vol.175 口内フローラ&風邪予防

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腸内フローラと同じくらい大事だと言われている口内フローラとは?

口内フローラとは、口内にある細菌のバランスのこと。口の中には、いろいろな細菌が住みついていて、お花畑のように、細菌叢を作っていると言われています。善玉菌、悪玉菌、日和見菌と、腸内フローラと同じような状態で口の中にいるといわれています。ちなみに、その数は、約700種類、1000億個以上の細菌だと言われています。善玉菌の方が多ければ口内フローラはよいバランスが保たれていることになります。

腸内フローラと違う所は、細菌が血管に簡単に侵入できる点だと言われています。腸内フローラでは、万が一血管内に侵入したとしても、肝臓で解毒、つ まり細菌として働けないようにされてしまいます。が、口腔内から侵入した細菌は、解毒されずに体中に運ばれてしまいます。その時間は何と、90秒足らずだ と言われています。なので、虫歯をそのままにしておくと、命を落とすとか、歯槽膿漏によって、重大な病気になってしまうとか、昔からよく言われています。
そのためにも、口内フローラを見直して病気にならないように十分に注意することが必要になってきています。

口内環境が原因でおこる病気に注意
もともと、口内は呼吸器の末端であり、さまざまな疾患の引き金になりやすいことに加え、口内細菌は血管内に侵入する可能性が高い。それらがきっかけとなり、動脈硬化や悪性腫瘍、リウマチ、早産などの深刻な疾病につながる危険も高まってくるため、気を引き締めなければいけません。
虫歯や歯周病などの予防ケアはもちろんですが、これからは年齢とともに乱れがちな口内フローラを、いかにいい状態で保てるかが重要になってきます。

口内環境作りの鍵は唾液と乳酸菌
まずは、「天然の抗菌剤」である唾液の分泌を促すため、よくかんで唾液腺を刺激することです。そして、善玉菌を増やす乳酸菌を上手に摂取しましょう。糖質過多の食事を避けて、抗酸化作用の高いものを摂取することも大事。もちろん、正しいオーラルケアをしたうえでの話です。虫歯などの口内の問題が山積みで、手っとり早く口内フローラをよくしたいという人は、まず乳酸菌を摂取するように。乳酸菌を摂取すれば善玉菌が増え、口内のpH値が下がって病原菌の侵入を防げるから。口内フローラを整えることは、腸内フローラを整えることにつながります。

抗酸化作用の高い食品
NO.1は、バナナです。バナナはアミノ酸や各種ビタミンの宝庫であり、食物繊維もたっぷりと含まれた食品です。
次に、カボチャの黄、ニンジンの赤、ピーマンの緑・・・いわゆる緑黄色野菜の色は、カロチンという成分が含まれている証拠で、抗酸化作用の高さのバロメーターです。トマトに含まれるリコピンや、ナスに含まれるアントシアニンも抗酸化作用の高い成分です。色とりどりの野菜を食べて、抗酸化作用の恩恵にあずかりましょう。
そして、キャベツ、ほうれん草、ブロッコリー、ケールなど。
抗酸化作用の王様として君臨するのは、ニンニク、ショウガ、ネギ、セロリなどのいわゆる香味野菜!!旬に応じて手に入れて、できれば、皮ごといただきましょう!

口内フローラの改善方法その1
まず、「パタカラ体操」をやってみましょう。唾液の分泌を促して歯周病の予防にもなります。そのやり方は、
「パンダの宝物は、パパパンダからもらったラッパ。歩いてパタパタ、鳴らしてパタパタ、高かったラッパで財布の中身は空っぽ」と唱えます。それぞれの鍛えられる筋肉は、
•パ 唇 •タ 舌の中央 •カ 舌の奥 •ラ 舌の先 なので、「パタカラ」と唱えても良いのですが、文章にした方が楽しいかもしれませんね。舌の筋肉や唇の筋肉を鍛えることで唾液の分泌を多くし、歯周病を予防します。
悪玉菌を防ぐ飲み物は、緑茶がオススメ。食後に一口飲んでぶくぶくするだけでグッド。

改善方法 その2
♪寝る前の歯磨きは入念に行う。一か所あたり10秒。 ♪歯周ポケットを磨く。歯ブラシを歯に45度に当ててかきだす。 ♪良い睡眠をとって自律神経を整える。 ♪口で呼吸するのは辞めて、なるべく鼻で呼吸する。 ♪ビタミンDとAを取る。 ♪食事はよくかんで食べる。
特に歯の磨き方が大切です。鉛筆を握るくらいの弱い力で、スキマに入れて、なるべく細かく振動させて磨きます。動いていないと思うくらいの細かい動きがちょうどいい加減です。

気になる木枯らしの季節 究極の風邪予防!
風邪は万病のもと!そもそも、風邪とは?
風邪とは、主にウイルスの感染によって上気道(鼻腔や咽頭等)が炎症性の疾病に掛かった状態のことであり、咳嗽、咽頭痛、鼻汁、鼻づまりなど局部症状(カタル症状)、および発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状が出現した状態のことである。 鼻汁は通常、風邪の初期はさらさらとした水様で、徐々に粘々とした膿性に変化する。

風邪の予防はヨーグルトでOK?
TVとかメディアで風邪の予防や対策は、ヨーグルトでOK!って本当?調べると、ヨーグルトには乳酸菌が入っているから。ただ、乳酸菌がウイルスをやっつける!のではなくて、乳酸菌によって腸内環境を整えて、免疫力を上げるっということなんです。

風邪予防の効果的な方法は?
では、免疫力を高めたうえで、風邪にならないための予防は何でしょうか?ずばり、感染経路の遮断です。1.手で口や鼻を触らないこと。2.手をこまめに洗うこと。3.外出時は、マスクをする。これだけで、風邪予防の確率はかなり上がるはずです。マスクは本当に大事です!では、万が一かかってしまったら、どうすればいいんでしょうか?これもずばり、あったかくして、寝る!!!これだけ。風邪にかかって熱が出るというのは体の中で、インフルエンザなどのウイルスを退治するために、白血球やほか免疫機能がフル回転しているんです。発熱は、体が治そうと頑張ってる証拠。体にいい食べ物を摂り、とにかく体を休めましょう。とくにビタミンCは、酸化を防ぎ、白血球が働きやすい環境を整えてくれると言われています。

%e3%83%88%e3%82%99%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%af究極の食べ物・しょうが
しょうがは、加熱したものを食べるように
•しょうがと玉ねぎのスープ•はちみつ入りのしょうが湯•しょうが入りはちみつレモン•ジンジャーミルクティー…まだまだいっぱいありますよ!風邪予防には、マスクを使って、なるべく鼻や口に触らないこと!もしも、風邪にかかってしまったら、ビタミンCとしょうがとヨーグルトをたくさん食べて寝る。これに限ります。

(参:健康の豆知識)





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