることができます。コーラなどにはカフェインも含まれていますから、依存しやすくなるのはたしかでしょう。

学校でPRすると・・・
一生食べ続けてもらえる!?

一般に、幼い頃に受けた印象は、その子の記憶に深く刻まれます。ときどきこんなはなしを聞きます。妻がわざわざかつおや昆布のだしをとって味噌汁をつくったのに、夫は「味が薄い」といって喜ばない。なぜかというと、子どものころからL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とした「味の素」の味に慣れてしまっているため、天然のだしでは物足りなく感じてしまうのです。
L-グルタミン酸ナトリウムは昆布   に含 まれるうまみ成分ですが、それを調味料として単独で摂取した場合、味覚神経を刺激して、その刺激が脳に記憶されるのです。
多くの食品会社は同様な「刷り込み」を、まさに食育という名のもとに、小・中学校でなかば強制的に行われているように思えてなりません。子どもたちがハンバーガーやポテトチップスに興味をもち、実際に食べてその味が脳に記憶されたとします。すると、一生食べ続けてもらえる可能性があります。

食べ物が商品になってから
富山洋子 日本消費者連盟代表運営委員

私たち一人ひとりのいのちを支える「食べ物」は、本来、風土に根ざした食べ方が望ましいのですが、今私たちの食べ方は、「地産地消」「旬産旬消」からほどとおいものになっています。商品としての食品が工場で大量生産され、スーパーなどによって広域に流通しています。さらにその流通は拡大し、いまや大量の食品が国境を越えています。
食品が大量生産されることで、品質が一定し、価格も安くなったかもしれません。しかし、もともと食べ物は大量生産や一定の品質を保つことになじまないものです。無理になじませようとした結果、食品添加物が多用されるようになりました。
インスタント食品などの出現で、簡便な食生活ができるようになり、遠くから運ばれてくる「珍品」も手に入れやすくなるなど、食品添加物のメリットが挙げられています。しかし、私たちの食べ物が歪められているという、本質的なデメリットを忘れてはならないと思います。
さらにいうと、ジャンクフードと呼ばれるもののほとんどが比較的安価であり、無添加の食品や有機栽培の農産物は高価だし容易に手に入らない、経済的な余裕のない人は添加物と脂質のたっぷり入ったものをたべるしかない、ということにも釈然としません。結局、食べて身体を壊してそんをするのは消費者だなんて。そんな悔しい現状を変えていくことを、一人ひとりがめざしたいと思います。
食べ方は、生き方につながると思います。ていねいにつくられた食べ物を、ゆっくりいただくことができる社会を求めていきたいですね。

食べ物の物語を紡ぎだす

まず、暮らしの中でなににお金をかけるかを、もう一度考え直してみることです。食べ物にそんなにお金をかけられないとしても、その範囲の中で変えてみる。コンビニでカップスープを買うのをやめて、昆布とかつおぶしを買い、だし汁をしっかりとる。これは面倒なように感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。かつおの丸節と昆布なんて一度買えば長く使えるし、市販のだしの素よりずっと安い!
だし汁がしっかりしていると、具は豆腐、野菜などどんなものでも十分おいしい。おいしいと満足するんです。慣れてしまえば、ジャンクフードを買いに行くより早い。そして、ゆっくり食べる時間をつくることも大切です。歩きながら食べたり、のみ込むようにして食べたりするのではなく、食卓についてたのしみながらいただく。食べることはあくまで「個」のこと。肉は身体に悪いとか、農薬のついた野菜は食べるなとか、誰かに命令されたら、正しいことでもいやになります。
子どもは、質素でも風土の中で育った食物を食べた経験を少しでも持っていれば、ある時期はジャンクフードにまみれても、からなず気づくときが来ると思います。だから、多少のことは大丈夫と思いましょう。まず、目の前の食べ物の表示を見ることから始めましょう。そして、結果として押しつけられているいまの食べ方から「自由」になり、食べ物の豊かな物語を紡ぎ出してみませんか?





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