やってみたシリーズ第23弾
何でも挑戦!の精神でジャズダンスしてます!T・Kさん(60代男性)
スポーツジムに通い始めて数十年のTさん。これまで各種マシンやプールなどを使い、スタジオではヨガ、エアロビクス、トレーニング運動などにも参加し、しっかり体力作りに励んできました。おかげで体力には自信があるし、歳のわりには若いねとよく言われます。
1年ほど前のある日、なんとなくガラス越しにジャズダンスのクラスを眺めていると、「一緒にやりませんか?」と先生から声をかけられました。見ると30名ほどの参加者は女性ばかり。一瞬ひるんだけれど、日頃から機会があれば新しい事には何でもチャレンジしようと決めているTさん。「何でも挑戦!」と自分に言い聞かせ飛び込みました。
始めてみれば、そういうプログラム内容なのか、この歳の初心者でも意外といける感じ。マシンで黙々とストイックに鍛えるのも良いけれど、音楽に合わせてみんなと一緒に体を動かせば、思いの外気分転換になるし、今まで使っていない筋肉を使うのが実感できました。知らないうちに結構な運動量をこなしていて、終わった頃には汗びっしょり。汗を拭えば爽快感もあります。その後男性が2人加わりました。楽しいスタジオレッスンが1つ増えてますます充実したジム通いを続けるTさん。
そんなある日、「各務原市の桜まつりの“桜ステージ”にこのクラスで出場しましょう」と先生。思わず「えっ!?」と心の声。これまでの人生で、ステージに立ち踊るなんてことはなかったこと。そして、これからもないと思っていました。しかし、次にあの「何でも挑戦!」の言葉が湧いてきて、よっしゃ、やるかと決断。ところが、男性2人が都合が悪くなり欠場することに。男性は1人の出場者になってしまいました。
曲目が決まり、お揃いのTシャツを買い、指にはめる長いリボンももらい、ステージでの並び順も決まりました。なんと新入りなのに最前列で踊る事に。
いよいよ当日、始めて足を運ぶ桜祭りは噂通りのすごい人出。ステージのプログラムをみればジャズダンスに、キッズダンス、歌にベリーダンスやフラダンスと、実に多彩な内容で大勢の出演者。いよいよ本番、緊張しまくりでもなんとか無事にやり終えました。到底楽しむ余裕などなかったけれど、何でも経験してみないとわからないというのが正直な感想。来年もステージに立つかは未だ決めていないけれど、ジャズダンスはもう少し続けてみようかな。
ちなみに、ジャズダンスの効能を検索するとこんな一文が。「ジャズダンスは、音楽と身体を使った表現方法であり、ストレス解消やリラクゼーション効果があります。また、ダンスは右脳・左脳どちらにも刺激を与える運動です。 感情を司る部分、音楽を楽しむ部分、自分の動きを合理的に考える部分など、脳の様々な部分に影響を及ぼし、認知能力を上げる効果があります。 そのため、ダンスによって脳を活性化し、精神面に良い刺激を与えることができます。」これは続けるしかないとTさんは思うのでした。