VOL.153 暮らし上手 -医・食「排毒について」

01

排毒システムを知ろう!

<7時~9時>小腸が活躍する時間。小腸が大量に栄養を吸収してくれる時に朝ごはんを食べる。朝ごはんを食べたら肝臓を守ることができます。

<10時~12時>心臓の働きのゴールデンタイム。心臓がちゃんと機能していたら、栄養がきちんと行き渡る。もうひとつ、この時間帯は一番賢い時間帯。ものを覚えることとか、アイデアを捻る企画会議とか、この時間がベスト。

<12時~13時>全身器官の働きがすべて集まって最高になるとき。この時間にちゃんと食事をしたら、体の血となり、肉となるように全身器官が総動員で働いてくれます。

<13時~14時>一日の中で2番目に疲れる時間。だから仕事をするなら休憩的な仕事をするのがおすすめ。

<14時~16時>感覚が鋭くなる時間。分析力、創造力もどんどん高まっていきます。

<16時~17時>一日の中で1番疲れる時間。体力が消耗する時間なので、おやつなど、ちょっとしたものをこの時間帯にとってください。

<17時~18時>体を動かすのに一番いい時間。だから体を動かす仕事はこのあたりにしましょう。

<18時~20時>情緒が不安定になる時間。ここはちょっとのことでイライラしやすいので、ゆったりかまえて。夕食時間は遅くてもでも20時までに。

<20時~21時>反応が敏捷になる時間。そして記憶力がよくなる時でもある。夜何か覚えるときには、この時間がグッド。

<21時~23時>免疫系統の排毒時間。ここから体が順番に排毒を始める。また、この時間は血液中の白血球の量が倍になって体温が下がり始めるので、のんびりして音楽を聴くといい。「免疫系統」っていうのは「リンパ系統」ともいい、静脈に取り込まれずに溢れた老廃物を代わって運搬してくれるんです。そしてリンパが体液の余計なものを濾して、もとの場所へ戻してくれるんです。

<23時 ~1時>肝臓以外の大部分の人体器官の動きがスローダウンする時間帯。肝臓は、この時間帯を利用して人体の毒素を取り除く。この排毒過程は熟睡中でないと起こらないのです。肝臓の働きっていうのは、有害物質を解毒して無害物質にしたり、有害物質の中にある老廃物をとって胆汁にしたり、体にとった養分をブドウ糖、グリコーゲンっていう動くものにしたりしてくれます。

<1時~3時>胆の排毒時間。胆っていうのは胆汁を溜めたり、排出したりする場所。肝臓が作った胆汁を溜める場所になっています。排毒とかが終わり3時になって体の中がやっと寝始めてくれる 時間です。

<3時~5時>肺の排毒時間。よく、ぜんそくとかの人で明け方に咳が出る人っていますよね。それは、肺が排毒してるから。そんな時に咳止めとかを飲んだら、悪いものが出なくなるんですね。だからなるべく出るようにもっていくのがいいです。一番いいのは、この時間に咳をしたりしたら、腹筋で息を吐くようにすることです。

<5時~7時>大腸の排毒時間。この時間にトイレに行くのがいいんです。大腸の働きは、体内の老化した細胞や血液をうんちに物質変換してくれます。消化吸収されなかった食べ物とともに排泄します。

きっちり排毒しよう!

01「排毒」とは、体内の毒素を外に排出することをいいます。咳や嘔吐、尿、大便、汗、痰、鼻水、涙、目やに、そして女性の月経時の出血などによります。それに対し「解毒」とは体内で毒を処理する事です。基本的には肝臓がその中心的役割をになっています。
また、肝臓以外では細胞に解毒作用があり、皮膚の細胞も解毒機能を持っています。
女性は閉経を過ぎると急に病気になったりする場合がありますが、月経による排毒(毒素の排出)が少なくなるからと思われます。

「出るものは止める」という考えが文化の中にあります。人前でゲップをしたり、おならをするのは失礼だとされます。その根底には「出るもの」は「不浄」という価値観があるからにほかなりません。ところが、排毒・解毒という毒素を排出するという視点に立つと、一転して、「出るもの止めるべからず」となります。

 

排毒法イロイロ

足湯と半身浴について
足の裏の細胞が活性化するとそれだけ毒素が排出されやすいので、足湯とともに、半身浴も効果的です。いずれもうまく毒素の排出が行われた時は「筋肉が柔らかくなる」「カラダの動きが軽く感じる」などの感覚が感じ取れます。「毒素を排出する」という事に着目した時の足湯、半身浴を効果的にするには、「ミネラル塩」を入れる事をオススメします。ただのお湯につかるより、排毒を促す効果があります。

効果絶大!半身浴

01何より気持ちが良いです!現在健康に何ら問題がない方でも、日々の疲れや老廃物を流してリラックスして明日を迎えるためにも、ぜひ実行をお勧めいたします。
37~38度くらいのお湯に、みぞおちから下だけ入ります。風呂フタをテーブル代わりにして本を読んだり、防滴ラジオを聞いたり、時間はいろいろに活用できます。(暗くして、みつろうキャンドルなどを灯すといい感じです☆) それで最低20分くらい。じわ~っと身体の芯から沁み出るように汗ばんできたらOKです。健康維持のためならこれでいいと思いますが、「治療として」半身浴をするには1時間以上湯船に入られることをお勧め。汗が出ない場合もあります。でも出なければ出なくても大丈夫、湯につかっている皮膚から目に見えない形で、きちんと排毒されています。単なる老廃物だけではなく、身体に溜め込んでいて排泄されていない化学物質が出てくるようです。それだけの効果が半身浴にはあります。

足湯もオススメ

01足湯とは、手軽に半身浴の効果が得られるすぐれた健康法です。冷え性の方はもちろん、足の疲れやむくみ取りに、
リラックス効果もあるので寝付けない時などにもおすすめです。また、足湯には自律神経のバランスを整える作用があり、続けて行うことで体質改善にも役立ちます。

 

足湯の注意点
・病気(心臓病・糖尿病・高血圧・低血圧など)の人は温度を38度位の低めで行って下さい。
・出来たら、1日3回以上すると効果的です。(お風呂とは別)朝・昼・夜・寝る前と出来たら、なおGOOD!(^_^)b