ゆっくり・のんびりエコツーリズム
一昨年から佐久島にご縁があり、何度も訪れていた中川さん。「この島は観光の島なんです。でも、人口減少で過疎化が進んでいます。この島が大好きで、何かお手伝いできないかと模索していたら島以外の人たちが参加できる、『さくっとプロジェクト』があることを知り、私は海岸のゴミ拾いをすることにしました」。
9月22日、一色港に9時に集合。9時30分発の船で佐久島・西港に到着。弁天サロンでプロジェクトに初参加の方はカードを発行してしてもらいます。次に自転車をレンタルして島を時計回りに。いざ出発!
今回は白浜海岸でゴミ拾いです。ゴミ袋は二つ。燃えるごみ用(プラスティック、ビニールなど)と燃えないごみ用(ビン・カン類など)。ペットボトルは稀に中身が入っているのでそれを捨てて回収。大きさもまちまち。1時間もするとゴミ袋にいっぱい集めることができました。
「ゴミの中で特に目立つのが、ペットボトルなどの軽いゴミ。陸から川を流れてやってきます。時期によっても(夏、冬)風の吹く方向がかわるので漂着物が多い海岸が変化します。潮の満ち引きによってゴミは行ったり来たりします。街から流れてくるゴミがほとんどなので、自分たちの街に帰った時にこの島のゴミを思い出してもらって捨て方を考えてください、とお願いしています」と語るのは、西尾市 交流共創部 佐久島振興課の三矢さん。
ゴミ拾いの後は海岸でお弁当タイム。参加者同士の交流の時間です。「がっつりゴミ拾いかと思って参加したけど、こんな時間(交流タイム)もいいですね」「ゴミ拾いとランチタイムに交流するというやんわりムードなら参加できる」「食べたもので血液が作られるんだよ。この塩むすび最高!」と様々な意見・感想を述べながら自己紹介。最後はみんなで歌を歌って帰路につく。東港から帰るルートで、他の海岸に寄るとそこも目に余るゴミが…。「今度のゴミ拾いはここだね」と、誰からともなくそんなつぶやきが聞こえました。
大空に飛ぶトンビが「また来てね〜」と言わんばかりに頭上を旋回していました。